
転職先を選ぶ際の条件は人それぞれですが、子育て中の場合、育児と両立しやすい環境であることは譲れない条件ですよね。さいたま市にある「大宮中央総合病院」は、小さいお子さんがいるスタッフがとても多いとのこと。さらに、若いスタッフがたくさんいて、活気がある職場なのだとか。まだ結婚・出産はしていなくても、「将来の自分の働き方」がイメージできるのは、働きがいにもつながりそう。さっそく見学に行って、どんな職場なのかを見てきます!
- 形 態
- ケアミックス型病院
- 所在地
- 埼玉県さいたま市北区/鉄道博物館駅
- 病床数
- 255床(一般161床・回復期リハビリテーション47床・医療療養47床)


玄関
ニューシャトル「鉄道博物館駅」から徒歩5分で、「大宮中央総合病院」に到着しました。玄関先で迎えてくれたのは、入職5年目の看護係長さん。「ようこそ!バス停もすぐ近くなので、バス通勤も楽ですよ。大宮駅からは少し離れていますが、健康のためにウオーキングを兼ねて大宮駅から歩いて通うスタッフもいます。今日はゆっくり見学していってくださいね」。


待合ロビー
院内に入ると、広くて解放感がある待合ロビーが目に飛び込んできました。「吹き抜けになっているんです。当院は診療科も多く、毎日たくさんの患者様がいらっしゃるので、ご覧の通り椅子もたくさん用意しています」。見学に伺った時間帯はあまり混んでいませんでしたが、午前中などは、待合ロビーが患者様やご家族でいっぱいになるそうです。


救急処置室
まずは救急処置室にご案内いただきました。「当院は、地域の二次救急を担っていて、救急対応は24時間365日体制で、年間3000台以上の救急車を受け入れています。診療科目が多いので、肺炎や骨折などさまざまな患者様がいらっしゃいます。近隣の介護施設からの救急患者様も多いですね」。救急搬送口も見せていただきましたが、処置室との動線も良いので、スムーズな搬送、処置ができますね。


廊下
廊下で山下看護部長にお会いしました。看護部長としてどんなことを大切にされていますか?「スタッフファーストということです。スタッフが大切にされている職場なら、自然と患者様も大切にする看護が提供できると思うんです」。大切にされていると実感できる職場だと、誰もが明るくいられて、やりがいをもって仕事ができますね。「部長は、私たちにとってすごく心強い存在なんですよ」と、看護係長。


透析センター
つづいて、透析センターへ伺うと、研修が行われていました。「当院では、外来透析と、入院患者様への透析を行っています。現在、透析センターの看護師も募集しているので、経験者のみになりますが、興味のある方はぜひお問い合せください。夜間透析は行っていないので、子育て中の方も働きやすいと思います」と、看護係長。行われている研修はとても丁寧でわかりやすいものでした。


スタッフステーション
スタッフステーションではOJTが行われていました。「新入職者にはこんなふうにしっかりと教育を行っています」とのこと。「中途入職の方への教育は、一人ひとりの経験やスキルに合わせて行います。各病棟には、教育に長けた教育担当者がいますし、周囲の誰にでも質問できます。経験があっても職場が違うとやり方が異なることが多いから、最初は戸惑うことがあって当たり前という前提で指導するので、安心してくださいね」。


病室
病棟フロアで、看護助手さんのお仕事風景も見せていただきました。「私たち看護助手の主な仕事は、食事・排泄・入浴などのケア、衛生管理・環境整備などです。丁寧な指導を受けられるので、安心して仕事を覚えることができています」と、看護助手さん。「私たち看護師にとってかけがえのない存在です。密に連携をとって業務にあたっています」と、看護係長。


スタッフステーション
スタッフステーションを覗くと、他職種カンファが行われていました。白衣の方はドクターですよね?「はい。ドクターも交えた多職種カンファレンスを各病棟で行っています。頻繁に情報交換をして患者様の状態を共有することで、より患者様に合わせた看護やケアが提供できるような体制を整えているんですよ」。ドクターも含め、皆さん若い!意見交換も活発で、すごく活気がありますね。


廊下
ママさん・パパさんスタッフさんにお会いしました。「女性は看護師、男性は経営管理室の室長です。当院はどの職種にも小さなお子さんを持つスタッフが多く勤務しています」。子育てとの両立はしやすいですか?「はい。残業はほとんどありませんし、希望休がきちんと取れるので、子どもの行事にも参加できます。両立のコツなどを相談し合ったりもしています」と、お2人。


保育室
子育てとの両立の強い味方、院内保育室にもご案内いただきました。「2020年4月に新しい建物に移転したので、とてもきれいなんですよ。病院の敷地内にあるから、お迎えも楽です。自由保育をモットーに、子どもたちの発達段階に合わせ、一人ひとりに寄り添う保育を提供してくれています」。手作りのおもちゃもたくさんあって、子どもたちが伸び伸びと遊んでいました。生後3カ月から就学前まで受け入れてくれるそうです。


フットサル
最後に「フットサルの練習風景です」と、写真を見せてくれました。「フットサルをやろうと声があがり、募集をかけたらあっという間に50人以上が集まりました。月に1回、近隣の商業施設の屋上で練習しています。実は今日も日勤勤務終了後に練習があるんですよ」。呼びかけに50人以上集まるなんてすごい!人間関係の良さが伝わってきます。今日は本当に楽しい病院見学でした。皆さん、ありがとうございました。

帰り道

- ――お疲れさまでした。若いスタッフ、ママさんスタッフが多い職場、いかがでしたか?
- 本当に若いスタッフが多くて驚きました。もちろんベテランスタッフさんもいらっしゃいますが、全体的に若い!だからすごく活気があるんですよ。20~30代の方で、転職を考えている方にとってはピッタリの病院だと思いました。小さなお子さんがいても安心して働ける環境も整っていましたよ。
- ――子育て中の仲間が多いと心強いですよね。
- 看護部長さんご自身が、妊娠・出産を機に、患者さんやご家族に対する看護のかかわりの大切さに気づいたそうです。上に立つ方がこのような想いを持って指導してくださるので、子育て中の方に理解があるんですよね。子育てをしながら職場での成長ができるって素敵だなあ、と思いました。
- ――では、ここはちょっと、という点は?
- 看護部長さんによると、教育面をもっと充実させたいとのことでした。クリニカルラダーも昨年からの導入なので、力を入れたいし、オンライン教育も導入したいとおっしゃっていました。見学していると、皆さんから向上心を感じたので、教育がもっと整うと、より素晴らしい環境になるのではと思います。
- ――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。
- 最近は行事も復活してきたので、年度末はケータリングを利用した院内慰労会を行う予定だそうです。忘年会のように別の場所に集まってという形だと小さいお子さんがいいるスタッフは参加できないことも多いので、院内で行うとのこと。こうした細やかな配慮も素敵ですよね。
無理なく子育てと両立できる職場を探している方
20~30代が活躍できる、活気ある職場で働きたい方