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職場の舞台裏、もっと知りたい…。実際の様子やスタッフを見たい…。そんなあなたに代わって、見学に行ってきました!写真と文章でお届けします。ゆっくりご覧ください。

医療法人社団 仁恵会

黒河内病院

( 一般病院 )

編集部が取材しました

見学の下調べ

「急性期病院のアットホーム感」って、ちょっと想像しづらいですよね。急性期はどうしても忙しいイメージが先行してしまい、家庭的な雰囲気とはほど遠いような気がしてしまいます。51床と小規模ながら、地域の救急医療の中核を担う「黒河内病院」が大切にしているのは、家庭的で温かい診療体制。一刻を争う急性期の現場で実践されている「家庭的な診療」とは一体…?なかなか気になる病院です。

形 態
一般病院
所在地
神奈川県相模原市南区豊町/相模大野駅
病床数
51床
百聞は一見にしかず見学開始!!

玄関

小田急線「相模大野駅」周辺は、再開発によって多くの商業施設が建ち並び、ショッピングに便利な街並み。駅周辺は賑やかですが、15分ほど歩くと自然の多い景観となり、「黒河内病院」に到着しました。玄関で迎えてくれたのは、看護部長の中野さん。「ようこそ!私は学生時代から働いているので、当院のことをよ〜く知っています。何でも聞いてくださいね!」。

裏付けされた”自信”を聞く職場自慢

救急入口

あ、救急口前には救急車の列ができています。年間どのくらいの救急搬送を受け入れているんですか?「受け入れ台数は年々増え続けていて、現在は年間2000台以上です(2019年5月)。そのまま緊急手術となるケースも多く、2018年度の手術件数は約570件でした。わずか51床という病院規模で、これだけの実績を持つ病院は、地域でも珍しいんですよ」。忙しい日には、救急車が4~5台並ぶこともあるんだとか。

手術室

手術室へ伺うと、執刀前の森谷副院長に遭遇!「2019年度は年間600件以上の手術に対応することが目標なので、ナースの協力を得ながら頑張っています!私は『人工関節センター』のセンター長も務めていて、副センター長の岩瀬医師とともに、大学病院から赴任してきました。大学病院は入院待ちの日数が長くなりがちですから、当院で同等レベルの治療環境を整え、紹介患者様を積極的に受け入れていきたいと考えています」と、副院長。

裏付けされた”自信”を聞く職場自慢

手術室

今日は特別に、人工関節手術の様子を見学させていただけることに。「当院では、MIS(最小侵襲人工関節手術)という患者様に負担の少ない手術法を導入しているので、術後の回復が早く、リハビリ科と連携しながら平均10日ほどで退院に導いています。人工関節は、加工技術や手術技法の進歩から長持ちするようになったため、以前は手術を受けるのは高齢患者様が中心でしたが、最近は50代~60代の方も増えてきています」と、中野さん。

リハビリ室

つづいて、リハビリ室へやってきました。「当院は整形外科が強みなので、多くのリハビリスタッフが活躍しています。小規模な病院なので、部署の垣根が低く、リハビリ科とは患者様の情報共有をしっかり行えています。短期間で効果的なリハビリを提供し、多くの患者様を在宅復帰に繋げられているのも、他部署と距離の近い人間関係のおかげなんです」と、中野さん。

管理室

「事務長との距離も、すごく近いですよ」と、山口事務長を紹介してくれました。山口事務長は看護師免許を持っていて、前任の看護部長を務めていたのだとか。看護師の免許を持っている事務長って、珍しいですね。「そうですね。看護師と事務長って、一般的には意見が食い違うことが多いでしょう(笑)。でも私の場合、看護師として現場で働いていたので、中野部長の想いが理解できるし、一緒により良い病院を目指そうって協力し合えるんです」と、事務長。

特徴は”名”を聞く名物・名所・名スタッフ

理事長室

お次は、黒河内理事長のもとへ。現在も、週1回の外来・回診を行いながら、相模原市病院協会の名誉会長や相模原看護専門学校の副理事長としても活躍されているそうです。「最近は、地域の看護師不足を解消するために、潜在看護師の発掘や、看護実習生の受け入れに力を入れています。相模原市は、市民病院を持たない唯一の政令指定都市なので、民間病院が協力し合って、救急医療体制の構築や次世代の医療従事者の育成に取り組んでいるんですよ」と、理事長。

カンファレンスルーム

病棟のカンファレンスルームで、子育て中の看護師さん2名を紹介していただきました。職場の子育てサポートは整っていますか?「はい。病院から徒歩2分の場所に託児室があり、1日600円とリーズナブルな価格で利用することができます。また、短時間勤務、日勤常勤、非常勤と、子どもの成長に合わせた働き方も可能なんです」と、お2人。子育てに理解が大きい職場なので、看護部の半数以上が育児経験者なんだとか。

創意工夫を伺う独自の取り組み

バーベキュー大会の様子

お次は、先日開催したバーベキュー大会の写真を見せていただきました。「職員間の親睦を深めるため、春のバーベキュー大会は盛大に行っています。毎年、理事長オススメの食材を各地から取り寄せて、職員の子どもたちも招き、みんなでお腹一杯食べるんです。2年に一度の職員旅行は、日帰りプランも用意して、宿泊できない子育て中の職員も参加しやすいように配慮しています」と、中野さん。皆さん、とっても楽しそうですね~!

ナースステーション

つづいてナースステーションに伺い、看護部の教育担当を務める師長さん(写真左)と副師長さん(写真右)にキャリアファイルを見せていただきました。「看護部では、新人一人ひとりにキャリアファイルを作成し、習得した技術のチェックリストを残しています。このファイルを見れば、専属のプリセプターが休みの日にも、他のスタッフがサポートに入りやすく、新人さんの安心に繋がっているんですよ」と、お2人。

老人保健施設 相模大野

最後は、併設のグループ施設「老人保健施設 相模大野」にやってきました。「こちらでは、居宅介護支援、通所リハビリ、訪問リハビリなどにも対応しているので、退院後のフォロー体制もバッチリ。当院では開院以来、退院された患者様に電話で連絡を取り、その後の経過を伺っていて、お困りの際はグループ施設の利用を案内することもあるんです」と、中野さん。法人内で連携し、退院後の生活も含めた支援を行っているんですね。今日はありがとうございました。

介護21スタッフが聞く「で、実際のところは?」見学後記

帰り道

――お疲れさまでした。急性期の現場で、家庭的な診療は実現していましたか?
はい。地域の患者様にも、働く職員にも、思いやりに溢れた病院でした。51床という規模で、年間2000台以上の救急車を受け入れる忙しい病院ですが、開院当初から「家庭的な温かさ」を大切に、地域からも職員からも長く愛されているそうです。
――そのような環境が確立できたのはなぜでしょう?
病院の前身である診療所の時代から、診療に対するスタンスを変えていないからだと思います。救急患者様を断らないというモットーや、患者様の退院後をフォローする配慮など、良い伝統をしっかり受け継いでいました。
――では、ここはちょっと、という点は?
歴史の長い病院なので、多少古さは感じるかもしれません。でも、定期的にリニューアル工事を行い、職員用の休憩室や、会議室を新しくしているんだとか。2018年には、新たに人工関節センターが誕生しましたし、2019年7月には電子カルテが導入される予定だそうです。
――最後に、ここだけの話をひとつお願いします
新人看護師のための「ジョブローテーション」や「リフレッシュ研修」など、新人向けの教育体制が充実しています。基本的には新卒者が対象ですが、中途入職の方でも、経験の浅い方は新卒と同じ教育プログラムが受けられるそうです。

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