地域の未来を見据えて新築・増改築を進める病院は、活気があっていきいきと働けそうですよね。東久留米市にある「滝山病院」は、地域医療に貢献するために、2022年4月に新築リニューアルし、2024年春に新棟を建設してスケールアップしました。看護部では、結婚・出産後の働きやすさや手厚い教育サポートを整えているそうなので、さっそく見学に行って働く魅力を見てきます!
- 形 態
- 一般病院
- 所在地
- 東京都東久留米市/東久留米駅
- 病床数
- 一般222床(うち、回復期リハビリテーション病棟40床)、透析ベッド数20床
玄関
アクセスは、西武新宿線「花小金井駅」・西武池袋線「東久留米駅」・JR中央線「武蔵小金井駅」のいずれかの駅からバスが便利。駅から少し離れた立地ですが、総戸数約3200戸の「滝山団地」の中にあるので、バスの本数が多く、通勤時間帯は1時間に5~6便発着します。玄関で迎えてくれたのは、外来部門の看護主任。「ようこそ! 今日は新築リニューアル・増改築したばかりの当院の魅力を、たっぷりとご紹介します」。
外来
外来に伺うと、奥には救急室が見えます。「滝山団地に暮らす方々の高齢化に伴い救急医療へのニーズが年々高まっているので、救急外来に直通する専用エレベーターや、救急隊からダイレクトに要請を受けられるホットラインを設置して、より早く安全に救急患者様を受け入れる体制を整えています。当院には救急救命士2名が活躍しているので(2024年5月)、協力しながら救急対応に力を注いでいます」。
手術室
つづいて、手術室へ。「当院は整形外科や形成外科の手術実績が豊富で、整形外科医の院長が執刀にあたることも多いです。院長はとても教育熱心で、手術室未経験の新人さんには自ら指導に入って手厚くサポートしています。また、新卒者も中途入職者も、自身の興味がある部署の業務を一定期間体験できる『他部署研修』を受けられて、手術室も体験できるんですよ」。手術室のほかに、透析室・救急室なども体験できるそうです。
病棟
病棟で院長にお会いしました。新棟はどのような構成になっていますか?「新棟は、旧病院の跡地に開設して、2F~5Fが回復期リハビリテーション病棟、6Fがリハビリテーション室という構成です。現在、回復期リハビリテーション病棟は120床のうち40床OPENしていて、残り80床の受け入れに向けてスタッフを増員中で、年齢・経験に問わず、患者様に優しく寄り添える方であれば大歓迎です」と、院長。
新棟のスタッフステーション
新棟のスタッフステーションでは、多職種による退院前カンファレンスが行われています。「高齢の入院患者様が多いので、退院に向けた方向性を早い段階で立て、さまざまな職種の視点からアプローチを行っています。退院後の在宅支援は、近くで訪問診療に取り組む関連施設の『滝山クリニック』につなげることも多いです」と、皆さん。看護部では研修の一環で「訪問看護研修」を取り入れていて、感染時状況を見て再開する予定だそう。
病棟
子育て中のママさんたちにお会いしました。子育てとの両立は順調ですか?「はい。残業が少なく、お休みの希望も通りやすいので、子どもとの時間を大切にできています。また、看護部にはママさんが多いので、子どもの急な体調不良による早退・お休みにも『お互いさま』という雰囲気がありますし、日勤常勤・時短勤務・パート勤務のほか、平日のみ勤務・夜のみ勤務など、多様な働き方ができるのでありがたいです」。
病室
病室では、新人指導が行われています。「入職後は、業務に慣れるまでサポート役の先輩が付いて、マンツーマンの丁寧なOJTを行っています。教育委員会主催の院内研修や、各病棟での勉強会が定期的にあり、苑田会グループの合同研修も実施されるので、着実に学んでいける環境です。また、業務貢献につながる外部研修であれば、病院が費用を全額負担してくれて勤務扱いで参加できるので、スキルアップも目指せます」。
透析室
お次は、透析室へ。「20床の透析ベッドがあり、透析機器は2022年に最新式を設置しました。最新の医療機器は操作もスムーズで、業務効率と安全性の向上につながっています」と、看護主任。透析室がある3Fには、内視鏡室や健診部門があり、各種検査機器の大部分を一新したそうです。
リハビリテーション室
新棟の最上階にあるリハビリテーション室はとても明るくて広い空間で、さまざまな訓練機器が揃っています。「リハビリテーション室は、新棟完成時にリニューアルオープンしてさらに広くなりました。窓からは綺麗な富士山が見えますよ。現在のリハビリテーション科は、PT22名・OT3名・ST2名の27名体制(2024年5月)ですが、病床数も手術件数も増えたので、より手厚い人員体制を整えていく方針です」。
ラウンジ
つづいて、新棟2Fのラウンジへ。「こちらは、患者様だけでなくスタッフも利用できて、奥にあるお菓子の自動販売機はスタッフが気軽に食べられるよう設置されました。2022年の新築オープン時に、職員食堂・休憩室・仮眠室をリニューアルしましたが、現在も更なるスペース拡大のために職員食堂を再度工事中です。職員食堂では1食260円でランチが食べられて、スタッフからは好評なんです」。工事中はお弁当が提供されているとのこと。
スタッフステーション
最後は、多職種の皆さんが集まってくれました。皆さん笑顔で温かい雰囲気ですね。「当院の自慢は人間関係の良さで、上司・先輩との距離が近く、相談がしやすいです。職種の垣根もなく、医師とも気軽に話せる関係なんですよ。また、有休消化率はほぼ100%で、ライフスタイルにあわせて働き方を変更する相談もできるので、安心して長く働き続けることができます」と、皆さん。それは素晴らしい!今日はありがとうございました。
帰り道
――お疲れまさでした。新築・増改築したばかりの病院、いかがでしたか?
- ハード面がきれいで新しいだけでなく、医療設備・機器の大部分が一新されたので、とても働きやすい環境です。また、2024年春の新棟完成を機に、内科と整形外科が混合だった一般病棟が、内科病棟・整形外科病棟にわかれたので、1つの科に集中して学べる環境が整っています。異動もできるので、段階を踏みながら着実に成長できる職場です。
――看護部には、どんなスタッフが活躍していますか?
- 20代から70代まで、幅広い年齢・性別のスタッフが活躍しています。残業少なめ、有休消化率ほぼ100%など、ワークライフバランスを大切にしている職場なので、勤続10~20年と長く定着する方が多かったです。
――では、ここはちょっと、というところは?
- 駅から少し離れているということでしょうか。ですが、駅からはバスがでていて、通勤時間帯は1時間に5~6便発着します。病院は最寄りのバス停の目の前なので、通勤はしやすいです。
――最後に、ここだけの話をひとつお願いします 。
- 新型コロナの影響で開催を控えていた、訪問看護を1日体験できる「訪問看護研修」の再開を予定しているのだとか。地域密着型病院として、地域の高齢者の方を支援する体制を整えています。
将来を見据えた進化を続ける地域密着型病院で働きたい方
風通しの良い職場で、結婚・出産後も働き続けたい方