
ゆとりある看護を実践しやすい療養型病院には、急性期病院とは異なるやりがいや魅力がありますよね。福島県東白川郡塙町にある「車田病院」は、入院設備34床の家庭的な療養型病院。多様な事業所を併設し、法人全体で、地域の高齢者の方が最期まで自分らしく暮らせる街づくりを進めているとのこと。スタッフの働きやすさ向上にも取り組んでいて、ママさん看護師の定着率も高いらしいので、さっそく見学に行って働く魅力を見つけてきます。
| 形 態 | 療養型病院 |
|---|---|
| 所在地 | 福島県東白川郡塙町/磐城塙駅 |
| 病床数 | 34床 |
※マスクなしの写真は撮影時のみはずしています。

玄関
「車田病院」へのアクセスは、JR「磐城塙駅」から徒歩5分。敷地内には広い職員用駐車場があり、ほとんどのスタッフがマイカー通勤だそうです。玄関では、入職5年目の人事経理課長さんが笑顔で迎えてくれました。「ようこそ!当院のある塙町は福島県の南端に位置していて、茨城県や栃木県にもアクセスしやすい立地なので、県外から通勤しているスタッフもいるんですよ」。

外来待合ロビー
玄関を入り、外来待合ロビーへ。清潔感があって明るい雰囲気ですね。「ありがとうございます。当院は住民の皆さんに長年親しまれている地域密着型病院で、前身の診療所時代も含めると100年以上の歴史があります。そんな長い歴史のなかで、併設事業所を増やしながら地域のニーズに対応していて、2026年にはこちらの1階に看護小規模多機能型居宅介護事業所を開設予定です」。

玄関
午前中の外来診療が終わると、外来看護師さんたちが「行ってきます!」と院外へ。どちらに行かれるのでしょう?「訪問診療です。当院の外来看護師は、午前中には外来診療と健診業務に、午後には訪問診療の同行業務にあたります。入院ベッドは34床と小規模ですが、地域には在宅療養されている患者様がたくさんいて、毎日2~4件のお宅を回っているんです」。

食堂
お次は、看護部を統括する看護師長にお会いしました。どんな仲間を歓迎していますか?「相手の立場で考えられる、思いやりのある方と一緒に仕事がしたいです。療養病棟での看護経験は問いませんが、入院患者様の多くは近隣病院で急性期の治療を終えた方なので、急性期病棟でのキャリアは大きな武器になると思います。私も含めて看護部にはママさんが多いので、子育て中の方も大歓迎ですよ」と、看護師長。

スタッフステーション
病棟のスタッフステーションでは、看護師さんと看護助手さんがカンファレンスを行っていました。「個別に寄り添ったケアを提供できるように、情報共有を毎日しっかり行っています。入院患者様のなかには、『最期は住み慣れた自宅で過ごしたい』と希望される方もいらっしゃるので、可能な限りその想いに応えていけるように、訪問診療医・訪問看護師・地域のケアマネージャーなどと連携して退院支援を行うこともあります」と、皆さん。

スタッフステーション
スタッフステーションの一角で、eラーニングを受講している看護師さんがいました。「当院では、年間を通してさまざまなテーマの院内研修を実施しているほか、eラーニングも活用してスキルアップを応援しています。看護部には家庭を持つスタッフが多く、残業削減に取り組んでいるので、基本的に業務時間外に研修が行われることはなく、eラーニングは個人のスマホからも利用OKです」。いつでも好きな場所で学べるのはいいですね。

病室
病室に伺い、新入職の看護師さんへの指導風景を見学しました。「看護部は中途採用が中心で、中途入職者は一人ひとりキャリアが異なりますから、個々に合わせた指導内容・ペースでOJTを進めています。業務に慣れるまでは相談役の先輩が付きますが、そのほかの先輩も積極的に指導に携わってくれますし、勤務中に困ったことがあれば、誰に質問しても丁寧に対応してもらえますよ」。

廊下
廊下では、看護助手さんが物品整理をしていました。「入院患者様は寝たきりの方が多いため、身体介助・生活支援・環境整備などを担う看護助手も積極的に採用しています。看護助手は無資格・未経験OKで、働きながら介護の知識を身に付けていけるようにサポートしているので安心してください」。看護師と看護助手は支え合って働いていて、チームワークがとても良いそうです。

あおぞら訪問看護ステーション
病院を出て、併設の「あおぞら訪問看護ステーション」を案内していただきました。「こちらには看護師・理学療法士・作業療法士などが在籍し、その方らしい在宅療養生活をサポートしています。病棟と連携したターミナルケアの実績も増えていて、CVポートなどの医療依存度の高い方の在宅看取りを支えた実績もあります」。在宅医療に興味がわいたら、病棟から訪問看護ステーションへの異動も可能とのこと。

デイサービス 絆・認知症対応型通所介護 結生(ゆい)
つづいて、併設の「デイサービス 絆」「認知症対応型通所介護 結生」へ。「デイサービスでは在宅生活の継続を支える『自立支援』を、認知症対応型通所介護では『その方らしい生活の実現』を目指して、地域でのいきいきとした暮らしをサポートしています。どちらにおいても利用者様のことを『ゲスト』とお呼びし、ホスピタリティ溢れる対応や施設づくりに取り組んでいるんですよ」。

廊下
最後は、病院に戻ってママさん看護師さんたちを紹介していただきました。仕事と子育ての両立は順調ですか?「はい。年間120日の公休があり、希望休や有休を取得しやすい職場なので、子どもとの時間を大切にできて嬉しいです。子どもが小さいうちは日勤常勤・時短勤務・パート勤務の選択も可能で、土日休みや、夜勤の日程相談などにも柔軟に対応してもらえます」と、皆さん。今日はありがとうございました。
※マスクなしの写真は撮影時のみはずしています。
帰り道

- ――お疲れさまでした。多様な事業所を併設する療養型病院、いかがでしたか。
- 病院の周りには、訪問看護ステーションや訪問リハビリテーション、デイサービスや認知症対応型通所介護など、さまざまな事業所が併設されていて、法人全体で高齢化が進む地域を支えていました。入院患者様は長期療養が必要な方が大半ですが、その方らしさを大切にするため、最期は自宅で過ごしたいという要望にもできる限り応えているそうです。
- ――どんなスタッフが活躍していますか?
- 20~60代まで、幅広い年齢・キャリアのスタッフが活躍しています。急性期病棟のようにスピードが求められる業務は少なく、心にゆとりを持って働ける職場なので、年齢を重ねても無理なく仕事を続けることができて、勤続30年以上のナースも複数名いるのだとか。
- ――では、ここはちょっと、というところは?
- 療養型病院なので、急性期の看護に携わりたい方は向いていない職場だと思います。ただ、急性期の看護を経験してから入職される方は大歓迎で、キャリアを活かして働けるそうですよ。
- ――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。
- 看護部を統括する看護師長さんは、准看護師として入職し、働きながら通信教育課程で看護師の資格を取得したそうです。毎日ほぼ定時に退勤できる職場なので、勉強時間を確保しやすく、資格取得を目指したい方にもおすすめの職場です。
患者様とじっくり向き合える療養型病院で働きたい方
結婚・出産後も、無理のない範囲で仕事を続けたい方






