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医療法人財団 日扇会第一病院

看護部長インタビューinterview

看護部長の“想い”がわかるコンテンツです。

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看護部長インタビューinterview

看護部長の“想い”がわかるコンテンツです。

メイン写真
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不安や悩みは持ち帰らず、
安心して長く働いてほしい。

Profile

看護部長 医療安全管理者/栗原サキ子新卒で自治体病院に入職し、さまざまな診療科を経験しながら、地域住民向けの「宅配講座」「町の保健室」などのボランティア活動にも注力する。看護部長を7年間務め、定年退職。その後民間総合病院に入職して、看護部長を兼務する副院長として特定行為研修センターの責任者を務め、2024年1月に「日扇会第一病院」に入職。看護部長に着任して看護部の改革を進めている。

これまでの歩み

看護師を目指したきっかけを教えてください。

高校進学を前に目指す職業がイメージできていなかった中学2年の夏休みに、地元に帰省した叔父2人が私の母に「これからは女の子も専門職を目指した方がいい、看護師か保育士が良いと思う」と話していたんです。それを聞いて、看護師になろうと思いました。

新人時代のエピソードを教えてください。

注射が下手でうまくできなかったり、アンプルカットのときは毎回手を切ってしまったりしていました。人とうまく話せませんでしたし、行動ももたもたしていたので、自分のことを「うまくできない人間」ととらえていました。うまくできない分勉強しなきゃいけないと思って、注射の多い内科病棟にトレーニングに行かせてもらっていたこともありましたね。

あとは、潔癖症だったので、血液が苦手で匂いにとても敏感で、尿や血液の処理をしているときは毎回辛く、倒れそうになっていました。血液が苦手なのは管理職になっても変わらず、看護師長として働いているときも、後輩が「師長は血液苦手でしょう、代わりにやりますよ」と手助けしてくれていました(笑)。

ここまで看護師を続けられたのはなぜですか?

生活するためにはやらなきゃいけない状況だったので(笑)。あとは、地域のボランティア活動に取り組んでいて、「町の保健室」を多職種で立ち上げて地域の方のバイタルチェックや健康相談を行ったり、「宅配講座」という地域高齢者の集まりに出向いて健康チェックや相談事の対応、食事についての講義などを行ったりしていました。

そういったチームでの社会貢献活動などには楽しく取り組むことができ、それが院内での職種横断的な活動につながって、続けてこられたのだと思います。

テーマ1

現在の挑戦

こちらの看護の特徴を教えてください。

当院は、外来・入院・在宅支援を一貫して提供していて、1人の患者さんのプロセスを追いながら継続したケアができる環境です。急性期病院ではありますが、慢性期に近い急性期で、他院で治療を終えたリハビリ目的の方や、尿路感染症・嚥下性肺炎などの比較的軽症の方が入院しています。

看護師の業務は、食事介助や排泄介助などの日常生活支援がメインとなっています。患者さんは80~100歳の高齢の方がほとんどで、人生の最終段階にある方もいるため、その方々の思いを尊重して応えることを心掛けながら対応することが大切です。

看護部長として力を注いでいることを教えてください。

地域の病院として、患者さん・ご家族の思いをしっかり聞いて寄り添うということです。最近はそれに向けて、医療対話推進者研修という研修を受講しました。患者さん・ご家族の支援体制の構築を推進していきます。

そして、スタッフの思いに寄り添うことにも力を注いでいます。スタッフが安心して長く働き続けられる環境をつくるために、日々現場スタッフと対話しながら一人ひとりの思いを理解するようにしています。

今後の展望を教えてください。

当院でスペシャリストを育成できるように、教育体制を整えるほか、特定行為研修センターの立ち上げを考えています。これまで、特定行為研修センターの研修実施責任者として多くの特定行為研修修了者を育ててきた経験を活かして、取り組んでいきたいです。

看護師たちが将来の自身をイメージしつつ目標に向えるよう、日々の中に濃い印象を残せるように語りながら、進めていきたいと思います。

テーマ2

職員への思い

心掛けていることはありますか?

人に興味を持ち、その人の思いを理解して切り捨てないようにすることです。また、スタッフそれぞれが良いコンディションで働けるように見守りながら「元気でやっている?」「困ったら1人で抱えないで話してね、不安は持ち帰ったらだめよ」などと声をかけることも大切にしています。

あとは、定期的にメンタルチェックや意向調査を行い、スタッフの状況を把握するようにもしています。

どのような仲間を歓迎していますか?

患者さんとしっかりコミュニケーションを取れる方にきてほしいです。働いていればうまくいかないこともあると思いますが、お芝居でもいいので、職業人としてしっかりコミュニケーションを取ってほしいと思います。

そういった方であれば、ブランクのある方・子育て中の方・看護師経験の浅い方などもOKで、年齢・経験は関係なく歓迎しています。

求職者の方へメッセージをお願いします。

スタッフには、何か1つでいいので強みを持ってほしいです。専門的なことを身に付けられると、看護師として働くモチベーションにもつながるので。当院は認知症患者さんが多く認知症ケアに関する知識も身に付きますし、点滴を行う機会も多いため点滴の技術も鍛えられます。

ぜひ当院で働きながら、看護師としての強みを見つけていってください。

テーマ3

プライベートの過ごし方

外に出て楽しみます♪

自宅にいると仕事のことを考えてしまうので、仕事とプライベートを切り替えるために、なるべく外に出るようにしています。友人と食事をしたり、歌舞伎や演劇を鑑賞したりするほか、月1回は旅行に、年1回は海外にも行きます☆

プライベート