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医療法人社団 博豊会 博豊会脊椎病院

看護部長インタビューinterview

看護部長の“想い”がわかるコンテンツです。

医療法人社団 博豊会 博豊会脊椎病院

看護部長インタビューinterview

看護部長の“想い”がわかるコンテンツです。

メイン写真
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専門性の高い治療の場で、
理想のキャリア形成を。

Profile

看護部長/郷 ともみ看護学校を卒業後、新卒で総合病院に入職。脳神経外科・泌尿器科の混合病棟に勤務し、同病院の脳神経外科脊椎センター・センター長を務めていた森俊一医師(現 医療法人社団博豊会 理事長)のもとで学びながら働く。退職後、森理事長が2013年に開設した『八王子脊椎外科クリニック』のオープニングスタッフとして入職。病棟だけでなく手術室業務にも従事してスキルの幅を広げ、2023年の「博豊会東京脊椎病院(2025年11月「博豊会脊椎病院」に改称)」の開設メンバーに選抜されて看護部長に就任。看護部をまとめ、患者様の回復と在宅復帰を支える看護体制の構築に尽力している。

これまでの歩み

新人時代の思い出を教えてください。

新人時代はとにかく「患者様のために!」という想いが強くて、その気持ちばかりが先走りして医学的な根拠や優先順位を考える視点が足りず、よくプリセプターの先輩から指導を受けていました。

仕事の失敗談もたくさんあって、「点滴の滴下速度を合わせられない」「処置などの準備に手間取って焦る」「申し送りで緊張して声が上ずる」など…、新人看護師が陥りがちなミスは一通り経験しましたね(笑)。ただ、人と関わることが好きで、コミュニケーションスキルには自信があったので、患者様やご家族との信頼関係はスムーズに築くことができていました。

脊椎疾患の看護に興味を持ったきっかけを教えてください。

新卒で入職した総合病院で、脳神経外科・泌尿器科の混合病棟に配属されたことがきっかけです。「脳神経外科」と聞くと脳の病気を診るイメージでしたが、その病院には「脳神経外科脊椎センター」があって、そこのセンター長を務めていたのが、のちに当法人を立ち上げる森理事長でした。

当時の私は、脳神経外科の患者様の後遺症に対する看護にやりがいを感じていた一方で、自宅退院できる方が少なく、在宅に戻るための支援の難しさを感じていました。脊椎疾患の看護はADL・QOLの改善を目指す関わりが中心で、在宅復帰される方も多く、「自分には日常生活の再開を支える看護のほうが向いているかもしれない」「この領域をもっと深く学んでいきたい」と考えるようになったんです。

森理事長には新人時代からお世話になっていて、医師として非常に尊敬していましたし、脊椎疾患に特化したクリニックの立ち上げに携われる点にも魅力を感じたので、総合病院を退職して「八王子脊椎外科クリニック(医療法人社団博豊会の第1号施設)」のオープニングスタッフとして入職しました。理事長のもとで学びたいというスタッフは私以外にもいて、現在も総合病院時代から一緒に働く仲間が数名残っています。

森理事長はどんな方ですか?

森理事長は現場が好きで、脊椎疾患による痛みやしびれでお困りの患者様のために、法人内の誰よりも手術の執刀をしている医師です。病院の理事長と言えば現場を引退して経営に携わっている方のほうが多いでしょうが、森理事長は現役のエキスパートドクターです。手術だけでなく、外来や病棟にもよく顔を出してくれるので、看護師にとって身近な存在ですね。

理事長は患者様のことはもちろん、一緒に働く仲間のことも大切に考えてくれていて、看護部の管理職は法人の立ち上げからのメンバーが務めています。私は理事長から看護部長のお話をいただいた時、看護師としてのキャリアに自信がなかったので、最初はお断りしました。でも、理事長の熱い想いをお聞きして引き受ける覚悟を決め、魅力的な看護部づくりに邁進しています。

テーマ1

現在の挑戦

こちらの病院の看護の特徴について教えてください。

当院は脊椎外科単科の専門病院で、脊椎疾患の看護に関する深い知識と高度で先進的な技術を身に付けることができます。当院の目的は、「脊椎疾患によって制限された日常生活の質や身体機能を、手術と看護の力で回復させること」。約9割の患者様が手術目的で、術前の観察・準備から術後の疼痛管理・離床支援、リハビリサポートまで、看護師の関わりが非常に大きいところも特徴です。

当法人が誕生してから2025年4月までの約12年間で、法人全体で8007件もの手術実績があります。当院は手術室3室体制で、最新の医療機器を備えて難易度の高い手術にも対応していて、内視鏡手術やナビゲーションシステムを用いた手術実績も豊富です。

脊椎外科の手術は、他科の手術に比べて扱う器材が多いですから、手術室看護師としてのスキルアップにも最適だと思います。病棟では、術後早期から回復に向けて他職種と連携し、チームで患者様の向き合うやりがいも感じられます。

2025年5月に回復期リハビリテーション病棟を開設したそうですね。

はい。2023年9月に急性期病棟55床で開院し、2025年5月に回復期リハビリテーション病棟23床を開設しました。回復期リハビリテーション病棟では基本的に他院からの転院を受け入れていないので、入院患者様は当院の急性期病棟から転棟された方のみです。急性期の病棟も回復期の病棟も脊椎疾患の患者様のみという病院は、地域でも珍しいと思いますね。

また、回復期の病棟オープンに伴い365日体制でリハビリを提供するようになり、セラピストの人数が増えてますます活気が出ています。当院では早期退院・早期社会復帰を実現する低侵襲な手術に努めているので、急性期の病棟は1週間以内で退院される方が珍しくないですし、回復期の病棟でも入院は長くて1カ月程度です。

大切にしている看護方針について教えてください。

私が大切にしているのは、患者様の回復に向けて根拠に基づいた看護を提供しながらも、お一人おひとりの生活背景に寄り添うことです。優しさや思いやりといった気持ちだけでなく、医学的な根拠と確かな技術を持って関わることが安心と信頼につながると考えています。

スタッフに対しては、まず自身の看護観をしっかり持って業務にあたってほしいと伝えていますね。目の前の業務に追われるだけでなく、自分はどんな看護がしたいのか、何を大切にしたいのかを考え続けることが、看護師としての成長につながっていきます。

テーマ2

職員への思い

スタッフのために取り組んでいることはありますか。

仕事とプライベートのON・OFFをしっかり切り替えることができる職場づくりです。看護の仕事は精神的にも身体的にも負担が大きいからこそ、休む時はしっかり休んで自分を大事にすることが、結果的には良い看護を届ける力になると思っています。

当院は開院以来、右肩上がりで手術件数が伸び続けていて嬉しい反面、どの部署でも残業時間の削減が課題になってきました。特に、手術室看護師の負担が心配なので、新たに遅番勤務を設けて負担軽減に努めています。今後もスタッフ一人ひとりの声にしっかり耳を傾け、対話を重ねながら働き方改革を進めていきたいです。

看護部ではどんな仲間を歓迎していますか。

「専門性を高めたい」というやる気のある看護師ですね。脊椎疾患に特化した専門病院なので、患者様のADL・QOL改善を支える看護にやりがいを感じ、学び続ける意欲のある方を歓迎します。

手術が多い専門病院と聞くと、子育て中の看護師が少ない職場を想像するかもしれませんが、私自身が3歳の子どもを持つ母なので、ママさん仲間の働きやすさにも寄り添っていきたいです。日勤常勤・時短勤務・パート勤務など、ライフスタイルに合った勤務の相談にも柔軟に対応します。

求職者へのメッセージをお願いします。

2023年にオープンした当院は、まだまだ伸びしろのある発展途上の病院です。脊椎外科看護の専門性を磨きながら、病院を一緒に創り上げていく面白さも感じることができます。今のところ新卒採用は行っていませんが、卒後2年目、3年目の採用は行っているのでフレッシュなメンバーも多いです。

今後は、看護教育に携わってきた中堅看護師も増やし、幅広い年齢・キャリアの看護師がそれぞれの看護観を持ちチームで成長していけるような組織を目指したいと考えています。私たちの想いに共感してくれる多くの方からのご応募、お待ちしています。

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プライベートの過ごし方

家族の時間を楽しみ、友人との時間も♪

休日は子どもと公園やショッピングモールに行ったり、美味しいゴハンを食べたりと、家族の時間を大切にしています。時には友人と飲みながら語り合う時間も楽しんでいますね。リフレッシュできて、仕事にも前向きに取り組めます。

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