

社会医療法人社団 正志会
南町田病院
( 一般病院 )


時代のニーズに合わせて成長を続ける病院には、働く魅力もたくさんあるはず。「断らない救急」をモットーに、急性期から回復期のリハビリ、在宅支援まで切れ目なく対応する「南町田病院」は、再開発が進む地域とともに、新しく生まれ変わり続けているそうです。一般病棟で「7:1看護体制」を実現し、看護師の業務量を軽減して患者様と向き合いやすい環境を整えているのだとか。さっそく見学に行って、働く魅力を見つけてきます!
- 形 態
- 一般病院
- 所在地
- 東京都町田市/南町田グランベリーパーク駅
- 病床数
- 222床 (急性期188床、回復リハ病棟34床)

玄関
「南町田病院」の最寄り駅は、「南町田グランベリーパーク駅」。駅の改札を出ると、ショッピングモール「グランベリーパーク」に直結していて、約240店舗ものショップで賑わっています。駅から8分程歩くと、季節の花が咲く花壇に囲まれた「南町田病院」に到着しました。玄関で迎えてくれたのは、ICU(院内呼称)で働く看護師さん。職場のキャリア支援制度を活用して、特定行為研修を修了したそうです。


外来の待合スペース
玄関から外来の待合スペースへ進むと、スタッフの皆さんが笑顔で迎えてくれました。「こちらのスタッフたちは、ご案内係として活躍する『外来コンシェルジュ』です。患者様に寄り添った『おもてなしサービス』の提供を目指して、接遇マナーやホスピタリティ精神を学んだスタッフを配置し、スムーズなご案内を行っています」と、看護師さん。


救急外来
お次は救急外来で、病院救急車と救急救命士さんを紹介していただきました。「モットーとする『断らない救急』の実現のために、救急救命士を病院職員として採用し、看護師と連携しながら救急搬送の受け入れを行っています。保有する病院救急車は、より専門的な治療が必要な場合の他施設への救急搬送や、かかりつけの在宅患者様が入院する際の送迎にも使用するなど、有効活用しているんです」と、看護師さん。


手術室
つづいて、手術室へ。手術室は3つあり、整形外科のオペに多く対応しているそうです。「手術室のドクターはとても教育熱心で、病棟看護師が周術期のケアを深めていけるよう、手術の見学実習を開催しています。実習には、新卒者だけでなく、中途入職者も参加することができて、医師から直接指導を受けられる貴重な機会となっているんですよ」と、手術室の看護師さん。


一般病棟
一般病棟へ行ってみると、新人指導が行われていました。「入職後は、こんなふうにプリセプターの先輩が付き、マンツーマンの丁寧なOJTを実施しています。一般病棟では、「7:1看護体制」を実現していて、看護師ひとりあたりの業務量にゆとりがあるため、新人さんにもきめ細かい指導を行うことができています」と、看護師さん。患者様に対しても、より丁寧な個別ケアが実現できているのだとか。


一般病棟
見学中に、副看護部長さん(写真中央)と、教育委員会委員長の緩和ケア認定看護師さん(写真左)にばったり遭遇。スペシャリストを目指す方への支援体制はありますか?「はい。外部研修や資格取得の費用を援助する制度を整えています。今後は、さまざまな領域の認定看護師や特定行為看護師の育成に力を注ぐ方針です。特定行為研修は、グループ病院の『花と森の東京病院』で受講可能なんですよ」と、副看護部長。


リハビリテーション室
お次は、リハビリテーション室へ。広くて開放的なスペースですね。「回復期リハビリテーション病棟があるため、リハビリテーション科には約60名のセラピストが在籍し(2023年3月)、365日体制でリハビリを提供しています。看護師とセラピストのチームワークは抜群で、病棟内でも生活リハビリを意識した関わりを重視し、高い在宅復帰率を維持しています」。退院後のサポートとして、訪問リハビリにも対応しているそうです。


回復期リハビリテーション病棟
回復期リハビリテーション病棟へ伺うと、カンファレンスが行われていました。「患者様の1日も早い在宅復帰のために、定期的に多職種で話し合いの場を設け、退院に向けたサポートを検討しています。近隣には、関連施設の訪問看護ステーション、居宅介護支援事業所、看護小規模多機能型居宅介護などが充実しているため、必要に応じて在宅サービスも取り入れ、退院後も安心して暮らしていけるよう支援しています」と、皆さん。


一般病棟
多職種の皆さんが集まってくれました。働きやすさはどうですか?「病院全体で『残業ゼロ』を目標にしているので、定時に退勤できる日が多く、仕事の後の予定が立てやすいです。病院と最寄り駅との間には、魅力的な大型ショッピングモールがあり、飲食店やカフェが充実していて、映画館などもあるので、仕事帰りの楽しみが広がります」と、皆さん。


透析室
お次は、透析室を案内していただきました。「透析ベッドは全部で12台とそれほど多くないですが、家庭的な環境の中で落ち着いて治療を受けることができると、患者様から大変好評です」。リハビリテーション室、回復期リハビリテーション病棟、透析室は、高齢化が進む時代を見据えて診療体制を拡充して増設されたリハビリテーション館にあります。


病棟
最後は、ママさん看護師さんたちにお会いしました。仕事と子育ての両立は順調ですか?「はい。子育て中の仲間が多いので、子どもの急な体調不良などで勤務変更があっても『お互いさま』の精神で協力しています。子どもが小さいうちは、日勤常勤・時短勤務・パート勤務などを希望することもできますし、成長に合わせて働く時間を伸ばすことも可能なんですよ」と、皆さん。子育てサポートも万全ですね!今日はありがとうございました。

帰り道

――お疲れさまでした。時代に合わせて成長を続ける病院、いかがでしたか?
- うわさ通り、新しさを積極的に取り入れながら、地域になくてはならない病院としての地位を確立していました。外来コンシェルジュの配置や、病院救急車の保有、救急救命士の採用など、オリジナルの取り組みも充実していましたし、新館の増築やリニューアル工事を重ね、リハビリや在宅復帰支援にも力を注いでいました。
――働きやすさはどうでしたか?
- とても働きやすい環境が整っていて、子育て中のママさん看護師もたくさん活躍していました。どの部署も残業はほとんど発生していないそうで、仕事帰りは駅前のショッピングモールでお買い物を楽しむスタッフさんが多かったです。
――では、ここはちょっと、というところは?
- 看護研究や学会発表は苦手という方には合わない職場かもしれません。看護の質の向上のために、年2回は学会発表の機会を設け、教育委員会としても積極的な参加を促しているそうです。
――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。
- 福利厚生も充実していて、院内には1食300円とリーズナブルなランチが食べられる職員食堂があり、夜勤時の夕食・朝食は無料で提供されるそうです。また、地方出身者のために、最寄り駅から徒歩圏内の便利な立地に独身寮を完備していて、大人気だそうですよ。
成長を続ける病院で、長く働きたい方
認定看護師や特定行為看護師などの資格取得を目指したい方