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医療法人社団 美誠会 足立北病院

看護部長インタビューinterview

看護部長の“想い”がわかるコンテンツです。

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看護部長インタビューinterview

看護部長の“想い”がわかるコンテンツです。

メイン写真
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自分の意見も仲間の意見も大事に
できる看護部を目指しています

Profile

総看護師長/菊池邦子看護学校を卒業後、全国に拠点を持つ公的病院グループに40年ほど勤務。うち30年間は管理職としてマネジメント業務に従事し、医療安全にも関心を寄せて医療安全管理者養成研修を修了。幅広い診療科の看護に携わり、グループ内の複数の病院への転勤も経験。2023年に縁あって「足立北病院」の総看護師長に就任。これまでのキャリアを存分に活かしながら、より魅力的な看護部を目指して職場改革を進めている。

これまでの歩み

看護師を志したきっかけについて教えてください。

幼い頃に入院した際に看護師さんに優しくしてもらった記憶が、高校時代に進路を決める時期になって蘇ったことがきっかけです。でも、看護師という職業の素晴らしさを実感して「この仕事をずっと続けていこう」と思ったのは、働き始めて数年経ってからです。

はじめての勤務先はどんな病院でしたか?

新卒から当院に赴任するまで、ずっと公的な病院グループに勤務していました。卒後1年目に配属された部署は、院内でも特に忙しい心臓血管外科・循環器内科の病棟。解剖生理から看護の特殊性に至るまで、学ぶべきことがたくさんあり過ぎて、「学生時代にもっと勉強しておけば良かった~」と悔やんだほどです(笑)。

約40年働く中で複数回の異動があったのですが、そのグループは一つひとつの病院が大規模で多くの診療科を標榜していたので、産科と小児科以外のほぼすべての診療科の看護を経験することができました。特に管理職になると異動が多く、神奈川・千葉・埼玉・栃木など、いろいろな土地での生活も経験しましたね。

看護師人生の中で、転機となったことはありますか?

1999年、国内で大きな医療事故が相次ぎ、国をあげて医療安全対策を推進するようになった際に、医療安全管理者養成研修を修了したことです。看護師として、医療安全に対する意識が大きく変わりましたし、管理職の道に進むきっかけにもなりました。医療現場の安全性を高めることは、質の高い医療を提供する上での基本事項であり、私たち医療従事者が働く上で欠かせないテーマです。

テーマ1

現在の挑戦

看護部が力を注ぐ取り組みについて教えてください。

当院の入院設備はすべてが療養病床で、長期療養目的の高齢患者様が中心ですから、「生活しやすい清潔な環境づくり」を常に意識して看護にあたっています。当院では看護助手も積極的に採用し、各病棟に看護師とほぼ同じ人数を配置することで、丁寧な生活支援と快適な院内環境を実現しています。

また、患者様とスタッフの安心・安全を守るために、介助は基本的に2名体制で行う独自のルールも設けています。母体の「医療法人社団 美誠会」では、看護助手を介護のプロへと導くために、資格取得支援制度などのキャリアサポートを整え、看護師の頼れるパートナーとしての活躍を期待しています。

入院患者様の特徴は?

当院の入院患者様は要介護度が高く、寝たきりの方も多いです。なので最近では褥瘡対策に力を注ぎ、看護部とリハビリ科が連携して患者様に合った体位変換を工夫したり、2024年度には東京都ナースプラザの認定看護師派遣制度を利用して皮膚・排泄ケア認定看護師を招いたり、褥瘡発生ゼロを目指して取り組んでいます。

入院患者様は地域の急性期病院から転院された方がほとんどで、最近では人工呼吸器を装着した医療依存度の高い方の入院相談が寄せられているため、今後は体制を整えて受け入れ準備をしたいと考えているんですよ。

新たな取り組みにも積極的なのですね。

そうですね。療養病院は変化が少ないと思われがちですが、当院は時代や地域のニーズに合わせて新しさを積極的に取り入れています。病院の変化・進化を実行するには教育がとても重要ですから、2024年にeラーニングを導入し、時間や場所に縛られずに学習できる環境も整えました。また、当院の院長はスタッフ教育に熱心で、自ら講師となって勉強会を開いてくれるので、新しい学びの機会にとても恵まれていると思います。

テーマ2

職員への思い

どんな仲間と一緒に仕事がしたいですか?

患者様お一人おひとりに何が必要かを考えて行動できるような、「患者様ファースト」の精神を大事にできる方です。患者様に寄り添ってくれる方なら、年齢・性別・経験などを問わず大歓迎。看護部は中途採用がメインなのでキャリアの幅が広く、現在は40~50代のスタッフが中心となって働いています。

多様な人材の活躍を推進する当院では、育児ブランクからの復職希望者や、定年退職前後のプラチナナースも歓迎しています。最近では、看護助手として外国人スタッフも積極的に採用していて、国際色豊かな看護部になっているんですよ。

働きやすさのために取り組んでいることはありますか?

家庭を持つ女性スタッフが多いですから、ワークライフバランスに十分配慮しています。当院は緊急入院などのイレギュラーな対応が少なく、どの部署も残業はほぼゼロで、有休もしっかり取得できます。法人では、保育補助・学童保育補助制度などの子育て支援を充実させていて、男女ともに子育てを大事にできる環境があり、先日は男性看護師が育休を取得しました。

求職者へのメッセージをお願いします。

質の高い医療を提供していくには、さまざまな専門職が連携し、チーム一丸となって患者様の要望や目標に向き合っていく必要があります。

当院のような中規模病院では、職種を越えて連携・協働する場面が多く、日々の情報共有がとても重要です。看護部の仲間には、しっかりと自分の意見を伝えながらも、異なる職種の意見にも耳を傾け、他職種とも良い関係を築いてほしいという想いがあります。ぜひ一緒に、理想のチームを築いていきいきと仕事に取り組みましょう!

テーマ3

プライベートの過ごし方

自分の時間を満喫★

休日は、趣味の読書や、映画・ビデオ鑑賞を楽しむことが多いです。天気の良い日は散歩に出かけて、きれいな空や草花の写真を撮影しています。

プライベート