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医療法人社団 輝峰会 東取手病院

看護部長インタビューinterview

看護部長の“想い”がわかるコンテンツです。

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看護部長インタビューinterview

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メイン写真
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スタッフ一人ひとりに
優しさと愛情を注ぎたい

Profile

高校卒業後、看護師を志して埼玉県に転居し、産婦人科を主体とする病院の看護助手として働きながら看護学校に進学。看護師の資格取得後も同院に約7年勤務し、結婚を機に退職して千葉県に転居。透析を強みとする医療機関に入職し、第1子、第2子を授かり退職。子育てと両立しやすい職場を求めて、1995年に「東取手病院」に入職。子育てをしながら主任や師長などの管理職を経験し、2005年に看護部長に就任。以来、約20年にわたって看護部長としてマネジメント業務に従事している。

これまでの歩み

看護師を目指した理由を教えてください。

高校時代に何気なく幼少期のアルバムを開くと、「将来は“かんごふ”になりたい」と書かれた紙を持つ自分の写真がありました。その発見がきっかけです。当時から女性が自立できる仕事に就きたい気持ちがあったため、過去の自分に導かれて看護の道に進むことを決めました。

子どもの頃の私は、近所で捨て犬を見かけると放っておけなくて「自宅に連れてきて面倒をみる」を繰り返していて、母親からは「面倒見が良いし、看護師に向いていると思うよ」と賛成してもらえました。

新人時代の思い出を教えてください。

私の新人時代は「怒られてなんぼ」という厳しい時代でしたから、プリセプターのような指導者はおらず、「仕事は見て覚える」が基本でした。1年目は厳しい先輩に怒られてばかりで、看護師を辞めて故郷に戻りたい!と何度思ったことか…。でも、そんな時は大好きな母のことを思い出して、一人前になるまで故郷に戻らないぞ!と、自分を奮い立たせて乗り越えてきました。

当時の失敗談はたくさんあるけれど、失敗の数だけ人は成長するって本当です。命に関わることでなければ「失敗は次に繋がるもの」と前向きに捉えて、二度と同じ失敗を繰り返さないように心がければ良いと思っています。

印象に残っている患者様とのエピソードはありますか?

初めて働いた職場は産科・婦人科・小児科などを標榜する「産院」で、身体のケアと同じくらい「心のケア」が求められる現場でした。夜勤の日には、消灯後に話がしたいという妊産婦さんや女性患者様が私のもとに来てくださって、いろいろな悩みに寄り添った思い出があります。

特に印象に残っているのは、子宮筋腫の手術を受ける女性患者様との思い出。その方にはお子さんがいて、「今まで病気とは無縁の人生を歩んできたのに、まさか自分が入院するなんて。子どものことが心配で仕方ない」と、精神的に不安定な状態が続いていました。

でも、当時の私は20代で、結婚も出産も経験していない私が、年上の患者様に助言するなんておこがましい…と思ってしまい、話を聴くことしかできなかったんですよね。力不足で申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、無事手術を終えて退院を迎えた日、その患者様から「あなたに話を聞いてもらえたことが励みになったわ。ありがとう」と、感謝の気持ちを伝えられました。

患者様が求めているのは、悩みや不安を打ち明けられる相手です。今も私は「この看護師なら安心して話ができる」と感じてもらえるような関わりを大事にしています。

テーマ1

現在の挑戦

こちらの病院の看護の特徴について教えてください。

かつての当院は、循環器を強みとする忙しい急性期病院でした。ただ現在は、時代に合わせて「治す医療」から「治し、支える医療」にシフトチェンジし、超高齢社会を支える医療を展開していて、老年看護が主体です。入院設備として一般病棟と地域包括ケア病床を有し、どちらも内科・消化器外科・整形外科などの混合病棟なので、幅広い看護の知識が求められます。

救急の件数はそこまで多くありませんが、二次救急の指定を受けて手術室も備えているため、一般病棟には緊急入院や手術目的の患者様もいます。
地域包括ケア病床では、在宅生活を望む高齢患者様のためにリハビリや退院調整に力を注ぎ、質の高いチーム医療を実践。当院のリハビリテーション室はとても広く、設備や訓練機器が充実していて、患者様やご家族からとても好評です。

関連施設が複数あるそうですね。

ええ。法人全体で地域完結型の医療・介護の提供を目指し、退院後の生活を支える関連施設を充実させていることも強みです。徒歩圏内に「訪問看護ステーション東取手」「訪問リハビリステーション東取手」「はあとぴあ(老健)」があるほか、守谷市に「やまゆりの郷(特養)」もあり、医療と介護のシームレスな連携を実現しています。

また、関連病院の「取手中央病院(療養型病院)」とは連携する機会が多く、転院される患者様もいらっしゃいます。

大切にしている看護方針について教えてください。

「優しさ」と「愛情」です。患者様であれスタッフであれ「優しさと愛情をもって接すればどんな人にもわかってもらえる」と信じて、これまで看護師を続けてきました。

テーマ2

職員への思い

スタッフのために取り組んでいることはありますか。

どんな時でもスタッフをサポートすることです。私の一番大切な役割は、当院の看護師一人ひとりを支えることだと思っています。何か困ったことがあれば、いつでも看護部長室の扉を叩いていいし、私が休みの日でも電話をしてくれて構わないと伝えています。

当院は全体で77床の家庭的な病院規模なので、仲間の個性や看護観はもちろん、家族構成やお子さんの年齢まで把握しやすいです。私はスタッフの家族のことも大事にしたいですから、例えばお子さんが体調を崩して休んだ翌日には、体調は回復したのか、スタッフ自身は無理をしていないかなど、気にかけて声かけをしています。

どんなスタッフを歓迎しますか。

高度急性期のようなスピード感のある看護ではなく、ゆっくり患者様と向き合って経過をみていく看護をしたいと考えている方です。看護部は中途採用がメインですが、即戦力を求めているわけではなく、臨床経験は浅くても長く定着してくれる方を歓迎します。

現在の看護部で最も多いのは、30代・40代の子育て世代。私自身も当院で働きながら子どもを育ててきた一人として、出産後も安心して働き続けられる環境づくりにも力を入れています。お子さんが小さいうちは日勤常勤・時短勤務・パート勤務など、家庭に合わせた働き方を選んで、お子さんとの時間も大切にしてほしいです。

求職者へのメッセージをお願いします。

オフの時間が充実すると、ストレスが解消されて心に余裕が生まれ、仕事にも良い影響がでるものです。看護部では、シフト管理を担う師長たちの頑張りで、公休希望を月10日申請できるようにして、できる限り希望が通るように調整しています。

また、残業が少なく、定時に退勤できる日が多いため、プライベートを充実させて、オフに楽しみを持って働くスタッフが多いです。ぜひ当院で、キャリアも私生活も充実した日々を過ごしてください。

テーマ3

プライベートの過ごし方

趣味の読書を楽しむ休日★

読書が好きなので、オフの日はいろいろな本を読んでいます。ただ、自分が休みの日もスタッフたちは頑張ってくれているので、職場からの電話にはいつでも出られるようにスタンバイしていますよ(笑)。

プライベート