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医療法人社団 聖美会 多摩中央病院

看護部長インタビューinterview

看護部長の“想い”がわかるコンテンツです。

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看護部長インタビューinterview

看護部長の“想い”がわかるコンテンツです。

メイン写真
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患者様の信頼を得て、
ともに考える看護を実践する。

Profile

看護部長/伊藤 浩看護補助者として精神科病院に入職し、働きながら准看護学校に通い、資格取得後、3年間勤務。一度離職して異業種へ転職するも、再び看護の道を極めようと、療養型の病院で働きながら看護師資格を取得。結婚を機に転居し、2003年に「多摩中央病院」に入職。部署異動でさまざまな病棟を経験しながら、看護主任→看護師長→看護副部長とキャリアを重ね、2026年4月に看護部長に就任して現在に至る。

これまでの歩み

看護師を志した理由を教えてください。

看護師だった母親の影響が大きいですね。看護補助者として精神科病院に入職し、働きながら准看護学校に通いました。当時の精神科病院は、治療の場というより「生活の場」に近いところが多く、医学的には入院の必要がなくても、ご家族の都合などで退院できない方が多くいらっしゃいました。

だから准看護師の資格取得後も、患者様のひげ剃りやキャッチボールの相手をする日々が続き、看護の仕事に面白さを見出せず、奨学金の返還免除のための勤務期間が終了したタイミングで医療業界を離れてしまいました。

でも、転職先の運送業界でも上手くいかず、半年程で退職することに…。どうしていいかわからなくなって、少し休んで自分の人生を見つめ直す期間をつくった時、「何もかも中途半端で終わらせていたら、何も上手くいかない」という答えが出て、自分を変えたいと思ったんです。

それで再び看護の道に戻られたんですね。

はい。都内の療養型の病院で働きながら、看護師を目指して看護学校に通いました。その学校の先生方がとても素晴らしくて、「人間って面白い、看護って奥が深い」と、どんどん授業に引き込まれていった記憶があります。

もともと老年看護に興味があったので、看護師の資格取得後は、国立病院で老年期の看護を深め、結婚に伴う転居がきっかけで当院に入職しました。当時は精神科に特別な思い入れはなかったのですが、看護学校時代の恩師が、「精神科は患者様を全体的に捉える必要があるから奥が深い」と言っていたことを思い出し、携わってみたくなったんです。

管理職になったきっかけは何でしたか?

私は患者様の近くでケアがしたいタイプなので、正直、管理の仕事にはまったく興味がなかったです。でも、今は亡き当院の創業者である当時の理事長から、主任や師長のお話をいただいて、お世話になった方の期待に応えたくて引き受けました。

その後は看護副部長になり、2026年度に看護部長となりましたが、今でも患者様の近くで過ごす時間が好きです。でも部長になったからには、看護部をもっともっと良くしていきたいので、各病棟の所属長と一緒に業務改善を進めています。

テーマ1

現在の挑戦

こちらの病院の特徴を教えてください。

当院は地域に根差した320床の精神科病院で、外来部門・急性期病棟・慢性期病棟・特殊疾患病棟・訪問看護・デイケアと、患者様を中心に包括的なケア体制を築いています。最近は入院患者様の高齢化が進んでいるため、介護度が高くなった際には特殊疾患病棟にて身体管理も行える体制を整えました。

大切にしている看護方針について教えてください。

患者様と一緒に看護を考えることですね。例えば、高齢で歯が少なくなった患者様に対して、こちらの勝手な判断で食形態をお粥に変えるのではなく、患者様と向き合い、食事にストレスを感じていないか、飲み込みにくくないかと、お話を聞くことから始めます。そして、患者様の困りごとを解消するために食形態の変更を提案し、ご本人が納得した上でお粥を提供するという流れにしたいです。

そのためには、日々の関わりの中で、「この人が言うならそうしてみよう」と思ってもらえる信頼関係を築くのも大切です。

患者様の信頼を得るために心がけていることはありますか。

根気よく向き合うことでしょうか。精神科患者様の中には、疾患の特性上こだわりが強い方もいらっしゃいます。以前担当した統合失調症状の患者様で、勉強熱心で、勉強用の新しいドリルの購入をご家族に頼む一方で、手元のドリルを処分したくない気持ちが強く、自宅も病室もドリルでいっぱいにしてしまう方がいて、ご家族も困っていました。

患者様の内面の変化を促すことは、医療行為や服薬では限界があり、看護師の関わり方が大きく影響する領域です。幸いにも当院は、患者様との時間をつくりやすい環境なので、その患者様と丁寧に関係性を築き、最終的にはドリルの購入を控える方向で折り合いがつきました。気難しい患者様だったからこそ、関係性を築けたことが自信につながりましたし、患者様と向き合う大切さを改めて実感した体験でしたね。

テーマ2

職員への思い

スタッフのために取り組んでいることはありますか。

人事評価や部署異動、キャリアアップの機会の提供など、何ごとにおいても公平性を重視することです。勤続年数に関係なく能力や頑張りが評価されて、「この職場なら頑張れる」と思ってもらえるような環境を目指しています。

また、研修室のリニューアルやeラーニング用のタブレットの購入など、学びやすい環境づくりを進めています。昨今の急激な社会の変化に伴い、精神科医療も人権問題も従来の解釈では対応できなくなっていますから、そのような変化についていける学習も取り入れていきたいです。

どんなスタッフを歓迎していますか。

何ごとにも前向きで、謙虚な姿勢で仕事に取り組める方であれば、年齢や経験は問いません。実際に当院には、さまざまな年齢・性別・キャリアの看護師が在籍しています。

ワークライフバランスを重視し、男女ともにキャリア開発や子育てを大切にできる環境を整えているので、管理職の男女比も偏りがなく、女性だけでなく男性スタッフも積極的に育休を取得しています。定年退職前後のプラチナナースの採用にも力を注いでいますし、2025年には外国人スタッフの受け入れもスタートしました。

また今後は、一度退職したスタッフが再入職しやすいように、カムバック制度を導入予定です。これまでも、家庭の事情やスキルアップのために一度退職した職員が、「またこの病院で働きたい」と戻ってきてくれたケースがあるので、そういった仲間も温かく迎えたいと考えています。

求職者にメッセージをお願いします。

当院は今の時代に合わせて、柔軟な働き方・学び方ができる職場づくりにも取り組んでいます。例えば、本業に影響がない範囲での副業を認めたり、好きな時間・場所で学べるオンライン研修やeラーニングを導入したりと、自由度の高い組織に変化しつつあるところです。

当院はお休みが充実していて、2026年度は年間130日も公休があるので、家庭はもちろん、趣味やプライベートも充実させられる職場です。ぜひ当院で、精神科看護を楽しみながら、自分らしい働き方を見つけてみてください。

テーマ3

プライベートの過ごし方

家族との時間を楽しむ休日♪

3人の子どもがいるので、休日は家族で出かけることが多いです。先日は毎年恒例のいちご狩りを楽しみました。初夏には奥多摩方面に釣りやバーベキューに行きたいなぁと計画しています。

プライベート