「さいたま岩槻病院」へのアクセスは、東武アーバンパークライン「東岩槻駅」と病院を結ぶ無料送迎バスに乗車して約10分。職員用の無料駐車場があり、マイカー通勤も可能です。玄関で迎えてくれたのはオープニングスタッフとして入職した入職8年目の外来看護師長。「ようこそ！当院には、私と同じように開院時から長く勤めているスタッフが多くいるんですよ。今日は当院の魅力をたっぷりご紹介しますね」。

まずは、病院入口のすぐそばにある託児所を案内していただきました。「託児所の預かり年齢は0歳から就学前までで、土日・祝日も利用できます。私も利用したのですが、子どもの体調が悪くなったときなどは託児所からすぐに連絡が来たので、安心して預けることができました」と看護師長。「お子さんが小さいうちは時短勤務もできるので、産休・育休から復帰する方が多くいます」。

お次は、2023年3月に開設した病院併設のリハビリテーションセンターへ。とても広く、開放感がありますね。「ええ。ほとんどの患者さんがこちらでリハビリを行っています。リハビリテーションセンターには、温水中歩行訓練装置・在宅復帰訓練室・運転シュミレーターなどの新しい装置・設備を備えていて、埼玉県で初めてロボット支援歩行訓練装置も導入しました」。

外来では、看護師さんが血圧測定を行っていました。「外来は、脳外科・整形外科・皮膚科・消化器外科・内科などに対応していて、循環器内科や糖尿病の専門外来も行っています。患者さんは地域の方が多く、住み慣れた場所で長く安全に過ごせるように『患者さんが何に困っているのか』『在宅環境はどうか』などを情報収集して支援しています。退院後に外来に通院される方もいて、継続的に看護を提供できることが魅力です」。

SCUで、SCU勤務の看護師さんにお会いしました。「当院は一次脳卒中センターとしてSCUを3床設け、24時間365日脳卒中の患者さんを受け入れて集中的な治療を行っています」と、SCU看護師さん。「救急受け入れ件数は1日3～4件で、脳卒中だけでなく、整形外科・内科の受け入れも行っていて、転倒などによって介護施設から搬送されてくる方もいます。救急で運ばれてくる方の疾患の割合は、外傷5割・脳卒中5割です」。

つづいて、手術室へ。「手術は、慢性硬膜下血腫の手術、くも膜下出血のクリッピング術、シャント手術、開頭血種除去術などを中心に、実施しています。また、ときどき整形外科の脊柱管狭窄症や頚椎症の手術も行っています。手術室で働くことに興味のある方であれば、手術室未経験の方も歓迎していますよ」と、看護師長。

一般病棟の病室では、先輩による指導が行われていました。「新卒者にも中途入職者にも先輩が付いて指導していて、各人の経験や成長に合わせて指導の期間・内容を決めているので、看護師経験の浅い方や長いブランクのある方も安心してくださいね。研修は看護部教育委員会主催の研修を豊富に行っています。内容は毎年変えていて、最近はケーススタディーを中心に研修を実施しています」と、先輩看護師さん。

回復期リハ病棟に伺うと、看護師さんお2人が患者さんとレクを行っています。「患者さんは、2階の一般病棟や近隣の急性期病院からリハビリ目的で来られるので、比較的状態が安定した方が多く、お一人おひとりにじっくり向き合える環境です。寝たきり防止・ADL向上・在宅復帰に向けて多職種で連携しながら支援していて、できなかったことができるようになる喜びを患者さんと一緒に感じられる病棟です」と、看護師さんお2人。

スタッフステーションでカンファレンスが始まりました。「スタッフの年齢層は20～60代と幅広いですが、年齢に関係なくコミュニケーションが取りやすく、人間関係が良好です。家庭的な規模の病院なので、どのスタッフとも顔見知りになれて、気軽に相談することができます。また、新しいことに積極的に取り組むスタッフが多く、現場のスタッフの意見も通りやすいんですよ」。

検査室では、院長（写真中央）が嚥下造影検査（VF）を行っていて、スタッフさんと和やかに連携を取っています。「院長はリハビリの医師で、よく病棟や外来に顔を出し、声を掛けてくれます。院長には話しかけやすく、悩みごとを相談したときはスタッフに寄り添って一緒に考えてくれるので、安心できます」と、看護師さんたち。

最後に、多職種のみなさんにお会いしました。働きやすさはいかがですか？「希望休はほぼ100％通り、有休もきちんと取得できて、事前に相談すれば4～5日の連休も取ることができます。また、お子さんの有無に関わらず日勤常勤としての勤務も可能で、常勤の場合も夜勤回数の調整ができるので、ライフスタイルに合わせて働ける環境です」と、みなさん。働きやすさも整っているんですね。今日はありがとうございました。