医療専門の
求人サイト

看護師の求人・転職・募集サイト 【医療21】

医療法人社団 関川会 関川病院

看護部長インタビューinterview

看護部長の“想い”がわかるコンテンツです。

医療法人社団 関川会 関川病院

看護部長インタビューinterview

看護部長の“想い”がわかるコンテンツです。

メイン写真
メイン写真

患者さんと丁寧に向き合い、
小さな変化から考える看護を。

Profile

看護部長/六ツ見 しのぶ看護学校進学のために上京し、卒後は現在の国立病院機構グループの病院に入職。卒後3年目に同グループの「がんセンター」への異動を希望し、約18年勤務。師長就任後はグループ内転勤を複数回経験し、副看護部長就任後に認定看護管理者資格を取得。その後は看護部長職も経験し、2023年3月に定年退職。2023年4月に大坪会グループに入職し、2024年4月より「関川病院」の看護部長に就任して現在に至る。

これまでの歩み

新人時代の思い出を教えてください。

初めての職場は都内の国立病院の外科病棟で、ここで2、3年働いたら田舎に戻ろうと、最初は腰かけ程度の気持ちでした。でも、あるがん患者さんとの出会いがきっかけで「がん看護」に興味を持ち、その後の看護師人生が大きく変わったのです。

その患者さんは50代の男性で、がんを患い、これ以上は治療効果が期待できない状況にいました。当時は患者本人へのがん告知が一般的でない時代でしたが、その方は珍しく告知されていて、残された時間を有意義に過ごすための疼痛コントロールを行っていたんです。

肉体的にも精神的にも辛いはずなのに、ご本人は最期まで自分らしく生き抜こうと、お薬で痛みを上手くコントロールし、自分が行きたい場所に行ったり、会いたい人に会ったり、お仕事を整理したりと、悔いのない最期の時間を過ごして旅立ちました。
新人の私にとって、そのような終末期を支えたのは初めての体験で、これからは「がん患者さんに残された時間を少しでも明るく幸せに過ごしてもらえるような看護」がしたいと思い、卒後3年目に国立がんセンターへの異動を願い出たんです。

その患者さんとの出会いが大きな転機になったのですね。

そうなんです。国立がんセンターには約18年勤務し、全国から集まるがん患者さんと向き合いました。数え切れないほどの思い出があるけれど、やはり、若いがん患者さんの看取りは辛いです。自分と同世代の患者さんの最期と向き合うたびに、なんでもない日常を送れることがいかに幸せか思い知りました。

がんセンターでは教育や管理も経験し、自分は人を育てたり、マネジメントに従事したりすることも好きだなと気付いて、管理の道に進みました。特に、自分色の病棟をつくっていける師長の仕事に大きなやりがいを感じましたね。

国立病院機構に定年まで勤められたそうですね。

ええ。全部で9つのグループ病院を経験して定年退職しました。その後、縁あって大坪会グループに入職し、当院は2つ目の病院です。私は自分が働く職場は事前に見学しておきたいと思い、実際に病院見学をしたのですが、大坪会グループは1つ目の病院も、2つ目の当院も患者さんに清潔感があり、身だしなみケアが徹底されている点が好印象でした。

テーマ1

現在の挑戦

こちらの病院の看護の特徴について教えてください。

当院は地域に密着したケアミックス型病院で、高齢の患者さんへの慢性期の看護が中心です。入院患者さんのADLは自立している方から全介助の方までさまざまで、お一人おひとりに求められるケアを提供しています。

看護師の活躍の場は、外来・手術室(バスキュラーアクセスセンター)・一般病棟・障害者病棟・療養病棟・透析室と、幅広いのが特徴。当院の看護師には仕事の幅を広げながらスキルアップしてほしいので、私が就任してから定期的な部署異動を行っています。

また、同じ建物内に老健「ひぐらしの里」が併設されていて、老健の利用者さんの入院治療の受け入れや、老健への退院支援に携わる機会も多いです。

バスキュラーアクセスセンターを持つ病院として、地域の医療機関とも連携しているそうですね。

ええ、バスキュラーアクセスの造設からシャントトラブルの治療まで。透析患者さんをトータルにサポートできる設備があるため、地域の外来透析施設の患者さんのバスキュラーアクセス管理も担っています。透析ベッドは26床あり、どの病棟にも透析患者さんがいらっしゃいます。

大切にしている看護方針を教えてください。

当院のような慢性期医療の現場では、効率を考えて業務を遂行する看護だけではなく、患者さんの小さなサインから「考える看護」が求められます。

入院患者さんは言葉での意思疎通が難しい方も多く、痛みや不快感を言葉で伝えることができないため、看護師は常に観察力を働かせています。「普段より食事量が少ない」「いつもと顔色が違う」など、ちょっとした変化から体調不良やストレスを察知し、早めに適切な対応を取れるようにしているんです。

テーマ2

職員への思い

どんな仲間と一緒に仕事がしたいですか?

看護はチームで提供するものなので、周囲との調和が図れて、周囲を巻き込んで改革ができるような方がいいですね。即戦力となる中途入職者だけでなく、新卒採用にも取り組んでいて、2025年度は久しぶりに新卒看護師を2名迎えました。新卒看護師が入職したことで、教育計画も充実しましたし、指導者や管理職の育成にもつながっています。

スタッフのために取り組んでいることはありますか?

コミュニケーションを取ることが何よりも大事だと思っています。だから毎日現場をまわり、「良いと思ったら褒める」「指導をする際はメリハリをつける」ということを心がけています。

求職者へのメッセージをお願いします。

当院はJR「三河島駅」から徒歩3分、京成線「新三河島駅」徒歩8分という便利な場所にあり、立地に魅かれて入職される方がたくさんいます。立地の良さも当院の魅力の一つですが、より一層「看護の質」でも選んでもらえるように、教育をもっと充実させて、考える看護を定着させたいと考えています。

看護部は残業がほとんどなく、希望休が通りやすいことから、どの部署にも子育て中のママさんが活躍していて、ワークライフバランスはばっちり。そうした働きやすさはもちろん、働きがいも得られるように、今以上にスキルアップ・キャリアアップ支援を強化していきたいです。
ぜひ私たちと一緒に、質の高い看護ケアを追求していきましょう。

テーマ3

プライベートの過ごし方

土いじりを楽しむ休日★

休日の楽しみは、お庭のプランターで土いじりをすること。季節ごとの花や観葉植物、野菜などを育てて楽しんでいます。私は21歳から看護師としてがむしゃらに働き続けてきたので、大坪会グループでの仕事を終えたら第二の人生を…と、今から夫婦で地方への移住計画を立て、もっと広い土地で土いじりができる日を楽しみにしているんです♪

プライベート