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医療法人社団 寿光会 岬病院

看護部長インタビューinterview

看護部長の“想い”がわかるコンテンツです。

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看護部長インタビューinterview

看護部長の“想い”がわかるコンテンツです。

メイン写真
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スタッフ一人ひとりに向き合って
話を聞くことを大切にしています。

Profile

看護部長/前田奈穂美看護学校を卒業後に新卒で国立病院に入職し、精神科・外科・手術室・血液内科などで勤務し、看護師長になったあとは救命センターへのドクターヘリの導入を行う。副看護部長就任後は新築移転時の増床に関する責任者を担うなど、さまざまな経験を積みながら計39年間勤務し、2023年に退職。その後あすのきケアグループ(ACG)の病院に入職して看護部長を務め、2025年4月に「岬病院」に異動して看護部長に就任し、現在に至る。

これまでの歩み

看護師を目指したきっかけを教えてください。

母が病院で看護助手として勤務していて、中学生のときからお休みの日はときどき母の勤務先で患者様の食事介助・おむつ交換などのお手伝いをしていました。今考えると良いのかな?と思いますが(笑)。その中で「私はこういう仕事が向いているかもしれない」と感じたんです。

あとは、私が小学生のときに父を亡くしていて、「もし私があのとき看護師で知識があったら何かできていたのかな」とずっと考えていたことも関係していて、父にはしてあげられなかったけれど、その分ほかの誰かのために何かができればと思い、看護師になることを決めました。

新人時代について教えてください。

好奇心旺盛で何でもチャレンジしていたので、その分たくさん失敗もしてきました。多すぎて何から言っていいやら…(笑)。お薬を渡し忘れたり、注射を間違えそうになったりと、冷や汗もののエピソードがたくさんあります。失敗したときは落ち込みはしますが、落ち込んでいることは患者様には関係ない話ですし、そこで立ち止まっていたら先には進めないなと思って、切り替えていました。先輩からも「そこでとどまらないで、悩んでいるなら身体を動かしなさい」と教えてもらったので、その教えをもとに取り組んでいましたね。

あとは、採血がうまくなりたくて必死に練習していたら、ある日患者様から指名してもらえたことが印象に残っています。当時は心臓外科の病棟に勤務していて、ほぼ毎日採血がある患者様ばかりだったので、患者様も失敗されるのは嫌なんですよね。その中で採血のときに「前田さんいる?」と言ってもらえたときは、うれしかったです。

看護師としての転機はありましたか?

以前働いていた病院で、あるスタッフと意見の食い違いがあり、看護部長に呼ばれて説明を求められたことがありました。呼び出されたので責められるんだろうなぁ…と思っていたら、「私はあなたの考えが聞きたいの。他の人のことは良いんだよ」と言い、真剣に私の話を聞いてくれたんです。

このときに、看護部長のように、否定から入らずに相手の話を聞き、一方だけの意見に左右されない人になりたいと思い、管理の道へ進むことを決めました。管理職になった今も、まずは「何かあったの?」と話を聞くようにしています。

テーマ1

現在の挑戦

2025年4月にこちらに看護部長として就任したそうですね。

ええ。スタッフが、患者様やご家族に対して「自分の家族だったらどうするのか」ということを意識して看護を行えるくらいの余裕を持てるよう、人員配置・教育制度・福利厚生面を整えていこうと考えています。そのために、まずスタッフ全員と面談を行って悩みや要望を聞き取っていく予定です。

また、スタッフが少しでも楽に仕事に取り組めるように、私のこれまでの経験を活かして、より使いやすい物品や、こうすれば効率的に業務を行えるという情報をみなさんに提供していきたいです。

教育制度について教えてください。

入職後は、新人さんには担当の先輩が付いてマンツーマンで丁寧に指導を行っています。研修は現在は対面研修のみなのですが、誰もが公平に学べるように、近々eラーニングを導入し、オンライン形式で研修を行っていく予定です。

また、認知症ケアに関する学びにも力を注いでいて、スタッフにはグループ主催のユマニチュードに関する研修に積極的に参加してもらっています。

こちらの看護の特徴を教えてください。

患者様の残存機能を低下させないよう、寝たきりにさせないよう、多職種で協力してケアを行っています。当院の患者様は、終末期の方から食事もしっかり食べられて歩けるという方まで、症状の幅が広いのですが、スタッフ間で連携しながら患者様お一人おひとりに合わせた支援を行っています。

また、「患者様ともっと深く関わりたい」「じっくり向き合って患者様の希望に沿った看護を提供したい」という思いで入職するスタッフが多く、食事介助の際などはみなさん積極的に患者様に声を掛けているんです。ですので、そういった患者様と向き合う看護がしたいという方には向いている職場だと思います。

テーマ2

職員への思い

スタッフに対して心掛けていることはありますか?

スタッフから話しかけられたり、相談されたりしたときは、手を止めて相手に向き合うことを心がけています。わざわざ時間を作って話に来てくれているのに、迷惑だったのかなと受け取られるような態度だったら、もう相談もしたくなくなってしまいますよね。なので「いつでもウェルカム!」な姿勢を見せるようにしています。どうしても忙しくて対応できないときは「今はごめんね、またこちらから連絡するね」と、丁寧に対応するようにしています。

どのような仲間を歓迎していますか?

当院で働きたいと思ってくれる方なら、新卒・第二新卒の方、子育て中の方、ブランクのある方など、どなたでもうれしいです。
新卒・第二新卒のときは「急性期で技術を身につけよう」という風潮があると思いますが、慢性期病院で提供する看護は急性期病院とそこまで変わりないですし、点滴・採血などの看護技術も身に付くので大丈夫ですよ。

また、新人教育や学生実習指導の経験がある方や、認定看護管理者のファーストレベルは受講したけどあまり大きな病院だと自信がないという方、将来そういった管理者の研修を受講したいという方も歓迎してます。

こちらへの入職を考えている方にメッセージをお願いします。

当院は温かい人間関係が構築されていて、活気あふれる病院です。みんなで助け合いながら業務に取り組んでいます。今後こういうことをしてみたい!という希望があればどんどんチャレンジしてもらいたいですし、スキルアップも応援しているので、なりたい自分になれると思います。

看護師免許を取ったらそこで終わりではなく、磨き続けてどんどんステップアップしてほしいです。一人ひとりが誰かのロールモデルになっていってほしいですし、そういった姿を見た後輩たちは「私もこんなふうになれるんだ」と希望を持てると思います。そうすると病院全体も明るくなっていくので、ぜひ一緒により元気な病院を作っていきましょう!

テーマ3

プライベートの過ごし方

本屋さん&文房具屋さん巡り★

読書が趣味なので、オフの日はいろいろな本屋さんを巡っています。すぐに読むわけでもないのに次々と買って、積み重なる本を見て満足しています(笑)。また、文房具も好きなので、雑貨屋さんに行ってかわいい付箋などを買うこともあります!

プライベート
《 看護職編 》2027年に新築移転予定の療養型病院です。子育て支援や福利厚生が充実しています。

Webで病院見学 看護職編

《 薬剤師・管理栄養士編 》2027年に新築移転を予定している療養型病院。多職種連携が強みでスキルアップも可能!

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