－介護スタッフを目指したきっかけを教えてください。

高校生のときまで、将来何になりたいのかを悩んでいて、調理師にも興味がありました。しかし今後社会の需要が大きくなる分野は福祉なのかなと思い、介護の道を選ぶことを決め、高校卒業後に介護の専門学校に進学しました。

こちらに入職した理由は、専門学生のときに講師として来てくれていた当時の看護部長がとても気さくで素敵な方だったのと、担任の先生にも勧められたからです。新卒で入職してからずっとここで働いています。

－新人時代について教えてください。

働き始める前までは人見知りだったのですが、働き始めてから「仕事だ」という切り替えができたのか、いろいろな方と話せるようになって、レクリエーションに積極的に取り組んだり、行事でみんなの前に出て催し物をしたりしていました。意外と人前に出て話すことが向いているんだなぁと気付きましたね、自分でもびっくりです（笑）。利用者様に喜んでもらうためには何ができるのかと、日々試行錯誤していました。

－大変だったことはありましたか？

入職当初は業務の優先順位がわからず、ステーション内でひたすら洗い物をしていたら先輩から「利用者様最優先で動かなきゃだめだよ」と注意されて、そのことは今でも覚えています。注意してもらって気付くことができたので、教えてもらえて良かったなと思います。

－教育に携わり始めたのはいつからですか？

入職7年後に実習指導者の資格を取り、その後主任になったあたりから、新人さんや実習生の指導に携わるようになりました。もともと人に教えることは好きで、知識・技術はもちろん、利用者様への関わり方などを伝えていって、職員の質を上げていきたいなと思っていたんです。

－教育担当者として、どのような取り組みや心掛けをしていますか？

スタッフ一人ひとりのスキルだけでなく、介護への思いに沿った教育計画を立てるようにしています。介護と言っても食事介助・排泄介助・レク・コミュニケーションなどいろいろあり、どの部分を大事にしているのか、大事にしていきたいのかはスタッフによって異なると思っているので、各々が大事にしているところを尊重して育てていきたいです。

あとは、新人さんが困っていることや悩んでいることは、指導担当の先輩と共有することが大事だと思っているので、指導担当と業務の振り返りを行う機会を定期的に設けるようにしています。指導担当だけでなく、もちろん私が面談することもありますよ。

－こちらの教育について教えてください。

当施設は中途入職者への教育をしっかり行っていて、入職後は教育担当の先輩を付けてマンツーマンで指導するようにしています。初めは見学からスタートし、基本的な業務や利用者様の特徴などを少しずつ伝えていきながら、仕事に慣れていけるようにサポートしています。施設内研修は毎月実施していて、AMGのキャリアラダーに沿って行うラダー研修は、ナーシングスキルというeラーニングツールを活用して行っています。

また、興味のある外部研修があればどんどん参加してもらっていて、私もこれまでさまざまな外部研修に参加してきました。スキルアップしたい方には最適な環境です。

今は時代の変化で、スキルアップ・キャリアアップは目指さないという方もいるのですが、「とても伸びしろがあるのに外部研修に行かないのはもったいないなぁ」とも思うので、一応こちらから声を掛けることがあります。「参加してみたらとても良かった！」という声も多いんですよ。

－入職を考えている方にメッセージをお願いします。

当施設には、新卒からベテランまでの幅広い年齢・経歴のスタッフが活躍しています。さまざまな経験を積んでから介護の道を選ばれる方も多く、スタッフの約半数が他業種から介護業務未経験で入職しているので、どんな方も受け入れる！という体制が整っています。新人さんウェルカムな雰囲気の職場ですので、働く中で一緒に介護の楽しさを感じられたらうれしいです。