これまでの歩み
-看護師を目指したきっかけを教えてください。
小学生のときに入院したことがあり、入院中は親がそばにいなかったので、看護師さんがとても頼りになるお母さんのような存在に感じ、「将来はこういう仕事がしたいな」と思うようになりました。
高校卒業後に消化器外科の病院に看護助手として入職し、働きながら准看護師の資格を取得し、その後は、准看護師として働きながら看護師の資格を取得しました。学業との両立は大変すぎて地獄のような毎日でしたが(笑)、同じように働きながら資格取得を目指している仲間が周りにいたので、頑張ることができていました。
-新人時代について教えてください。
看護師の資格を取得後に、知り合いの紹介で「綾瀬循環器病院」に入職したのですが、最初は循環器に苦手意識があったんです。しかも当時は教育制度が整っておらず、先輩に「勉強会はないのですか?」と聞いても「勉強会?勉強は自分でするものでしょう」と言われてしまって…。自分で本を買って読んでいました。しかし元の知識がないので、本を読んだってあまりわからないんですよね(笑)。とにかく大変でした。
一生懸命自分なりの方法で学び、特別な処置があるときは医師に声を掛けて見学や介助をさせてもらっていました。
自分のケアで患者様が良くなっていく姿が目に見えてわかったり、心肺停止で運ばれてきた患者様の心臓マッサージを行って、翌朝その患者様に「おはようございます」と声を掛けたときに頷いてくれたりすると、モチベーションが上がって、だんだんと循環器が楽しくなっていきましたね。
- 印象的なエピソードがあれば教えてください。
夜勤のときに、ある患者様の皮膚を触ったら「なんか変だな」と感じたことがありました。ご本人は苦しくないというのですが、どうしても嫌な感じがしたので、今は医師の指示をきちんともらわないといけないのですが、そのときは仮眠に入る前に一応点滴のラインだけ確保しておいたんです。そうしたら、1時間後にその患者様が急変しました。
急変すると血管が締まって点滴が入らなくなるので、事前に入っていたことでスムーズに対応することができました。毎日皮膚の状態を見ることで、些細な変化に気付けるようになったのだと思います。「一人の患者様を助けられた」というやりがいを感じましたね。