
特定の分野に特化した専門病院は、スキルアップに最適ですよね。茨城県つくば市にある「筑波胃腸病院」は、あらゆる消化器疾患を診療する専門病院。消化器看護の経験者はもちろん、未経験者も歓迎し、強みとなる専門性を磨ける環境を用意しているそうです。2025年5月に新棟が完成し、より魅力的な職場環境になったそうなので、さっそく見学に行ってきます!
| 形 態 | 一般病院 |
|---|---|
| 所在地 | 茨城県つくば市/牛久駅 |
| 病床数 | 60床 |
※マスクなしの写真は撮影時のみはずしています。

玄関
「筑波胃腸病院」へのアクセスは、JR「牛久駅」から徒歩15分。敷地内には無料の職員用駐車場が完備されているので、マイカー通勤の方が多いそうです。2025年5月に完成したばかりの新棟は、地域でも一際目を引くスタイリッシュな木造建築。玄関では、看護師長(写真左)と看護師長補佐(写真右)が笑顔で迎えてくれました。「ようこそ!今日はゆっくり見学していってくださいね」。

外来フロア
院内に一歩足を踏み入れると、自然の木材の良い香りが。木造の病院って、温かみがあっていいですね。「ありがとうございます。『地域の患者様にくつろぎの空間を提供したい』という理事長や院長のこだわりで、病院としては珍しい木造建築を選びました。近い将来、こちらの2Fにはスタッフが自己学習に利用できる図書室の設置を計画しているんですよ」。

外来フロア
外来フロアを進むと、運搬ロボット「イーチョくん」「ニャースちゃん」が活躍していました。「こちらの2台は血液検査などの検体を運搬していて、名前は院内で募集して決めました。運搬業務をロボットが行ってくれるようになり、私たちスタッフの負担軽減につながっています。院長はとても柔軟な発想の持ち主で、2025年7月からは癒し系の家族型ロボットとして話題のLOVOT(らぼっと)の『パインちゃん』も仲間入りしました」。

職員食堂
職員食堂に伺い、田村院長とパインちゃんを紹介していただきました。後ろの自販機には「院長のおごり…」という気になるフレーズが。「よくぞ気付いてくれました!実はこの自販機、職場内のコミュニケーションの活性化を狙って設置したもの。休憩時間にお茶をしたい仲間を誘って、2人同時にこちらの専用カードを自販機にかざすと、院長のおごりで飲み物が出てきます」と、お2人。ユニークな福利厚生ですね。

内視鏡室
お次は、内視鏡技師の資格を取得した看護師さんに内視鏡室でお会いしました。「当院の内視鏡検査件数は、年間約8000件と地域随一の実績です(2025年8月)。より質の高い検査を受けていただけるように、看護師の内視鏡技師資格の取得を推進し、病院が費用を援助しています。私もそのサポートを受けて取得しました。新棟の開設を機に内視鏡室が3室体制に拡充されたので、今後はもっと検査件数が増えていくと思います」と、看護師さん。

健診センター
渡り廊下でつながる既存棟の1階には、健診センターがありました。「消化器に特化した専門病院として、健診・人間ドックでも消化器系の検査に特に力を注ぎ、アフターフォローも充実させています。当院には最新の検査機器も揃っているので、病気の兆候を早期に発見し、外来・病棟と連携してスピーディーに治療につなげることで、住民の皆さんの健康づくりを支えているんです」。それは素晴らしい!

ハイパーサーミア室
お次は、副作用の少ないがん治療として注目を集める「温熱療法(ハイパーサーミア)室」へ。「がん細胞が熱に弱い性質を利用して、こちらの装置で患部を加温し、がんの縮小を目指しています。導入当初は、主にがん性疼痛を緩和する目的で活用していましたが、最近では治療目的の患者様も増え、手術や化学療法と併用でご案内しています」。県内で温熱療法を実施する医療機関は、筑波胃腸病院を含めて2院のみとのこと。

手術室
つづいて、既存棟の手術室に伺い、手術室で働く看護師のお2人にお会いしました。「こちらはメインの手術室で、旧棟1階にも比較的簡単な手術を行う手術室があります。当院では開腹手術だけでなく、患者様への負担が少ない腹腔鏡手術の実績も豊富で、鼠径ヘルニア・痔・大腸ポリープなどのに対しては短期滞在外科手術も行っています。症状によっては日帰り手術となる場合もあり、入院期間はさまざまなんです」と、お2人。

病室
お次は、病室を案内していただきました。「こちらの看護師(写真右)は、スキルアップのために病棟と手術室の兼務を希望し、術前から術後まで一貫した看護を学んでいます。入院ベッド60床の小規模な病院なので、働き方の融通が利きやすく、急性期の治療・手術からリハビリ、緩和ケアや終末期看護に至るまで、さまざまな看護を学習・経験できます」。

リハビリテーション室
新棟の2階には、明るく開放的なリハビリ室があります。「消化器疾患とリハビリは結び付かないイメージかもしれませんが、術前の呼吸訓練はとても重要ですし、術後も早期からリハビリに取り組むことで合併症リスクの軽減につながります」。

スタッフステーション
最後は、円滑な情報共有のために導入しているグループウェア「LINE WORKS」を紹介していただきました。「毎日の外来数・入院患者数を日報として発信してもらっているほか、内視鏡検査・手術の予定や、会議や委員会の議事録の共有にも活用しています。Amazonビジネスとも連携していて、備品購入がスムーズに行えるのも魅力です」と、お2人。今日はありがとうございました。
※マスクなしの写真は撮影時のみはずしています。
帰り道

- ――お疲れさまでした。消化器に特化した専門病院、いかがでしたか?
- 完成したばかりの新棟が魅力的なことはもちろん、時代に応じた取り組みを積極的に取り入れていて、より魅力的な病院・職場を創ろう!という姿勢が伺えました。院長がとても気さくな人柄で、現場との距離も近く、スタッフの皆さんに慕われていることも印象に残りました。
- ――教育体制も充実していますか?
- はい。消化器看護が未経験の方も活躍できるように、入職後は日替わりのサポート役の先輩が付き、キャリアに合わせたマンツーマンのOJTを実施しています。また、さまざまなテーマの院内研修が定期開催されますし、業務に関連する外部研修への参加や、内視鏡技師の資格取得もサポートしてもらえます。
- ――では、ここはちょっと、というところは?
- 内視鏡検査件数も手術件数も多い病院なので、それなりに忙しく、残業が発生する日もあります。ただ、最新技術を活用して業務の効率化・負担軽減を実現したり、ユニークな福利厚生を取り入れたり、働きやすさの向上に取り組んでいました。
- ――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。
- LOVOTのパインちゃんは、患者様からもスタッフからも愛される、院内のアイドル的存在とのこと。先日は、「パインちゃんに新しい洋服を作ってあげたい!」と、裁縫が得意なスタッフさんが名乗り出てくれたそうです。
消化器看護に興味があり、専門病院で深めていきたい方
新しさを積極的に取り入れながら進化している病院で働きたい方





