
働きやすさが整っていて、幅広い活躍の場がある職場だと、ライフスタイルに変化があっても長く勤め続けられそうですよね。JA静岡厚生連の「中伊豆温泉病院」は、休日数が多く、子育て支援も充実しているとのこと。回復期のリハビリに注力しながらも、救急の受け入れ、手術、訪問看護、健診などの幅広い領域に対応していて、看護師はさまざまな活躍の場があるそうなので、さっそく見学に行って働く魅力を見てきます!
- 形 態
- ケアミックス型病院
- 所在地
- 静岡県伊豆市/修善寺駅
- 病床数
- 228床(一般55床、回復期リハビリテーション118床、地域包括ケア55床)


玄関
「中伊豆温泉病院」へのアクセスは、伊豆箱根鉄道「修繕寺駅」からバスに乗車して約6分で、病院前のバス停に到着します。敷地内には広々とした駐車場があり、マイカー通勤も可能です。玄関で迎えてくれたのは、回復期リハビリテーション病棟勤務の看護主任。「ようこそ!当院は、2023年12月に新築移転オープンしたリハビリ病院で、病院棟と健康管理センターで構成されています。今日は当院の魅力をたっぷりご紹介しますね」。


保育室
まずは、院内保育室を案内していただきました。「保育室は全職種利用可能で、0歳から就学前までのお子さんを預けることができます。経験豊富な保育士がお子さん一人ひとりに向き合って丁寧に保育をしてくれているので、安心して預けられる環境ですよ。保育室があることで産休・育休からも復帰しやすく、私を含め、子育てと両立しているスタッフが多くいます」と、看護主任。


理学療法室
お次は、理学療法室へ。とても広くて開放感がありますね。「ええ。病院棟の2階の半分がリハビリエリアとなっていて、こちらの理学療法室や、自宅環境を忠実に再現した作業療法室などのさまざまなリハビリスペースがあります。リハビリスタッフはPT・OT・ST合わせて約100名活躍していて、病棟ごとに担当が決まっているので連携が取りやすいです」と、看護主任。


水中運動療法室
「当院のリハビリは、実際の温泉を活用しているんですよ」と、水中運動療法室を紹介してもらいました。「こちらは、病院の近くにある温泉を使用したプールで、水中運動療法の研修を受けたPTが歩行練習を実施しています。リハビリ以外にも、健康管理センターに大浴場を設けて、健診を受けた患者様が温泉に入れるようにもしています」と、看護主任。伊豆の温泉地ならではの取り組みですね。


スタッフステーション
回復期リハビリテーション病棟へ伺うと、新人指導が行われていました。「中途入職者には、各人の経験に合わせた指導を行っていて、経験の浅い第二新卒者などは新卒者と同じようにプリセプターを付けています。師長・主任による面談も定期的に実施していますよ。研修はラダー別研修や、eラーニングによるオンライン研修を行っています」。


病棟
ママさん・パパさんにお会いできました。「子どもが小さいうちは夜勤の回数を月1~2回にしてもらえて、曜日も考慮してもらえるので、常勤として無理なく働き続けられます。パート勤務として働き、子育てが落ち着いたら再び常勤に切り替えることも可能です。また、子どもの急な体調不良による勤務変更にも『お互い様』と快く対応してもらえるので、子育てと両立しやすいです」と、ママさん・パパさん。


病室
病室では、看護主任と看護助手さんが患者様に向き合っています。「回復期の看護では、患者様はもちろん、ご家族と関わる機会が多くあります。患者様・ご家族どちらともしっかりコミュニケーションを取りながら、お家の状態や在宅に戻ってからの生活を考えて、お一人おひとりに合わせた看護を行うことが大切です。多職種で連携しながら、患者様の在宅復帰を支援しています」と、看護主任。


手術室
手術室勤務のスタッフさんたちにお会いできました。「当院は手術室を3室設けて、整形外科の手術を週3回行っています。年間手術件数は700~800件で(2025年4月)、年々増加しています」と、みなさん。「当院はリハビリに注力している病院ですが、新築移転後から救急車の受け入れ件数も増えているんですよ。大学病院と連携しながら地域医療に貢献しています」。


健康管理センター
お次は、別棟の健康管理センターへ。「当院は健診・人間ドッグなどの予防医療にも取り組んでいます。新築移転を機に、こちらのレディースエリアを新設し、婦人科系の健診をこちらで全て受けられるようにしました」と、看護主任。「看護師の活躍の場は幅広く、こちらの健診センターや、訪問看護ステーション、居宅介護支援事業所でも勤務しています」。配属は可能な限り希望に沿っているそうです。


病棟
多職種の皆さんに働きやすさの魅力をお聞きしました。「年間休日120日(+有休)で、リフレッシュ休暇は、1年目は年3日、2年目以降は年5日付与されます。回復期リハビリテーション病棟は残業がほぼないので、プライベートの時間も大事にできる環境です。ライフスタイルに合わせて部署の異動などもできるので、長く勤め続けやすいと思います」と、みなさん。


職員寮
最後に、職員寮を見せていただきました。「借り上げの職員寮は、単身だけでなく世帯対応もあり、リーズナブルに住むことができますよ」と、看護主任。「ほかにも、本人と家族の診察代・薬代が減免される医療費の減免制度があったり、火曜・木曜にパン屋さんやお弁当屋さんが来ておいしいランチが購入できる職員食堂があったりと、福利厚生が充実しています」。それはうれしいですね。今日はありがとうございました。

帰り道

- ――お疲れさまでした。働きやすさが整っていて幅広い活躍の場がある病院、いかがでしたか?
- 休日数が充実していて、有休も積極的に取得できるので、働きやすいと思います。院内保育室があったり、お子さんの成長に合わせて働き方を調整してもらえたりと、子育て支援も整っている印象です。また、4つの病棟・外来・健康管理センター・訪問看護ステーション・居宅介護支援事業所・地域連携室など、さまざまな活躍の場があり、希望をすれば異動もできます。
- ――どのような方に向いていますか?
- 子育て中の方・ブランクがある方・急性期看護を経験しもっとじっくりと看護に向き合いたいと思った方・プライベートを大切にしたい方などに向いていると思います。看護部長は、ワークライフバランスを大切にできる環境を整えているそうです。
- ――では、ここはちょっと、というところは?
- 駅から少し離れているということでしょうか。ですが、駅からはバスが出ているので、その点も問題なさそうです。
- ――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。
- 病院には、売店と広いイートインスペースを備えた『賑わいモール』というエリアがあり、スタッフも利用できるとのこと。そこには、ときどきJAの方が新鮮な野菜を売りにきてくれることもあるそうですよ。
ワークライフバランスを大切にしながら、患者様と向き合いたい方
設備の整った職場で働きたい方