
《 薬剤師・管理栄養士編 》
患者様のために多職種で協働している職場だと、やりがいを持って働けそうですよね。あすのきケアグループ(ACG)の療養型病院「岬病院」の薬剤師・管理栄養士はさまざまな職種のスタッフとコミュニケーションを取りながら業務に取り組んでいるとのこと。働きやすさが整っていて、部署内の人間関係も良いそうなので、早速見学に行って働く魅力を見てきます。
- 形 態
- 療養型病院
- 所在地
- 千葉県いすみ市/太東駅
- 病床数
- 198床


ロビー
「岬病院」へのアクセスは、JR外房線の「太東駅」から車で約6分。敷地内には職員用の無料駐車場があり、マイカー通勤の方がほとんどだそうです。病院の目の前には田園風景が広がり、病院から徒歩20分ほどの場所にはきれいな海がある、豊かな自然に囲まれたロケーションです。ロビーで迎えてくれたのは事務スタッフさん。「ようこそ!今日は薬剤科と栄養科の魅力をたっぷりとご紹介しますね」。


薬局
「まずは薬剤科をご紹介します」と、院内を入ってすぐの薬局へ伺うと、薬剤師さんが後輩へ指導を行っていました。「主な業務内容は調剤・委員会活動・他職種からの薬相談の対応などで、慣れるまで先輩が付いて丁寧に教えるので安心してくださいね。当院にはさまざまな疾患の患者様がいるので取り扱っている薬の種類も幅広いですし、定期的に業者を招いて勉強会を行っているので、多くの知識が身に付きますよ」。


薬局
薬局内で、薬剤師さんたちが穏やかにコミュニケーションを取っていました。「薬剤科には、常勤2名・非常勤1名・助手3名が在籍しています。先輩・後輩関係なく気軽に意見交換ができますし、業務負担軽減のためにみんなで仕事を分担して取り組んでいるので、働きやすいですよ」と、薬剤科のみなさん。


薬局
薬局のカウンターで、薬剤師副主任さんが患者様にお薬を渡しています。「当院には高齢の患者様が多いので、安心して薬が飲めるように説明・お渡しをすることを心掛けています」と、薬剤師副主任。「このような薬局内での業務だけでなく、褥瘡委員会などの委員会活動の一環で病棟ラウンドをすることもあります。今後は入院患者様への服薬指導も行っていく予定です」。


検査室
臨床検査技師さんと薬剤師さんが連携していました。「当院は病院の規模がそこまで大きくないことに加えて、部署の垣根がないので、医師・看護師・臨床検査技師などの他職種にも、わからないことや疑問に思ったことを聞きやすく、スキルアップにつながります。また、検査結果などを共有してもらえるので『この数値が高いからこの薬が使用中止になったんだ』などと理解でき、処方の際に患者様にきちんと説明することができます」。


栄養科事務所
「お次は栄養科を紹介しますね」と、栄養科事務所へ。献立表を作成中の管理栄養士さんにお会いしました。「現在管理栄養士は2名体制で、そのうち1名は小さいお子さんを育てているママさんです(2025年5月)。お子さんの急な体調不良による早退・お休みにも柔軟に対応しているので、子育てとの両立はしやすいと思います。また、管理栄養士としての経験が浅い方にもイチから丁寧に教えるので、安心してくださいね」と管理栄養士さん。


食事の写真
「こちらが患者様用の食事です」と、写真を見せていただきました。おいしそうですね!「ありがとうございます。管理栄養士が献立を作成して、材料などの発注を行っています。調理は調理師と調理員で実施していて、お食事を召し上がる約110名の方の食事を朝・昼・晩作成しています。実際はこのような常食を召し上がれる方は少なく、きざみ食やミキサー食の方が多いため、患者様の状態に合わせた形態でお食事を提供しています」。


厨房
つづいて、栄養科事務所の隣にある厨房へ。たくさんの調理員さんたちが食事を作成しています。「調理師・調理員は常勤と非常勤のスタッフが約半数ずつ在籍していて、食事調理・盛り付け・配膳・食器洗浄・片付けなどを行っています」と、事務スタッフさん。「また、調理師の資格取得も応援していて、現在活躍している調理師のほとんどがこちらで調理員として働きながら資格を取得したんですよ」。


病棟
スタッフステーションでは、管理栄養士さんと看護師さんが情報共有中です。「毎日、お食事の時間にラウンドをしていて、お食事を召し上がっているところを見て食事評価を行い、看護師と相談しながら食事形態や量を見直したり、お皿やコップを使いやすいものに変えたりしています」と、管理栄養士さん。他職種との連携を大切にしているんですね。


病棟
管理栄養士さんが患者様と向き合ってコミュニケーションを取っていました。「病院で働く管理栄養士は大変そうだと思われる方もいるかもしれませんが、業務改善を行って残業削減にも取り組んでいますし、どうしたら患者様に食べてもらえるかを他職種と一緒に考えながら工夫して、その結果患者様が食べられるようになって元気になっていく姿を直接見ることができるので、やりがいがあって楽しいですよ」と、管理栄養士さん。


ロビー
最後に、多職種の皆さんが集まってくれました。働きやすさの魅力を教えてください。「希望休はほとんど通りますし、残業も少なめで、薬剤科も栄養科も夜勤がないので、ワークライフバランスを大切にできます。どの部署のスタッフにも話しかけやすく、多職種で協力しながら働けることも魅力です。また、2027年に新築移転する予定なので、より気持ちよく働ける環境が整いますよ」と、みなさん。今日はありがとうございました。

帰り道

- ――お疲れさまでした。多職種で協働している療養型病院、いかがでしたか?
- 薬剤師・管理栄養士ともに、どのスタッフとも明るく活発にコミュニケーションを取りながら業務に取り組んでいました。医師・看護師・臨床検査技師などから、専門職の目線でアドバイスをもらえる機会も豊富なので、幅広い知識を身につけられてスキルアップしやすい環境です。また、薬剤科・栄養科ともに部署の雰囲気が良く、穏やかな人間関係が築かれています。
- ――働きやすさについてはいかがですか?
- 残業が少なめで、希望休もほとんど通ります。お子さんの急な体調不良でお休み・早退をする場合も柔軟に対応しているので、子育て中の方も働きやすそうだと感じました。また、栄養科も薬剤科も夜勤がないため、生活リズムが整い、プライベートとも両立できそうです。
- ――では、ここはちょっと、というところは?
- 歴史がある病院なので、設備面が気になる方はいるかもしれません。ですが、2027年には新築移転を予定しているので、きれいで快適な環境が整うと思います。
- ――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。
- 職員寮、保育費・学童保育費の補助、病気などで働けなくなったときに給料の6割を支給するGLTD制度などの、ACGの福利厚生が充実しています。
多職種連携を大切にしながら、患者様により深く関わりたい方
あたたかな雰囲気の職場で、子育てとも両立したい方