時代や地域の変化に合わせて進化を続ける病院は、活気があっていきいきと働けそうですよね。IMS(イムス)グループの「イムス富士見総合病院」では、地域医療への貢献を目指して診療機能を拡充し、救急搬送応需率や手術件数を伸ばしているとのこと。2024年3月には周産期棟のOPENを予定し、新しい仲間を歓迎しているらしいので、さっそく見学に行って働く魅力を見つけてきます!
- 形 態
- 一般病院
- 所在地
- 埼玉県富士見市/鶴瀬駅
- 病床数
- 341床
玄関
「イムス富士見総合病院」へのアクセスは、東武東上線「鶴瀬駅」と病院を結ぶ無料送迎バスに乗って約10分。「鶴瀬駅」周辺には職員寮が複数あるため、送迎バスの利用者がとても多いそうです。玄関で迎えてくれたのは、透析室の主任を務める子育て中の看護師さん。小学1年生のお子さんがいて、第2子を妊娠中とのこと。今日はよろしくお願いします。
救急処置室
まずは、救急処置室の様子を見学しました。「地域における急性期医療の中核病院として、24時間体制で重症・救急患者様を受け入れ、年間約6400件の救急搬送に対応しています(2022年度実績)。特に循環器救急・小児救急の実績が豊富で、こちらとは別に小児専用救急処置室も完備しているんです」。HCU(7床)・CCU(5床)・SCU(5床)などのハイケアユニットも充実させているそうです。
手術室フロア
お次は、男性看護師さんも多く活躍する手術室フロアへ。「緊急手術を想定して手術室は5室設け、患者様への負担が少ない低侵襲治療を実現する手術支援ロボット『ダヴィンチ』も導入しています。手術室看護師は術前術後訪問にも積極的に取り組んでいるので、病棟スタッフと連携する機会が多いですし、透析患者様へのシャント造設・PTAに対応する際は、透析室スタッフとも連携しています」と、看護主任。
血管造影室
血管造影室に伺うと、医師による勉強会が行われていました。「当院の医師たちはスタッフ教育に熱心で、定期的にさまざまな診療科の医師による勉強会が開催されます」と、皆さん。「血管造影室では24時間体制で月100件ほどのカテーテル検査・治療に対応していて、循環器病棟はとても忙しいですが、モチベーションの高い医師ばかりなので、新人さんにとても人気のある部署なんですよ」と、看護主任。
急性期病棟
お次は、多職種カンファレンスが行われている急性期病棟へ。「質の高いチーム医療の実践に向けて、職種を超えた意見交換の場を大切にしていて、多職種で構成された感染対策チーム・栄養サポートチーム・褥瘡対策チームなどの活動も盛んです。看護部には、退院支援専従看護師や、認定看護師、特定行為研修修了者なども在籍していて、チーム医療の中で専門性を発揮しているんですよ」と、皆さん。
看護部長室
つづいて、武井看護部長にお会いしました。どんな仲間を歓迎していますか?「開設以来、地域のために進化を続ける病院なので、変化に柔軟に対応できる方やチャレンジ精神旺盛な方を迎えたいです。看護部にはママさんも多く、私も子どもの手が離れた時期に入職したので、子育てが一段落した世代の方も大歓迎。本人のやる気があれば、子育て中でも管理職に登用して責任ある業務を任せています」と、看護部長。
周産期棟の完成予想図
「2024年3月には周産期棟のOPENを予定しているんです」と、看護部長が完成予想図を見せてくれました。どんな機能が備わるのですか?「専用外来や分娩室、完全個室の病床20床を設け、妊娠期~出産後のお母さんと赤ちゃんの健康管理を一貫して支える機能を備える計画です。地域の方はもちろん、スタッフからも『この病院で出産したい』と思ってもらえる周産期棟を目標にしています」と、看護部長。
リハビリテーション室
お次は、リハビリテーション室へ。「リハビリテーション科では、入院中だけでなく、外来リハビリや訪問リハビリにも対応しています。また、心疾患を抱える方でも安全に訓練に取り組めるように心肺運動負荷試験(CPX)装置を設け、心臓リハビリ機器も充実させていますし、小児専用室も完備して発達障害を抱えるお子さんのリハビリに取り組んでいることも特徴です」と、リハビリスタッフさん。
スタッフステーション
スタッフステーションに戻ると、新人看護師さんへの指導が行われていました。「新卒者には1年間、中途入職者には業務に慣れるまでプリセプターの先輩が付き、こんなふうにマンツーマンの丁寧なOJTを行っています。看護部では求職者の方に職場のリアルな雰囲気を知ってもらえるよう、インターンシップや中途入職者対象の病院見学会などを企画しているので、ぜひ参加してみてくださいね」と、看護主任。
研修室
お次は、研修室で新卒看護師さんの近況報告会「メルティハートタイム」の様子を見学しました。「毎月実施される新人研修とは別に、新人ならではの仕事の悩みや嬉しかったエピソードなど、自分たちで決めたテーマを語り合う時間を設けています。当院は活躍の場が幅広く、普段はそれぞれの部署で頑張っていますが、定期的なメルティーハートタイムで同期との絆を深めています」と、看護主任。
廊下
最後は、子育て中のスタッフさん達が集まってくれました。「当院には育児経験者が多く、妊娠中から無理がないように配慮があり、産休・育休後は保育室を利用してスムーズに復帰できます。子どもが小さいうちは日勤常勤・時短勤務・パート勤務の選択も可能で、常勤でも保育園のお迎えに遅れないように退勤させてもらえるため、結婚・出産後も安心ですよ」と、ママさんたち。今日はありがとうございました。
帰り道
――お疲れさまでした。時代や地域の変化に合わせて進化し続ける病院、いかがでしたか。
- 救急医療から在宅支援まで切れ目なく対応している総合病院で、特に高度急性期機能の強化に取り組んでいました。24時間体制の小児救急の受け入れや、小児病棟(45床)・小児外来などもあり、小さなお子さんの受診も多いそうで、敷地内では2024年3月の周産期棟のオープンに向けた工事が進み、赤ちゃんから高齢者の方まで、地域の幅広い世代の方を支えていく体制が整う予定です。
――どんなスタッフが活躍していますか?
- 20代の新卒から子育てが一段落した世代まで、幅広い年齢・キャリアのスタッフが活躍しています。24時間保育室などの子育てサポートが充実しているので、小さなお子さんを持つ方も多く、管理職を務めるママさんや、育休を取得するパパさんも増えているそうですよ。
――では、ここはちょっと、というところは?
- 救急車の受け入れ台数や手術件数が増えているので、残業は発生するそうです。ただ、お休みの希望はできる限り通していて、2連休や3連休は毎月のように取得できますし、事前に相談すれば1週間程度の長期休暇も取得OKなんだとか。
――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。
- 2024年3月OPEN予定の周産期棟は、新型コロナの影響で妊娠・出産に不安を抱えるご夫婦の気持ちに寄り添い、感染対策として、外来待合や入院するお部屋は全て個室にする予定とのこと。夜間の妊婦健診やワクチン接種など、働く女性やそのご家族を応援する体制づくりも計画していて、看護師はもちろん、助産師の採用にも力を注いでいるそうです。
時代や地域に合わせた進化を続ける病院で、いきいきと活躍したい方
産婦人科の経験者や産婦人科看護に興味のある方、助産師の方