
《 リハビリスタッフ編 》
入院日数の長い療養型病院でのリハビリテーションは、患者様とゆっくり関係を深められる魅力がありますよね。上尾中央医科グループ(AMG)の「埼玉回生病院」は、地域最大級の病床数を誇る療養型病院。入院患者様の9割以上にリハビリを提供していて、リハ科の体制強化のためにセラピストの増員を計画しているそうなので、さっそく見学に行って働く魅力を見つけてきます。
- 形 態
- 療養型病院
- 所在地
- 埼玉県八潮市/八潮駅
- 病床数
- 311床(医療療養病棟277床、地域包括ケア病棟34床)

玄関
「埼玉回生病院」へのアクセスは、つくばエクスプレス「八潮駅」北口から徒歩7分。駅周辺は再開発によって暮らしやすい街へと進化していて、飲食店や商業施設が充実しています。病院から2km圏内にリーズナブルな独身寮が複数あり、遠方からも安心して入職できそうです。玄関で迎えてくれたのは、新卒入職1年目のOTさん。「ようこそ!今日はゆっくり見学していってくださいね」。

リハビリテーション室
まずは、リハ科の科長にお会いしました。セラピストとして療養型病院で働く魅力はどんなところですか。「急性期や回復期と比べると成果が出るまでに時間がかかりますが、長期的な関わりのなかで心身機能などを改善し、その方らしい生活を支えていけるところです。心身機能などの改善には最適な治療計画を立てることが重要なので、メンバーを増やして教育体制を強化して、部署全体のレベルの底上げを図りたいと考えています」と、科長。

リハビリテーション室
お次は、セラピストの皆さんが集まってくれました。「当科には、PT・OT・ST合わせて32名が在籍していて(2025年8月)、事務作業をサポートしてくれる事務スタッフが2名います。スタッフの年齢・キャリアは幅広く、20代の若手だけでなく、中堅やベテランスタッフもたくさん活躍しているので、新卒者にもしっかりと教育できていますし、年齢を重ねている中途入職の方も馴染みやすいと思います」と、皆さん。

リハビリテーション室
次に、案内役の作業療法士さんのOJT風景を見学させていただきました。「入職1年目はマンツーマンのOJTを行ってもらえるため、働くなかで生じる小さな疑問などもそのままにせず、その場で質問して解決できます。新人研修も充実していて、近隣のグループ施設『八潮中央総合病院』や『ケアセンター八潮』と合同で学ぶ機会も年に数回あり、幅広い知識・技術の習得につながっています」。

リハビリテーション室
つづいて、教育担当の係長が教育計画を紹介してくれました。「科内研修はAMG共通のラダーを活用し、個々の能力に合った学習の機会を提供しています。AMGには外部研修への参加や資格取得を支援するキャリアサポートも整っていて、私は学生さんの指導に従事できる実習指導者講習会を修了しました。当科の科長は認定理学療法士やケアマネの資格を持っていて、認知症ケア専門士の資格を取ったセラピストも活躍しています」と、係長。

療養病棟 デイルーム
療養病棟には、リハビリもできる広いデイルームがありました。「病棟は全部で8つあり、7つが療養病棟、1つが地域包括ケア病棟です。療養病棟の患者様は要介護度が高い方が多く、リハ室までの移動が難しい方もいらっしゃるため、こんなふうに訓練をデイルームで行ったり、病室で行ったりすることもあります。療養病棟の患者様でも、リハビリを継続することで症状が改善して、退院につながる方もいるんですよ」。

言語聴覚士室
言語聴覚室に行き、STさんにお会いしました。「当院には脳血管疾患のリハビリ対象の患者様が多く、嚥下障害や、言語的なコミュニケーションに困難を抱える方などに介入しています。栄養科と連携して食事の工夫を提案したり、歯科と連携して口腔ケアに携わったり、他職種と連携する機会も多いです」と、STさん。誤嚥性肺炎の予防に向けて、口腔ケアには特に力を入れているのだとか。

病棟 スタッフステーション
病棟のスタッフステーションに伺うと、多職種カンファレンスが行われていました。「担当病棟の看護師・ケアワーカーとは毎日のように話し合いの場を設け、病棟での生活の様子や、リハビリの進捗状況を共有しています。部署の壁がなく、他職種ともコミュニケーションが取りやすい職場なので、チームで働くやりがいや面白さも実感できると思います」と、OTさん。

通所リハビリスペース
リハビリテーション室に戻り、通所リハビリスペースを案内してもらいました。軽負荷のパワーリハビリテーション機器が充実していますね。「はい。要介護認定を受けている方が対象の通所リハビリだけでなく、要支援認定を受けている方が対象の介護予防通所リハビリも提供しているので、筋力や体力の維持・向上を図るための訓練にも対応しています」。ほかにも在宅支援として、外来リハビリや訪問リハビリにも対応しているとのこと。

院内保育室
お次は、多職種が利用できる院内保育室へ。「仕事の合間に保育の様子が見られるように、このようなガラス張りの設計になっています。当科は残業がほとんどなく、公休が年間120日あるので、結婚・出産後も仕事を続けやすく、子育て中のセラピストも複数います。お子さんが小さいうちは時短勤務やパート勤務の選択も可能で、お子さんの急な体調不良によるお休みにも理解がある職場ですよ」。

リハビリテーション室
最後は、ママさん・パパさんセラピストにお会いしました。仕事と子育ての両立は順調ですか?「はい。当院のリハ科は、日曜・祝日に休みやすく、家族との時間をつくりやすいです。また、平日休みの希望も通りやすいので、子どもの行事に参加しやすいのも嬉しいポイント。最近は女性だけでなく、男性セラピストも積極的に育休を取得しています」と、お2人。魅力的な職場ですね。今日はありがとうございました!
帰り道

- ――お疲れさまでした。長期的なリハビリに携われる療養型病院、いかがでしたか?
- 年単位で入院されている患者様も珍しくないため、お一人おひとりと関係性を深め、継続的に関わっていけるやりがいがあります。他院で急性期や回復期のリハビリを経験後、維持期のリハビリに魅力を感じて入職するセラピストも多いそうで、若手からベテランまで、多様な人材が活躍していました。
- ――働きやすさはどうですか?
- 入院患者様の9割以上にリハビリが処方されていて、勤務中は忙しさを感じる日もあるそうですが、残業はほぼゼロで、オンとオフのメリハリを大切にできる職場です。日曜・祝日に休みやすく、有休も積極的に取得できるそうで、家庭やプライベートとの両立も安心ですよ。
- ――では、ここはちょっと、というところは?
- 退院される患者様よりも、病院で最期を迎える患者様のほうが多いため、在宅復帰支援に携わりたい方には向いていないかもしれません。ただ、スタッフの皆さんは、患者様の人生の最期を支える役割を担うことにもやりがいと誇りを感じていました。
- ――最後に、ここだけの話をひとつお願いします
- リハ科の科長は2025年度にグループ病院から異動してきたばかりで、これからより良い職場づくりに向けて改革を進めていく方針とのこと。まずは人員体制を強化し、教育の見直しや業務改善に取り組んでいきたいそうです。
長期入院の患者様が多い療養型病院でリハビリに取り組みたい方
維持期のリハビリに興味があり、学びを深めたい方








