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医療法人社団 美誠会 板橋宮本病院

看護部長インタビューinterview

看護部長の“想い”がわかるコンテンツです。

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看護部長インタビューinterview

看護部長の“想い”がわかるコンテンツです。

メイン写真
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患者様に優しく寄り添う、
思いやりの心を育てたい。

Profile

近藤看護部長看護学校を卒業後、現在の国立病院機構に属する小児医療の専門病院に入職。その後はグループ病院への異動を8回経験し、急性期から慢性期まで幅広い看護を経験。定年退職まで約40年勤務する中で、25年間は管理職としてマネジメントに従事。定年後のセカンドキャリアとして、2025年4月に「板橋宮本病院」の看護部長に就任し、より良い看護部を目指して職場改革を進めている。

これまでの歩み

新人時代は小児医療に携わっていたそうですね。

はい。国立病院系列の附属看護学校に通っていて、母体の病院では重症心身障害児医療に取り組んでいたことから、実習を通じて小児医療に興味を持ちました。卒後は小児専門の病院に就職し、1年目は循環器病棟に勤務していました。

私は昔からおっとりした性格なので、周囲が目を離せない新人で、先輩方から温かい指導をたくさん受けた思い出があります。私の新人時代は約40年前ですから、「仕事は見て覚える」という時代で厳しい先輩も多かったですが、皆さん厳しさの中に愛があり、それを新人なりに感じ取っていました。

今振り返っても、新人時代に受けた指導はどれも思い出深く、何年か経った後もふとした瞬間に「あの時の教えってすごく大事だったんだなぁ」と、実感することがよくあります。

印象に残っている患者様とのエピソードはありますか?

看護師1年目に出会った、心臓の病を抱える男の子のことはずっと心に残っています。その子は入退院を繰り返していたので、病院の一日の流れや看護師の対応をよく観察していて、まだ5歳だというのに周りの空気を読み、医療従事者に気を遣う子でした。とても頭の良い子で、病棟が慌ただしい雰囲気の時や、看護師が忙しそうに動き回っている時などは決して話しかけてこないんです。

その子は入院中に水分摂取を制限していて、お水ではなく氷をあげていたのですが、ある日、とても喉が渇いた様子で、「看護婦さん、あとで氷を1つください」と声をかけてくれました。きっとすぐに欲しかったはずなのに、私の仕事を気遣ってわがままを言わない姿に、胸がキュッと締め付けられて申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

その一件以来、どんなに忙しい状況でも、看護師は話しかけにくい印象を与えてはいけないと深く反省し、患者様の前での立ち居振る舞いを見直すようになりました。相手に我慢をさせず、心の内を伝えやすい看護師、管理者で居続けることが私の永遠の課題です。

看護師人生の中で、転機となったことはありますか?

大きな転機は、看護学生への実習指導者講習会に参加し、人材育成の重要性を知ったことです。看護学生はもちろん、後輩を育成していく上でも大切な学びを得ることができて、「人を育てること」がますます好きになった講習会でした。そして、指導とは誰もが簡単にできるものではなく、指導者としての心構えや学習者の特長を知った上で教育とは何かを学んでいく必要があることにも気付かされました。

管理者として25年以上人材育成に携わる中で、ケアの質を高めることも、患者様の笑顔をつくることも、スタッフの可能性を開花させることも、すべて教育から始まると実感しています。ですから、縁あって当院の看護部長として赴任した今、真っ先に取り組みたいのは、看護部の教育をより充実させることなんです。

テーマ1

現在の挑戦

こちらの病院の看護の特徴について教えてください。

当院は長期療養が必要な患者様を受け入れる療養型病院で、医療依存度が高い方や、ご自身で苦痛や感情を伝えられない方も多くいらっしゃることから、看護師の「観察力」が非常に重要です。

また、認知症の方も多く、フランス発祥の認知症ケア技法であるユマニチュード®の考えを取り入れ、より良いケアを構築していることも特徴です。ユマニチュード®とは、フランス語で「人間らしさ」を意味する言葉で、見る・話す・触れる・立つという4つの要素を用いて相手に安心感を与え、「この人となら良い時間を過ごせる」と感じてもらえるような関係性を築いています。

独自の取り組みがあれば教えてください。

看護部ではレクリエーション係が中心となり、年間を通して多様なイベントを開催しています。特に、「夢プラン」という個別援助計画に力を注いでいて、美容師のお孫さんにヘアカットをしてもらったり、町内会の阿波踊りに参加したりと、さまざまな希望に寄り添ってきました。

また、ある患者様の「自宅の愛犬に会いたい」という夢プランから、院内行事としてのドッグセラピー導入に至ったこともあり、2025年度は計4回のドッグセラピーを企画しました。毎回、可愛いワンちゃんたちを10頭ほど病院に招いているのですが、急性期病院のような慌ただしい現場や、ルールが厳しい病院などでは実現が難しい取り組みだと思います。

ドッグセラピーでは、普段は表情の乏しい患者様が笑顔を見せてくれたり、癒しの効果で夜眠れるようになったりする患者様もいて、大きな効果を実感しています。

看護補助者も多く活躍しているそうですね。

はい。各病棟に看護師とほぼ同数の看護補助者が勤務していて、同じチームの仲間として患者様の穏やかな療養生活を支えています。初任者研修・実務者研修・介護福祉士などの資格取得をサポートする制度があるため、介護の資格を持つ看護補助者もたくさんいて、チーム医療の一員として専門性を発揮しています。

また、看護補助者の補佐的な役割を担う環境整備スタッフも配置し、看護補助者が介護業務に専念できるうように、リネン業務・清掃・物品管理など、患者様のお身体に直接触れない業務を担っています。

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職員への思い

看護部長としての方針を教えてください。

「やさしく思いやりのある看護師」「同じ目的・使命感を持って働く看護師」を育てていきたいと考えています。看護の仕事を通じて、地域貢献・社会貢献を果たし、すべての看護師が働くことの意味や、やりがいを感じられる職場をつくっていきたいです。だから採用では、何よりも人柄を重視し、思いやりや深い共感力のある優しい方を迎えたいと思っています。

スタッフのために取り組んでいることはありますか?

業務改善です。2023年度より高性能な介護用おむつを導入したことで、おむつ交換の回数を1日3回から2回に減らすことができ、スタッフの負担軽減と患者様の安眠確保を実現しました。そのおむつは尿を素早く大量に吸収できて、肌のかぶれやムレを防止する機能があり、導入以降は褥瘡発生率も低下しているんです。

当院では、患者様のためになるもの、スタッフの働きやすさにつながるものは、きちんと購入してくれます。やはり、最新の医療物品・設備は高精度化していますから、新しいものは積極的に取り入れていきたいと考えています。

求職者へのメッセージをお願いします。

これまでいろいろな病院での勤務を経験する中で、職場に活気を生み出すものは、スタッフの笑顔と挨拶だと感じてきました。当院にはいつも笑顔が溢れていて、患者様やご家族に対する挨拶はもちろん、スタッフ間でも気持ちの良い挨拶やコミュニケーションを大事にしている仲間がたくさんいます。
ぜひ一緒に、笑顔で看護を楽しみましょう。

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プライベートの過ごし方

お休みの日は、趣味の演劇鑑賞を楽しんだり、散歩に出かけたりすることが多いです。動物が大好きで、ワンちゃんかネコちゃんを飼いたいのですがなかなか飼えないので、可愛いペットの動画を観て癒されています。だから次回のドッグセラピー、とても楽しみです♪

プライベート