教育担当としての取り組み
-教育担当者としての取り組みを教えてください。
私は「基礎教育」という新卒入職1~3年目の教育の担当で、入職3年目までに必要になる知識・技術について教育を行っていて、具体的な担当業務は、ラダーの管理、新人研修・入職2~3年目の研修の企画、面談の実施などです。新人研修は仕事との付き合い方や心身の健康を重視した内容、入職2~3年目の研修はさまざまな業務の自立を目指す内容で、企画しています。
また、「スタッフが楽しく前向きに仕事に取り組めるようになるにはどうしたら良いか」を考えて研修を企画するようにしていて、例えば、役割を明確にすることでやりがいを感じられるよう、入職2年目にはチームの一員としてリーダーを補佐するにはどうしたら良いかを学ぶ「メンバーシップ研修」、入職4~5年目には「リーダー基礎研修」などを行っています。
-ほかには、どのような研修を行っていますか?
PT・OT・STの職種別の勉強会、リハビリ科全体での勉強会、各配属先での勉強会などです。すべて合わせると月10~15回程度実施しています。病院の教育委員会主催の研修もあり、新人さんは他職種と合同で行うフォローアップ研修などもあります。
-教育担当者として心掛けていることを教えてください
能動性を育むことを大切にしています。新人のころは難しいと思いますが、どうすればより良くなるかを考えて自発的に業務に取り組むと、楽しく仕事をしながら成長できると考えているからです。そのためにまずは、私自身が楽しく前向きに能動的に動くように心掛けています。スタッフに「前向きでいよう、能動的に動こう」と言うなら、私がそういう存在でないといけないと思うので。
また、新人から相談をされたときは最初からきちんと答えを教えますが、新人以外の場合は、まずは本人に意見を言ってもらってから私の考えを伝えるようにしています。自分で考える力を持ってもらいたいからです。