

医療法人 積仁会
旭ヶ丘病院
( 一般病院 )


長く働くことを想定して職場を選ぶなら、子育て支援・活躍の場の多さ・定年まで働ける安定感などを重視したいですよね。伯鳳会グループの「旭ヶ丘病院」では、院長や看護部長たちが、「地域の未来」と「働くスタッフの未来」を真剣に考えながら経営を行っているそうです。2023年には新棟が完成し、より魅力的な病院へと生まれ変わるそうなので、さっそく見学に行って働く魅力を見つけてきます!
- 形 態
- 一般病院
- 所在地
- 埼玉県日高市/武蔵高萩駅
- 病床数
- 142床(療養60床、一般・地域包括ケア45床、回復期リハ37床)

玄関
「旭ヶ丘病院」へのアクセスは、「武蔵高萩駅」と「高麗川駅」から病院まで運行している送迎バスが便利。駅から少し離れた立地ですが、無料の職員用駐車場が完備されているため、ほとんどのスタッフはマイカー通勤だそうです。玄関では、一般・地域包括ケア病棟で働く看護師さんが迎えてくれました。「ようこそ!敷地内では、2023年春に竣工予定の新棟の建設工事が着々と進んでいます」。


玄関ロビー
玄関ロビーで、新棟の完成予想図を見せていただきました。新棟はどんな建物になるんですか?「新棟には、一般・地域包括ケア病棟・回復期リハビリテーション病棟・療養病棟の機能やリハビリテーション室などを移設する計画です。現在の当院は、本館・西館・東館の3つの棟で構成されているのですが、新棟完成後は本館を解体して西館・東館のリニューアル工事を進め、西館は介護医療院になり、東館は管理棟のような役割を担う計画です」。


看護部長室
お次は、認定看護管理者の資格を持つ川野看護部長にお会いしました。「管理職の大事な役割は、スタッフの成長や未来の目標を応援することだと考えているので、継続的なスキルアップを支えるラダー教育を取り入れ、このようは年間研修計画を立てています。看護部では、多様な人材の活躍を推進するために幅広い配属部署を設け、中途入職者にも指導係を付けて、キャリアに応じた1対1のOJTを行っているんですよ」。


院内研修の様子
「こちらは院内研修の写真です」と、看護部長が見せてくれました。研修は定期的に開催していますか?「はい。それ以外にもeラーニングを導入し、伯鳳会グループの学術発表会や看護協会などの外部研修への参加を促すなど、スキルアップを応援しています。業務貢献につながる外部研修や資格取得の費用は病院が負担しているため、現在は感染管理認定看護師を目指して研修に参加中のスタッフもいるんですよ」。


一般・地域包括ケア病棟
一般・地域包括ケア病棟では、多職種カンファレンスが行われていました。「当院が力を注ぐのは、地域移行・地域定着支援で、近隣の高度急性期病院から患者様を積極的に受け入れ、多職種で退院調整に取り組んでいます。在宅復帰を目指す方、長期療養が必要な方、介護医療院での生活を希望される方など、患者様によってさまざまですが、ご本人・ご家族が望む療養の場・生活の場を選択できるような支援を心がけています」と、皆さん。


リハビリテーション室
つづいて、広くて開放的なリハビリテーション室へ。「2020年の回復期リハビリテーション病棟の開設にあたりセラピストを増員したので、とても活気のある雰囲気です。敷地内には広いお庭と果物の木を植えて、屋外で歩行訓練を行ったり、園芸療法でミカン狩りを楽しんだりと、地域での暮らしを想定したリハビリも取り入れています」。看護師とセラピストが協力し、離床を促すレクリエーション活動にも取り組んでいるそうです。


回復期リハビリテーション病棟
回復期リハビリテーション病棟に伺うと、多職種の皆さんが集まってくれました。働きやすさはどうですか?「職員同士の仲が良く、コミュニケーションを密に取りながら仕事を進められるので、とても働きやすいです。また、ワークライフバランスを重視して病院全体で残業削減に取り組んでいるため、どの部署も定時に退勤できる日が多く、家庭やプライベート大切にすることができています」と、皆さん。


療養病棟
療養病棟では、子育てとキャリアアップを両立する看護師さんにお会いしました。「私は当院の奨学金制度で看護師の資格を取得し、入職22年目を迎えます。結婚後は、産休・育休を3回取得し、15歳・12歳・7歳の子どもを育てながら、院内のほぼすべての部署を異動して幅広い経験を積みました。現在は係長として管理業務を学んだり、実習指導者や喀痰吸引等研修指導看護師の資格を取得したりとキャリア形成にも励んでいます」。


介護医療院
院内には、100床のベッドを持つ「介護医療院あさひヶ丘」が併設されています。「こちらは、当院の介護療養病床を転換して2019年に開設し、医療と介護が連携したサービスを提供しています。病院と比べると容態が落ち着いた患者様が中心で、看護師の主な役割は健康管理や日常生活支援なので、定年退職前後のプラチナナースが多く活躍していることが特徴です」。年齢を重ねても仕事が続けやすい部署があるんですね。


駐車場
駐車場には、訪問看護ステーションの訪問車が停まっていました。電気自動車も導入しているそうですね。「ええ。地球環境を守るために『SDGs』達成を目指し、車はすべて電気自動車に移行中です。また、医療ごみの削減にも取り組んでいて、例えばオムツ交換に関しても、高品質なオムツを選ぶことで睡眠中のオムツ交換の回数を軽減し、患者様にも職員にも環境にも優しい介護を実現しています」。それは素晴らしい!


院内保育室
最後は、院内保育室を案内していただきました。子育て中の看護師は多いですか?「とても多いです。お子さんが小さいうちは、日勤常勤・時短勤務・パート勤務などを希望することもできますが、こちらの保育室では週3回の夜間保育や小学3年生までの学童保育に対応しているため、産休・育休後も常勤として職場復帰しやすいんですよ」。子育てとの両立も安心な職場なんですね。今日はありがとうございました。

帰り道

――おつかれさまでした。「地域の未来」や「働くスタッフの未来」を真剣に考えている病院、いかがでしたか。
- 地域に密着したケアミックス型病院で、近隣の高度急性期病院から患者様を積極的に受け入れに、多職種一丸となって地域移行・地域定着支援に取り組んでいました。看護師の活躍の場も幅広かったですし、子育て支援も充実しているため、結婚・出産後も長く働く方が多かったです。
――看護師にはどんな活躍の場がありますか?
- 外来(救急外来・内視鏡室を含む)、手術室、一般・地域包括ケア病棟、回復期リハビリテーション病棟、療養病棟、入退院支援室があり、配属希望はできる限り考慮しているそうです。また、併設の介護医療院や訪問看護ステーションへの異動も可能で、一通りの看護を経験してから自分に合った部署を選ぶこともできるそうですよ。
――では、ここはちょっと、というところは?
- 亜急性期寄りのケアミックス型病院なので、急性期でバリバリ働きたい方には合わない職場かもしれません。患者様とじっくり向き合いたい方や、急性期以降の看護に興味がある方におすすめの職場です。
――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。
- 外来の待合いスペースには、ご案内係として病院を知り尽くしたプラチナナースを配置していて、地域の患者様から大変好評とのこと。看護部長が中心となって適材適所の人員配置を行っていて、一人ひとりのスタッフが自分らしく輝いている印象を受けました。
地域密着型のケアミックス型病院で長く働きたい方
結婚・出産後も安心して働き続けられる環境を求めている方