【医療法人 和伸会 新川中央病院】Webで病院見学

上司や同僚との人間関係は、働きやすさに大きく影響しますよね。愛知県碧南市で地域密着型の医療を展開する「新川中央病院」の魅力は、働くスタッフの人柄とのこと。看護職、介護職ともにトップが魅力的なリーダーで、相談しやすい雰囲気があり、家庭の用事やお子さんが体調を崩した際にも柔軟に対応してもらえるとのこと。結婚・出産後の定着率も高いそうなので、さっそく見学に行って働く魅力をチェックしてきます！

「新川中央病院」があるのは、名鉄三河線「北新川駅」から徒歩12分の碧南市松江町。地元の子どもたちに人気の「明石公園」がすぐ近くにあり、三河湾に面する港町ならではの魅力が詰まった地域です。玄関では、看護師さんが迎えてくれました。今日はよろしくお願いします！

玄関を入り、全館案内図を紹介していただきました。「当院は、一般病棟のある本館と、介護医療院のある北館の2棟で構成されていて、両棟は渡り廊下でつながっています。もともと北館には療養病棟がありましたが、国の政策を受けて2020年から介護医療院（58床）に転換し、介護リーダーはその立ち上げのためにグループ病院から異動してきてくれたんですよ」。介護リーダーさんは、介護経験約20年のベテランスタッフなんだとか。

つづいて、看護管理者としての経験が豊富な渡部副院長（写真左端）にお会いしました。「運営母体は2020年から全国に病院・介護施設を展開する『夢眠グループ　医療法人　和伸会』となり、看護の視点から病院経営を支えていくこちらの副院長が赴任し、看護部の未来を担う役職者の育成に力を注いでいて、リーダー業務やマネジメントに携わりたい方の入職も歓迎しています」と、看護師さん。

スタッフステーションに伺うと、新人指導が行われていました。「仕事で不安なことがあれば、いつでも先輩や上司に相談できる環境なので安心です。入職後は、業務に慣れるまでサポート役の先輩が付き、キャリアに合わせたマンツーマンのOJTを行っていて、他の先輩や他職種の方も新人指導に積極的に携わってくれるんですよ」と、新人看護師さん。困っているとみんなが助けてくれる、温かい職場なんだとか。

つづいて、子育て中の看護師の皆さんが集まってくれました。「看護部には、妊娠中でもうすぐ産休に入るプレママや、小さなお子さんを持つ新米ママ、お子さんの手が離れてきた先輩ママなど、さまざまなママさんが活躍しています。子どもの行事で休むことや、保育園からの急な呼び出しなどに理解が大きく、とても助かっているんです」と、皆さん。働く看護師の半数以上は育児経験者なんだとか。

介護医療院のデイルームでは、スタッフの皆さんが春の季節の装飾をしていました。「介護医療院は地域に少なく、馴染みのない施設かもしれませんが、簡単に言うと『医療機能を有する介護施設』で、医療機関から退院後に入所する場合は『在宅復帰扱い』になります。入所者様にとっては生活の場ですから、家庭的で安心感のある環境づくりを進めていて、季節の装飾や行事を通して四季の変化を感じてもらえるよう努めています」と、皆さん。

「こちらは、春に開催した桜のお花見のイベントです」と、写真を見せてくれました。「入所者様のQOLを高めるために季節のイベントやレクリエーションはとても重要なので、新型コロナの感染対策を徹底しながら、安心・安全に開催しています」と、皆さん。介護スタッフが中心となって毎月さまざまなイベントを企画し、病棟の患者様と合同で行うこともあるんだとか。

介護医療院の居室を覗くと、外国人介護スタッフの方へのOJTが行われていました。「多様な人材の活躍を推進していて、外国人スタッフも積極的に雇用しています。無資格・未経験の方が多いですが、まっさらな状態からスタートする分、教えたことを素直にどんどん吸収してくれるんですよね。定期的な勉強会や、資格取得支援も充実させているため、働きながら介護福祉士を目指すことも可能です」と、介護リーダーさん。

お次は、退院前カンファレンスの様子を見学させていただきました。看護師、介護スタッフ、ケアマネージャー、薬剤師など、さまざまな職種が参加しています。「一般病棟の入院患者様の中には介護医療院を退院先として希望される方もいらっしゃるので、職員間の連携を大切にしています。退院後もご本人らしい生き方を支えるため、多職種が集まって情報共有を行い、それぞれの立場から意見を出し合っているんですよ」と、皆さん。

フロアでは、介護スタッフさんと入所者様が笑顔でお話をしていました。向き合ったケアができるんですね。「ええ。『楽な介護ではなく楽しい介護』をモットーに、リーダーが中心となって根拠に基づいたケアや入所者様との関わり方を指導してくれます。以前はつなぎやミトンなどの抑制服の使用がありましたが、抑制を廃止していくと入所者様の態度や表情が穏やかになり、介護の楽しさが理解できるようになりました」と、介護スタッフさん。

最後は、皆さんが見送ってくれました。働きやすさはどうですか？「すごく働きやすい職場です。チームワークが良いので、仲間と協力し合って『毎日ほぼ定時退勤』を実現していますし、休みの希望も通るように上司が調整してくれています。帰省や旅行で長期休暇を取得する場合も、『楽しんできてね！』と、笑顔で送り出してくれる職場なんですよ」と、皆さん。恵まれた職場環境ですね。今日はありがとうございました。

――お疲れさまでした。上司や人間関係が魅力的な病院、いかがでしたか？

看護管理者としての経験が豊富な副院長をはじめ、事務長や看護主任、介護リーダーさんもとても素敵な人柄で、現場の声を大切にしながらマネジメントを行っていました。2020年から運営母体が「夢眠グループ」となり、介護医療院をオープンしたことによって、より魅力的な病院になったそうです。

――どんなスキルが身につく職場ですか？

高齢化が進む時代に求められる「医療と介護の連携の在り方」を学べる職場です。一般病棟の入院患者様の大半は地元の高齢者の方で、症状の進行に伴い介護医療院へ移ることを希望される方も多いそうで、看護師も率先して身体介助に取り組み、認知症ケアやADLの維持・向上を目指す関わりを学んでいるんだとか。

――では、ここはちょっと、というところは？

副院長としては、看護部の組織体制を整えていきたいとのこと。現在は、副院長と主任で管理業務を行っているそうで、将来的には看護部長や看護師長のポストもつくるため、次世代リーダーの育成に力を入れているそうです。

――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。

副院長の渡部さんが、「内視鏡室を明るい雰囲気にしたくて、みんなでペンキを塗ったんです！」と、笑顔で話してくれたことが印象に残りました。副院長は気さくで飾らない人柄で、現場との距離も近く、自らペンキ塗りに張り切って臨んだのだとか（笑）。