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医療法人 伯鳳会

東京曳舟病院

( 一般病院 )

編集部が取材しました

見学の下調べ

大規模な災害が発生した時、「看護師として力になりたい」と考えたことはないでしょうか。2017年4月に開院した「東京曳舟病院」は、白鬚橋病院が新築移転して新たに生まれた病院で、東京都指定の災害拠点病院・DMAT(災害派遣医療チーム)指定病院として、高度な救急医療を展開しているんだとか。救急・災害医療に特化した教育体制を整え、多くのDMAT隊員を育成しているらしいので、さっそく見学に行って確かめてきます!

■形 態 :
一般病院
■所在地 :
東京都墨田区/曳舟駅
■病床数 :
200床
百聞は一見にしかず見学開始!!

正面玄関

「東京曳舟病院」は、東京スカイツリーライン「曳舟駅」に直結していて利便性抜群!玄関で迎えてくれたのは、入職4年目の伊澤さん。「新築移転を機に、病院としての機能はもちろん、来院される方へのホスピタリティや、私達の働きやすさも格段にアップしました!今日はゆっくり見学して行ってくださいね。」

裏付けされた”自信”を聞く職場自慢

駅直結側の玄関

駅直結型の病院って、珍しいですよね!「ええ。外の正面玄関の他に、駅構内からアクセスできる出入口もあるんです。2017年4月の新築移転と同時期に、駅ナカ商業施設「EQUIA(エキア)曳舟」もオープンしたので、曳舟駅は更に賑やかになったんですよ」。駅ナカに飲食店やカフェが入っているので、仕事帰りに気軽に立ち寄れるそうです。

救急センター搬送口

まずは、救急センターの搬送口へ。新築移転前から、都内屈指の救急指定病院として知られているそうですが、年間どのくらいの救急搬送を受け入れているんですか?「ここ2~3年は、年間約9000台の救急搬送を受け入れていますが、新築移転を機に救急専用ベッドが12床に増えたので、年間1万台を目標に取り組んでいます!」と、伊澤さん。

救急救命センター

救急センターの中へ入り、病院で雇用している救急救命士さん達を紹介していただきました。「日によっては救急車が3、4台重なってしまうこともあるのですが、当院に約20名の救急救命士が在籍していて、医師や看護師と見事なチームプレーを発揮しているんですよ」と、伊澤さん。救急救命士さんも、看護師と一緒にトリアージ講習会や災害訓練などに参加しているそうです。

特徴は”名”を聞く名物・名所・名スタッフ

救急救命センター

「こちらは、私が尊敬する生田目(なまだめ)主任。主任業務をしながら、DMATの隊員として頻繁に出動し、家に帰ると2人のお子さんを育てています」と、伊澤さん。仕事と育児だけでも大変なのに、災害医療にも携わっているんですか?「ええ、好きなことなので、大変とは思いませんね。子どもを授かる前は、国際医療支援に興味を持ち、アフガニスタンへ行っていました。医療物資の少ない発展途上国での看護経験は、災害現場でも活かすことができています」と、生田目さん。

廊下

院内を歩いていると、古市看護部長にばったり遭遇!新築移転後の病院機能の特徴について、詳しく教えて欲しいです。「病床は1床増えただけですが、病院面積は移転前の約2倍の広さになり、診療科目も増えました。新たに導入した設備は、ハイブリッド手術室と人工透析室。手術室は4室体制になったので、件数も増えていくと思います」と、古市さん。

ハイブリッド手術室

今日は特別に、新規導入されたハイブリッド手術室を見学させていただけることに!普通の手術室と何が違うんですか?「手術台に、心・脳血管X線撮影装置が造設されていて、脳梗塞などの脳血管疾患や、心臓の血管の狭窄部を広げる治療に適しているんです。だから最近では、脳神経外科や循環器疾患への救急対応に積極的に取り組んでいるんですよ」と、伊澤さん。

人工透析室

お次は、人工透析室へやってきました。「透析ベッドは24台で、現在は午前・午後の2部体制の治療を行っています。今後は、駅直結型の立地環境を活かし、日中仕事をされている透析患者様のために、『夜間透析』の導入を予定しています」。地域のために、新しい医療サービスも検討しているんですね。

ナースステーション

「こちらの2人は、子育て中のママさんです」と、紹介してくれました。子育てサポートは整っているんですか?「すごく充実しています。近くに保育室がありますし、日勤常勤や時短勤務も活用できるので、産休・育休取得後の復帰率はとても高いです。救急に力を入れている病院なので、勤務中の忙しさはありますが、残業はほとんど発生していません」と、お2人。

創意工夫を伺う独自の取り組み

研修室

研修室を覗くと、集合研修が行われていました。研修は、救急・災害医療に関するテーマが多いんですか?「新人さんには基礎看護を学ぶ教育プログラムを用意していて、救急・災害医療については、eラーニングを活用して最新の知識を学べる体制を整えています。また、地域の病院職員を招いて災害医療研修を企画したり、JPTEC(外傷病院前救護)、ICLS(蘇生トレーニング)、AEDといった認定資格の取得を推進しています」と、伊澤さん。

廊下

最後は、スタッフの皆さんが集まってくれました。「当院には、救急・災害医療に熱い仲間が集まっていて、看護部には約15名のDMAT隊員が在籍しています。今後は、DMAT隊員はもちろん、救急看護や集中ケア分野の認定看護師の育成を目標にしているので、バックアップ体制を整え、資格取得に興味がある方の入職を大歓迎しています!」と、皆さん。キャリア開発に取り組める環境も整っているんですね。今日はありがとうございました。

介護21スタッフが聞く「で、実際のところは?」見学後記

帰り道

――お疲れさまでした。新築移転した救急指定病院、いかがでしたか?
うわさ通り、年間約9000台もの救急搬送を受け入れながら、DMATによる災害時医療支援にも積極的に取り組んでいました。「曳舟駅」直結という立地も魅力でしたし、働くママさんも多く、やりがいも働きやすさも十分整った職場でしたね。
――DMATの派遣要請は、どのくらいの頻度で来るのでしょう?
日本DMATと東京DMATの要請に応じていて、月2~3回だそうです。東京DMATは、地震などの自然災害だけでなく、都内の工事現場の事故や、大規模な交通事故が起きた際も出動要請がかかるそうです。
――では、ここはちょっと、という点は?
「のんびりラクして働きたい」という方には向いていないと思います。私生活を大切にしつつ、やりがいを持って看護師としてキャリアを磨いていきたい方にオススメの職場です。
――最後に、ここだけの話をひとつお願いします
災害現場へのDMAT隊員の派遣は、職員数の多い大規模な病院では、人気で順番待ち状態なんだとか。東京曳舟病院のような中規模病院の方が、災害現場で活躍できるチャンスは多いそうですよ!

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