看護師とは、病気、怪我などを患っている人々の身の回りの世話をしたり、その治療を行う医師を助ける業務を遂行する人のことを言います。看護師の仕事は2つに分かれます。一つは病人やけが人の療養を助けることであり、もう一つは医師によるこうした患者の診察を助けることとなります。また病気の予防や健康維持を人々に教えることもその役割となっています。看護師は国家資格であり、看護師になるためにはあらかじめ受験資格を満たす所定の教育過程を卒業し、厚生労働省による看護師国家試験に合格することが必要です。
看護師国家試験の受験者はここのところ年々増加する傾向にあり2017年には6万2534名が受験し5万5367名が合格していますので合格率は88.9%となっています。
現在国内では少子高齢化と人口減少が進行しており、社会における高齢者の割合が増す中で、看護師を必要とする職場は、既存の医療機関のみならず、訪問看護ステーション、居宅サービス部門、介護老人保健施設、介護老人福祉施設、看護学校等研究機関、社会福祉施設、市町村、事業所など多岐にわたり、増加傾向にあり、活躍が期待される職種となっています。
2001年に保健婦助産婦看護婦法が保健師助産師看護師法に改正されたのに伴って男女とも看護師がその正式名称となりましたが、この看護師国家試験は、文部科学大臣、厚生労働大臣の指定を受けた大学もしくは3年制短大の看護系学科、または看護師養成課程のある専門学校など所定の学校を卒業することで受験資格を得ることができます。
また中学校または高等学校卒業後に、都道府県知事指定の養成所もしくは職業学校の衛生看護科などで2年間学び、所定の試験に合格すれば、准看護師の資格を得ることができ、資格取得後3年以上実務を経験するか、高校卒業後2年過程の再教育を受ければ、国家試験の受験資格が得られて看護師(通称:正看護師)になることができます。
看護師の国家試験は毎年2月中旬から下旬に実施され、3月下旬に合格発表が行われます。試験科目は、「人体の構造と機能」「疾病の成り立ちと回復の促進」「健康支援と社会保障制度」「基礎看護学」「成人看護学」「老年看護学」「小児看護学」「母性看護学」「精神看護学」「在宅看護論」「看護の統合と実践」で、所定の教育を受けて修了していれば、他の国家試験にくらべて比較的高い合格率で推移しています。したがって、看護師になるためにはまず国が指定している所定の教育課程を受験しそれを修了することが必要となります。
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