

医療法人 積仁会
旭ヶ丘病院
( 一般病院 )


長く働くことを想定して職場を選ぶなら、子育て支援・活躍の場の多さ・定年まで働ける安定感などを重視したいですよね。伯鳳会グループの「旭ヶ丘病院」では、院長や看護部長たちが、「地域の未来」と「働くスタッフの未来」を真剣に考えながら病院運営を行っているそうです。2022年11月には新本館が完成し、より魅力的な病院に生まれ変わったそうなので、さっそく見学に行って働く魅力を見つけてきます!
- 形 態
- 一般病院
- 所在地
- 埼玉県日高市/武蔵高萩駅
- 病床数
- 142床(療養60床、一般19床、地域包括ケア26床、回復期リハ37床)

玄関
「旭ヶ丘病院」へのアクセスは、「武蔵高萩駅」「高麗川駅」と病院を結ぶ送迎バスが便利。駅から少し離れた立地ですが、無料の職員用駐車場があり、多くのスタッフがマイカー通勤だそうです。玄関で迎えてくれたのは、5歳と1歳のお子さんを持つ准看護師さん。「ようこそ!新本館完成を機に病院のロゴマークも新しくなり、温かみのあるオレンジ色がイメージカラーになりました」。


待合ロビー
外来待合ロビーの壁(写真左)には、日高市をイメージした美しいレンガアートが飾られています。「外来には小さなお子さんから高齢者の方まで、毎日多くの方の来院があり、待ち時間を少しでも快適に過ごしていただくための工夫を施しています。小児外来の待合スペースには、プレイルームや子ども専用トイレ、授乳室なども完備しているんですよ」。


看護部長室
お次は、認定看護管理者の資格を持つ川野看護部長にお会いしました。「管理職の大事な役割は、スタッフの成長や未来の目標を応援することだと考えているので、継続教育のためのラダーを取り入れ、年間研修計画を立てています。また、2025年に予定している北館の開設と増床に向けて、看護師の大幅な増員を計画しているので、多様な人材が活躍しやすい環境づくりに一層力を入れていく方針です」と、看護部長。


災害合同訓練の様子
「こちらは、伯鳳会グループの合同災害訓練の様子です」と、看護部長が写真を見せてくれました。「伯鳳会グループでは災害医療車を有し、災害医療のスぺシャリストの育成に取り組んでいて、当院にもAMAT(全日本病院医療支援班)隊員の資格を持つ職員が複数在籍しています」。業務貢献につながる外部研修・資格取得の費用については病院の支援があり、認定看護師などを目指す方へのバックアップ体制も整えているそうです。


一般・地域包括ケア病棟
一般・地域包括ケア病棟では、佐嶋院長(写真右から3番目)を中心にカンファレンスが行われていました。「院長は地域貢献への意識が強く、近隣の病院・施設の状況を理解して紹介患者様の受診や入院の受け入れを積極的に行っています。当院の患者様は、在宅復帰を目指す方・長期療養される方・介護医療院に入所する方などさまざまですが、ご本人・ご家族が望む療養の場・生活の場に導く支援を心がけています」と、皆さん。


一般・地域包括ケア病棟
見学中に、多職種の皆さんが集まってくれました。働きやすさはどうですか?「職員同士の仲が良く、コミュニケーションを密に取りながら仕事を進められるので、とても働きやすいです。また、ワークライフバランスを重視して病院全体で残業削減に取り組んでいるため、家庭やプライベートを大切にすることができています」と、皆さん。


リハビリテーション室
お次は、広くて開放的なリハビリテーション室へ。「新本館建設を機に、在宅生活を想定した訓練を行う作業療法スペースが誕生しました」。在宅復帰支援に力を入れているんですね。「ええ、入院時から退院後の生活を見据えて、屋外歩行訓練や園芸療法なども取り入れています。2025年に予定されている増床計画の病棟種別は、回復期リハビリ病棟と地域包括ケア病棟なので、今後はさらに在宅復帰に向けたサポートを強化していきます」。


回復期リハビリテーション病棟
回復期リハビリテーション病棟の看護係長は、3人のお子さんを持つママさんだそうです。子育てと管理職の両立、大変ではないですか?「私は家事と育児だけの生活よりも、仕事と両立する方が合っているみたいです。当院は希望休が通りやすい職場なので、子どもとの時間も大切にしつつ、外部研修にも積極的に参加しています」と、看護係長さん。看護部は管理職にもママさんが多いんだとか。


療養病棟の浴室
療養病棟の浴室には、節水につながる介護用シャワーバスが導入されています。「最新式なので扱いやすいつくりで、介助負担軽減にもつながっています。当院では地球環境を守るため『SDGs』達成に取り組んでいて、ほかにも、屋上の太陽光パネルの設置や、訪問車の電気自動車への切り替え、医療ごみの削減などにも取り組み、患者様にも職員にも環境にも優しい病院を目指しています」。それは素晴らしい!


介護医療院
院内には、100床のベッドを持つ「介護医療院あさひヶ丘」が併設されています。「こちらは、当院の介護療養病床を転換して2019年に開設し、医療と介護が連携したサービスを提供しています。病院と比べると容態が落ち着いた高齢者の方が中心で、看護師の主な役割は健康管理や日常生活支援なので、定年退職前後のプラチナナースが多く活躍していることが特徴です」。年齢を重ねても仕事が続けやすい部署があるんですね。


院内保育室
最後は、案内役の准看護師さんも利用しているという院内保育室へ。子育て中のスタッフは多いですか?「とても多いです。子どもが小さいうちは、日勤常勤・時短勤務・パート勤務の選択も可能ですが、こちらの保育室では週3回の夜間保育や小学3年生までの学童保育に対応しているので、産休・育休後も常勤として職場復帰しやすいんですよ」。子育て中も安心な職場ですね。今日はありがとうございました。

帰り道

――おつかれさまでした。「地域の未来」や「働くスタッフの未来」を真剣に考えている病院、いかがでしたか。
- 2022年11月に新本館が完成し、外来やほとんどの病棟機能が移設されているので、きれいなハード面が整っていて快適に働けます。今後も地域に求められる医療ニーズに応えていけるよう、2025年には新たに北館を建設して増床を計画しているそうで、新しいスタッフの採用・教育・定着のために、スキルアップ支援や子育てサポートを充実させていましたよ。
――看護師にはどんな活躍の場がありますか?
- 外来(救急外来・内視鏡室を含む)、手術室、一般・地域包括ケア病棟、回復期リハビリテーション病棟、療養病棟、入退院支援室があり、配属希望はできる限り考慮しているそうです。また、併設の介護医療院や訪問看護ステーションへの異動も可能で、一通りの看護を経験してから自分に合った部署を希望することもできるそうですよ。
――では、ここはちょっと、というところは?
- 救急搬送の受け入れや手術にも対応していますが、亜急性期寄りのケアミックス型病院なので、高度急性期でバリバリ働きたい方には合わないかもしれません。子育てと両立したい方や、患者様とじっくり向き合いたい方など、急性期以降の看護に興味がある方におすすめの職場です。
――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。
- 病院のお隣には大型のショッピング施設があり、テナントの専門店も充実していて、お買い物にとても便利なんだとか。日用品雑貨やお子さんの文房具なども揃うため、仕事帰りに立ち寄るスタッフさんが多いそうです。
地域のために発展を続けるケアミックス型病院で働きたい方
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