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医療法人 徳洲会 羽生総合病院

看護部長インタビューinterview

看護部長の“想い”がわかるコンテンツです。

医療法人 徳洲会 羽生総合病院

看護部長インタビューinterview

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メイン写真
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誰もが安心して
長く働ける職場を。

Profile

看護部長/佐藤 あけみ新卒で大学病院に入職後、20代から管理業務に携わる。30代で結婚・出産後もキャリアを継続し、看護師長を務めながら3人の子どもを育て、副看護部長を務めた後、看護部長兼副院長を3年ほど務めて退職。その後、2019年に徳洲会グループの病院に入職し、看護部の教育担当を経て、2023年に看護部長に就任。2025年1月に「羽生総合病院」に異動して現在に至る。

これまでの歩み

新人時代の思い出を教えてください。

看護師1年目に出会った忘れられない患者様がいて、とても大切なことを学ばせていただいた思い出があります。その方は受け持ち患者さんで皮膚がんのターミナルの患者様でした。
ある時、2連休後に出勤した朝、顔を合わすなり「どうして2日間も休むことを教えてくれなかったんだ!ずっと待っていたんだよ」と最後の力を振り絞っておしゃっていました。私自身は患者様がおしゃっていることの意味を深く理解できずそのまま勤務に入りました。その後、徐々に呼吸も浅くなり夕方にお亡くなりになりました。

ご家族からは、「あなたが出勤の日で良かったわ」と優しい声をかけられ、その患者様が私の出勤を待ちわびていたことを聞かされました。ご家族の言葉でようやく朝患者様がおしゃっていた言葉の意味が理解できました。

しばらく気持ちの整理がつかず、反省の日々を過ごしたことを覚えています。私たち看護師にとっては大勢いる患者様の一人かもしれないけれど、患者様にとってはたった一人の担当看護師なのだということを強く認識したできごとでしたし、今でも私自身の看護観として根付いています。管理職に就いてからは部下たちにもこの話を伝えています。

大学病院に長く勤務されていたそうですね。

はい、新卒で入職後、32年ほど勤務していました。入職当初は整形外科病棟で勤務し、その後は消化器外科・皮膚科の病棟で働いていましたが、結婚を考えたタイミングで医療情報管理を担う部署の責任者となり、病棟業務を離れました。

夜勤のない部署でしたから、妊娠・出産後も仕事を続けやすく、7年半在籍する中でも3人の子どもを授かりました。仕事は大好きでしたが、私の中では常に家族が第一優先で、上司には「子どもたちに何かあったら退職します」と伝え続けてきましたね。

その後も看護管理者としてさまざまな経験や出会いをいただき、2019年3月に大学病院を退職し、同年4月に徳洲会の病院に就職し、その後当院に異動して看護部長を務めています。

テーマ1

現在の挑戦

こちらの病院の看護の特徴について教えてください。

当院は高度急性期から在宅に至るまで、切れ目のない医療を提供する地域密着型病院であり、さまざまな患者様に看護を提供できることが大きな特徴です。

病床機能も多様で、急性期一般病棟・回復期リハビリテーション病棟・地域包括ケア病棟・障害者病棟・緩和ケア病棟があるほか、ICUやHCUも備えています。また、救急センター・血液浄化センター・外来化学療法センターなどの専門部署も充実していますし、訪問看護ステーションなどの在宅医療部門もあり、さまざまな部署の経験を通して看護の知識・技術・能力を高めていける職場です。

看護師一人ひとりが自分に合った部署で働けるよう、面接時には、どんな看護に興味があるか、どんな働き方を希望しているか、将来はどんな看護を目指しているかなどについて、きちんと話をする時間をつくっています。部署異動の相談にも対応しているので安心してくださいね。

大切にしている看護方針を教えてください。

ずっと大切にしている信念は「徹底的に顧客主義」です。顧客とは、患者様・ご家族のこと。毎日忙しく働いていると、ふと看護が業務的になってしまいがちですが、そんな時こそ患者様・ご家族の視点に立ち、「この行動は患者様・ご家族のためになっているか?」と、自問自答しています。

だから、仲間が仕事で悩んでいる時にも、「『患者様・ご家族にとって良い判断か』を考えればおのずと答えが出るはず」とアドバイスしています。看護はチームで提供するものなので、私一人が顧客主義を貫くのではなく、みんなが徹底できるように意識を合わせていきたいです。

力を注いでいる取り組みはありますか?

私は2025年1月に赴任したばかりなので今後の計画になりますが、看護師の増員→新規スタッフの定着支援→教育と、段階を踏んで取り組んでいきたいと考えています。当院は2024年4月に新棟が完成して増床しました。まずは人員体制を手厚くすることが課題で、新卒採用・中途採用ともに力を注いでいます。

教育に関しては非常に充実していて、入職時教育やラダーに沿った継続教育はもちろん、キャリア形成のための研修参加や資格取得の支援体制も万全です。さまざまな領域に精通した認定看護師や特定行為研修修了者なども多数活躍していて、今後もスペシャリストの育成に取り組んでいきます。

また、独自の研修プログラムも豊富で、蘇生トレーニングを行う「ICLS研修」、抗がん剤などの化学療法について学ぶ「IVナース認定制度」、国内外で災害医療救援活動を担う「TMAT隊員の育成コース」、徳洲会のグループ病院で働きながら学ぶ「ベストプラクティス研修」など、個々の興味に応じて選択できます。

テーマ2

職員への思い

スタッフのために取り組んでいることはありますか。

スタッフ一人ひとりが「組織に大切にされている」と感じられる風土作り、対応をすることです。スタッフとの対話に十分な時間を費やし、個人に寄り添いながら幸せな働き方を支えていきたいと思っています。

当院では、結婚・子育て・家族の介護など、ライスステージの変化に合わせて働けるように多様な勤務形態を用意し、子育て支援や休暇制度も充実させています。それでもどうにもならず退職となることもありますが、再び当院で働きたい気持ちがある方には「いつでも戻っておいで」と伝えたいです。

私も子育てや介護と仕事の両立に悩んだ過去がありますから、後悔のない選択ができるよう支えていきたいと思います。

どんなスタッフを歓迎していますか。

多様な人材が活躍する職場を目指したいので、特に「〇〇のような人」という制限は設けていませんね。倫理観があって人に優しくできる方は、必ず成長していく!と確信しているので、まずは面接でいろいろお話しましょう。

求職者へのメッセージをお願いします。

看護部には毎年30名前後の新卒看護師が入職するのですが、看護部全体は若手ばかりということはなく、20代から60代まで幅広い年齢層が活躍しています。24時間対応の保育室があるため、結婚・出産後の定着率も高く、管理職にも育児経験者が多いです。保育室は2024年4月に完成した新棟の1Fに引っ越してリニューアルしたばかりで、お隣には病児保育室も設け、仕事と子育てを両立しやすい職場づくりを進めています。

私は管理職の大事な任務は「決断すること」だと捉えています。看護部長の決断がスタッフを守り、部署を同じ方向に導くことにつながると考えているので、いつでも正しい情報を集めて正しく判断し、みんなの成長につながる環境を整えていきたいです。チームの結束力を高め、より魅力的な看護部を目指したいと考えているので、ぜひ一緒に働きましょう!

テーマ3

プライベートの過ごし方

夫婦で道の駅めぐり♪

私にとって一番安らぐ時間は、家族や友人と過ごすひとときで、仕事を頑張るパワーの充電につながっています。最近は夫と「道の駅めぐり」にハマっていて、行く先々で美味しいものを食べたり、お買い物をしたりして楽しんでいます。

プライベート