「久喜すずのき病院」へのアクセスは、「久喜駅」西口と病院を結ぶ無料送迎バスに乗車して約5分。敷地内には広々とした職員用駐車場があり、マイカー通勤も可能です。玄関ではケアワーカーさん（写真右）と病棟チーフ（写真左）の看護師さんが迎えてくれました。後ほどもう1名のチーフも来てくれるそうです。「ようこそ！当院は全442床の精神科病院です。今日はケアワーカーにとっての当院の魅力をたっぷりご紹介しますね」。

まずは病棟のデイルームに伺いました。「ケアワーカーの活躍の場は高齢患者様が入院している病棟かデイケアで、主な業務は患者様の身体介護と環境整備です。各病棟の1日の配置人数は日勤帯3～5名、夜勤帯2名（看護師も2名）と人員が充実しているので、業務負担が少ないんですよ。ケアワーカーの年齢層は20～70代と幅広く、長く勤めるスタッフが多くいます」。

スタッフステーションで、新人指導が始まりました。「入職後は先輩が付いて丁寧に指導し、未経験の方やブランクのある方には、食事・排泄・移乗などの介助についての研修を実施しています。また、患者様とのコミュニケーションの取り方や、医療安全・感染管理に関する研修も行っています」。

看護部長職であるゼネラルマネージャーにお会いできました。「ケアワーカーには、患者様に優しく接することはもちろん、患者様をじっくり観察してその方に合った個別ケアを提供してほしいと考えています。忙しいときもあると思いますが、患者様との関わりや看護師と密に連携を取りながら働く中でやりがいを感じられる仕事だと思います。年齢・キャリアは問わず、無資格・未経験の方も歓迎しているので、ぜひ一緒に働きましょう」。

ゼネラルマネージャーに、研修について教えてもらいました。「全職種での研修を定期的に実施していて、院長が講師となって行う講義もあります。ケアワーカーのみを対象とした研修も行っていて、おむつの当て方・介護抵抗・暴力防止などに関するテーマで開催しています。また、eラーニングも導入しているので、必須項目だけでなく、興味のある分野の講義を受けることも可能です」。

浴室では、入浴介助のスタッフさんたちが活躍していました。「業務負担軽減のために、入浴介助・食事介助のみを行う専属パートスタッフ『入浴隊』『食事隊』を配置していて、現在も採用を強化しています。勤務時間は入浴隊9時30分～14時30分、食事隊7時45分～9時・17時45分～19時で、お子さんの学校の時間のみ働いている方が多いです。また、お子さんの成長に合わせて、入浴隊・食事隊からケアワーカーに変更することもできます」。

看護師さんとケアワーカーさんが情報交換を行っています。「病状が比較的穏やかな方はケアワーカーが中心となって身体介助を行いますが、病状があまり良くない方は看護師も一緒にケアに入っています。当院は職種の垣根がなく、看護師との関係も良好で、何か困ったことがあれば看護師に気軽に相談できるので、安心して働ける環境です」と、ケアワーカーさん。

つづいて、介護福祉士の資格を取得したケアワーカーさんにお会いしました。「私は無資格・未経験で入職し、こちらで働きながら介護福祉士の資格を取得しました。研修の際はシフト調整をしてもらえたり、試験前はまとめてお休みをもらえたりと、みなさんが配慮をしてくれたので、仕事と学業を両立させることができました。私と同じように無資格で入職して資格取得を目指しているスタッフは多くいますよ」と、ケアワーカーさん。

子育て中のママさんたちに、お話を伺いました。子育てとの両立はしやすいですか？「ええ。0歳から預けられる保育室があるので、産休・育休から復帰しやすいです。子どもが3歳になるまでは時短勤務ができて、就学前までは夜勤も免除してもらえます。子どもの急な体調不良によるお休みにも快く対応してもらえるので、子育てと両立しやすいです」と、ママさんたち。

多職種の皆さんにお会いできました。働きやすさはいかがですか？「常勤・日勤常勤・パート勤務などの多様な働き方が用意されているので、自分のライフスタイルに合わせて働くことができます。人員が手厚く配置されているので残業がほとんどなく、年間休日は120日（＋有休）あり、有休も取りやすいので、プライベートの時間を大切にしながら働くことができます」と、みなさん。

最後に、中庭にあるカフェへ。「こちらはスタッフも患者様も利用できるカフェで、クレープ・かき氷・ドリンクなどを販売しているため、ランチの後のデザートとして購入している方が多くいます」と、ケアワーカーさん。「ほかにも、一食260円で栄養バランスの整ったランチが食べられる職員食堂や、院内コンビニもあります」。うれしい福利厚生ですね。今日はありがとうございました。