「新松戸中央総合病院」へのアクセスは、JR武蔵野線・常磐線「新松戸駅」から徒歩3分。駅周辺には飲食店やスーパーが充実していて、お買い物やゴハンに便利そうです。玄関で迎えてくれたのは透析室に勤務する入職3年目の看護師さん。「ようこそ！当院は多くの診療科を持つ総合病院で、病棟はすべて混合病棟なのでさまざまな看護の知識・技術が身に付きますよ。今日は当院で働く魅力をたっぷりご紹介しますね」。

まずは、2024年1月にOPENした新松戸高精度放射線治療センター（SMARTセンター）へ。「当院の強みであるがん治療により力を注ぐために、こちらを開設しました。最先端の装置を使用してがんの検査や放射線治療を行っています。当センターには、日本で3台しか稼働していない放射線治療装置『ZAP-X』を導入していて、脳腫瘍などのメスの届かない深部の病変を治療しているんですよ」と、看護師さん。

院内に入り、ICUを案内していただきました。「当院に在籍している4名の救急救命士と連携しながら月600～700件の救急搬送を受け入れています（2025年7月）。搬送されてくる患者さんは若い方は少なく、多くが高齢の方です。当院は二次救急の役割を担っていますが、比較的重症度は高めで、緊急の手術、内視鏡検査、心筋梗塞による緊急のカテーテル治療が必要になる症例も多くあります」。

お次は、手術室へ。「手術は消化器外科を中心に行っていて、泌尿器科や脳外科の手術も多く、全て合わせて月300～350件実施しています（2025年7月）。また、手術支援ロボット『ダビンチ』と『ヒューゴ』を利用して、さまざまながんや鼠経ヘルニアなどに対し、高度な腹腔鏡手術を行っています」と、看護師さん。

病室に伺うと、新人指導が行われていました。「新卒者には1年間、中途入職者には基本的に3カ月間、担当の先輩が付いて丁寧なOJTを実施していて、中途入職者の場合は経験や希望に合わせて期間の調整を行っています。教育は、『当部署で働く上で必要な知識・技術』を各部署で定めてラダーを作り、それを基に各部署で勉強会を実施しています。興味のある外部研修・学会にも積極的に参加可能です」。

新人研修の写真を見せていただきました。「新卒者が、少し現場から離れて同期とコミュニケーションを取りながらリラックスできるように、『ホッとCLUBルーキーズ』という新人研修を開催しています。医療に関係のないテーマでレクリエーションを実施していて、最近はしりとり・クイズのほか、役職者も交えたスポーツ大会などを行い、とても盛り上がりました」。すてきな取り組みですね。

摂食嚥下障害看護認定看護師の教育課程を終えた看護師さんが、ケアを行っています。「私は働きながら学校に通い、認定看護師の教育課程を修了しました。費用は病院が全額負担してくれて研修日は日勤扱いにしてもらえましたし、学校に通いやすいようにと受講期間のみ職員寮を用意してくれたので、ありがたかったです。現在は資格試験に向けて勉強しながら、週2日は院内で摂食嚥下に関する活動をしています」。

つづいて、子育て中のママさんたちが集まってくれました。「当院にはママさん仲間が多く、ライフスタイルの変化に合わせて日勤常勤・時短勤務・パート勤務が選べるため、管理職で時短勤務をしている方も多数います。病院の近くに保育室があり、土日や夜勤の際も預かってもらえるなど、子育て支援が充実しているので、産休・育休からの復帰率はほぼ100％です」と、ママさんたち。

お次は、案内役の看護師さんが勤務する透析室へ。「透析室のベッドは47床で、腹膜透析も行っています。わからないことがあるときは先輩方が丁寧に教えてくれるので、透析の業務をきちんと学ぶことができます」と、看護師さん。「看護師の活躍の場は、透析室のほかに、6つの病棟・ICU・外来・手術室・内視鏡室・SMARTセンターと幅広くあり、興味のある分野があれば異動することもできますよ」。

職員食堂は、白を基調とした清潔感のある空間で、リラックスして過ごせそうです。「こちらでは、一食380円でおいしいお弁当を頼むことができるので、利用しているスタッフが多くいます。職員食堂のほかに、ワンルームのきれいなお部屋にリーズナブルに住める職員寮、本人とその家族がグループ内の病院を受診した際にかかった医療費が減免される医療費減免制度など、福利厚生が充実しています」。

最後に、看護師さんたちにお会いし、職場の魅力をお聞きしました。「幅広い診療科があるので、さまざまな経験を積みながら、自分の極めたい看護の領域は何なのかを見極められることです。また、看護部には20～40代の若手・中堅層が多く、どの部署も新人さんウェルカムな雰囲気なので、新しく入職した方もすぐに馴染めると思います。スタッフみんなフレンドリーで、温かい職場ですよ」と、みなさん。今日はありがとうございました。