

公益財団法人 明徳会
清水ヶ丘病院
( 一般病院 )


結婚・出産後も長く働き続けるには、職場の理解とサポートが必要ですよね。横浜市にある療養型病院「清水ヶ丘病院」では、出産を控えている方や、育児ブランクのある方、小さなお子さんを持つ方の入職も歓迎するため、ワークライフバランス支援を強化しているとのこと。新看護部長が中心となって業務改善プロジェクトチームを結成し、より魅力的な病院づくりに取り組んでいるそうなので、さっそく見学に行ってチェックしてきます!
- 形 態
- 一般病院
- 所在地
- 神奈川県横浜市南区/南太田駅
- 病床数
- 60床

玄関
「清水ヶ丘病院」は、地域に親しまれる「どんどん商店街」の一角にあり、京浜急行「南太田駅」から徒歩7分、横浜市営地下鉄ブルーライン「吉野町駅」から徒歩13分の立地。病院の目の前には、バス停「庚台(かのえだい)」があり、「関内駅」や「桜木町駅」方面からのアクセスも便利です。玄関では、2020年に赴任された有山看護部長が迎えてくれました。「今日は、大きな変化を遂げようとしている当院の魅力をたっぷりとご紹介します」。


外来診療室
まずは外来で、2021年4月に赴任した正木院長を紹介していただきました。「当院は2024年に新病院に生まれ変わる予定で、80床へ増床するため、新しい仲間を歓迎しています。医師としての長年の経験から、職種間のチームワークが十分に発揮され、風通しの良い職場を実現するには、前向きで熱意のある仲間の存在が何よりも大切だと実感しています。地域の患者様にとって『本当に良い病院』を目指すために、力を貸してくださる方のご応募をお待ちしています」と、正木院長。


内視鏡室
つづいて、正木院長の赴任を機に開設した内視鏡室へ。「院長は消化器外科の専門医で、大学病院で多くの大腸がんの治療に携わってきた経験豊富な医師なんです。当院でもそのキャリアを活かしていただくため、外来にて予防医療としての内視鏡検査をスタートしました。新病院には、上・下部消化管内視鏡やX線診断機器などの最新医療機器も導入予定で、各種検診や通所リハビリテーションなど、さまざまな地域医療ニーズに応えていきます」。


事務室
お次は、前職が保育園の事務職勤務だったという石井事務長にお会いしました。「現在の看護部は年齢層が高いのですが、これからは、産休・育休を取得する方や独身者の方も積極的に受け入れていくため、子育てサポートを充実させる取り組みをしています」と、石井事務長。女性ならではの視点と、保育園勤務経験を活かして、勤務環境を見直しているそうです。


看護部長室
有山看護部長は、こちらの看護部長室にいらっしゃることが多いですか?「いいえ。現場の状況を知るために、各部署を行き来しています。2020年の赴任以来、看護の質をより高めるため、『業務改善プロジェクトチーム』を発足し、院長や副院長の協力も得ながら看護部改革を進めているんですよ」。それは素晴らしい!


スタッフステーション
スタッフステーションへ行ってみると、新人さんへの指導が行われていました。「入職後は、こんなふうにサポート役の先輩が付き、業務に慣れるまでマンツーマンの指導を行っています。最近、OJTツールとして技術チェックリストを導入し、新人指導の進捗状況を部署全体で把握できるようになったため、よりきめ細かいサポートが可能になりました」と、有山看護部長。


病室
つづいて、病室へ。明るくて開放的な雰囲気ですね。「そうなんです。長期入院を受け入れる療養型病院だからこそ、生活の場として安らげる空間を用意しています。入院患者様は、積極的な治療を終え、比較的症状の落ち着いている方が大半のため、慌ただしさのない環境で仕事ができ、毎日ほぼ定時で退勤できることも魅力です」と、看護師のお2人。


廊下
お次は廊下で、看護助手の皆さんを紹介していただきました。「身体介助や生活支援が必要な入院患者様が多いため、看護助手を多く配置し、看護師と連携しながら働いています。看護助手の中には外国人スタッフも数名いて、すごく明るくて、職場の大切なムードメーカーなんですよ」と、有山看護部長。


院内研修の様子
「こちらは、先日開催した院内研修の写真です」と、紹介してくれました。研修は定期的に開催されるんですか?「はい。研修はほぼ毎月あり、家庭を持つ方も参加しやすいよう、原則勤務時間内に開催しています。ここ最近は、新型コロナウイルス感染症対策として、同じテーマの研修を月2回開催し、参加者が大人数にならないように工夫しています」と、、有山看護部長。


スタッフステーション
スタッフテーションに戻ると、正木院長や冬木副院長(写真左から2番目)も交えたカンファレンスが行われていました。「病棟は1単位で、看護師はすべての患者様と関わっているため、全体の状況を把握した上で情報共有ができています。内科的疾患を抱える患者様が中心ですが、高齢者になるとさまざまな合併症を起こしやすいため、多職種チームでリスク管理を徹底しているんです」と、皆さん。


廊下
最後は、多職種の皆さんが集まってくれました。職種間の壁がなくて、和気あいあいとした雰囲気ですね。「家庭的な規模なので、職種を越えたコミュニケーションを図りやすいことも当院の魅力です。スタッフ間の距離が近く、プライベートな会話も多いため、仲間の家庭の事情も理解し合い、『お互いさま』という意識で助け合っています」と、皆さん。とても素敵な関係ですね。今日はありがとうございました。

帰り道

――お疲れさまでした。ワークライフバランス支援を強化する療養型病院、いかがでしたか?
- 子育てサポートをはじめ、希望休や有休の取りやすさ、慌ただしさがなく定刻通りに働ける環境など、さまざまな働きやすさが整っていました。また、看護部長が中心となって業務改善プロジェクトを進めていますし、2024年には新築リニューアル&増床が計画されていて、今後もますます魅力的な職場になりそうだと感じました。
――療養型病院での経験がなくても活躍できますか?
- はい。看護部には、指導力の高いベテラン層が多いですし、しっかり時間を確保して新人教育をしているので、、療養型病院が初めての方でも安心です。院内研修は毎月開催されますし、じっくりゆっくり学んでいける環境なので、焦らずに成長できると思います。
――では、ここはちょっと、という点は?
- 看護部長としては、安心・安全で質の高い看護を提供するため、看護方式や業務手順など、基本的な部分から見直していきたいそうです。有山看護部長は、他院での管理職経験が長く、これまでのキャリアを活かして新しい風を吹き込んでくれそうな素敵な部長さんでした!
――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。
- 新築リニューアルを機に、増床や医療機能の拡充を計画しているため、スタッフの大幅な増員を計画しているんだとか。リニューアル後は、検診などの予防医療にも力を注ぐ方針らしいので、経験できる看護領域が広がると思います。
結婚・出産後も安心して働き続けられる環境を求めている方
新築リニューアル予定の療養型病院で、心のゆとりを大切にしながら働きたい方