【医療法人社団 ユーアイエメリー会 すずのきメンタルケアクリニック】Webで病院見学

仕事の質を高めるには、ONとOFFの切り替えが重要。プライベートの充実は、仕事を頑張るモチベーションにつながりますよね。「すずのきメンタルケアクリニック」は、外来診療・精神科デイケア・復職支援デイケアの3つのサービスを提供する医療施設。「夜勤なし・日祝休み・保育室完備」と働きやすさが整っていて、結婚・出産後も定着するスタッフが多いらしいので、さっそく見学に行ってきます！

「すずのきメンタルケアクリニック」へのアクセスは、JR・東武伊勢崎線「久喜駅」西口から徒歩5分。近隣には、精神科急性期に特化した「久喜すずのき病院」をはじめ、グループホームや地域生活支援センターなどの関連施設が充実していて、2023年8月には徒歩圏内に就労移行支援事業所が開所し、密に連携しているそうです。玄関で迎えてくれたのは、マネージャーを務める作業療法士さん。今日はよろしくお願いします。

まずは、落ち着いたインテリアの外来診療部門へ。「外来には1日約60名の来院があり、『最近よく眠れない』『気分が落ち込みやすい』など、日常生活のちょっとしたストレスの相談を受けることが多いです。物忘れ外来や認知症外来にも対応しているため、患者様の年齢層は10代から高齢者の方まで幅広く、外来受診から精神科デイケア利用に至る方もいらっしゃるため、部門を超えた職員同士の連携を大切にしています」。

つづいて、「精神科デイケア オアシス」へ。「2F・3Fがオアシスで、いつも大人数で賑やかにプログラムを楽しんでいます。ただ、大人数が苦手な方や、ゆっくり慣れていきたい方などのために、少人数制の『生活支援フロア』も設けているのが特徴です」と、作業療法士さん。利用時間は9時半～15時半で、登録人数は500名以上と地域屈指とのこと（2023年10月）。

デイケアの商品開発部のスタッフさん達が集まり、手芸作品などを紹介してくれました。こちらの商品はどこで販売するんですか？「もうすぐ開催する施設のバザーで販売予定です。バザーは毎年恒例の施設行事なのですが、新型コロナの流行中は控えていたため、2023年度は久しぶりに開催できそうで楽しみにしているんですよ」と、皆さん。施設行事はスタッフと利用者様が一緒に企画・開催しているそうです。

掲示板にはプログラム予定表が。「さまざまな疾患・年齢層の利用者様がいらっしゃるので、運動系・学習系・創作系など約40種類のプログラムを考案し、外部のプログラム講師と協力して運営しています。どの職種も専門職としての業務に加えて、得意分野のプログラムを担当しているんですよ」。お身体は健康な利用者様が多く、身体介助業務や医療処置業務はほとんどないとのこと。

デイケアの利用時間が終わると、新しいプログラムの企画会議を開くことも多いのだとか。どんな職種の方が参加しているんですか？「看護師・作業療法士・精神保健福祉士・臨床心理士・管理栄養士です。職種を超えて協働する機会が多い職場で、他職種の意見は新たな知識として吸収し、自分のアプローチの幅を広げていくようにしています」。活発な意見交換が行われる会議は、大切な学びの場にもなっているそうです。

お次は、キッチンルームで「カフェ運営」を紹介していただきました。「こちらのカフェは、社会復帰を目指す利用者様のグループ『翼の会』が運営しています。翼の会では他にもいろいろな活動を行っていて、利用者様は自分の得意分野や能力を再確認することで、自信を持って就労や社会参加へとステップアップされるんです」。利用者様一人ひとりが目指す生活の実現をお手伝いすることが、施設のモットーなのだとか。

「こちらは、就労準備プログラム『ジョブラボ』を担当するスタッフたちです」と、紹介してくれました。「退所後に『仕事に就きたい』と考える利用者様には、就労のための準備を進める『ジョブラボ』への参加を提案しています。同じ目的を持つ10名の参加者とともに、6カ月間継続して参加していただくプログラムで、ビジネスマナーや自分に合った仕事の探し方を学び、その後の就労移行支援につなげていく狙いです」。

つづいて、子育て中の臨床心理士さんを紹介していただきました。仕事と子育ての両立は順調ですか？「はい。朝はゆっくり9時スタートで、日曜日・祝日が固定休なので、家族の時間も大事にできています。子育てサポートとして、近くに法人合同の保育室があるため、これから結婚・出産を予定している方も安心ですよ」と、臨床心理士さん。案内役の作業療法士さんも3人のお子さんを育てるパパなのだとか。

お次は、「復職支援デイケア オリーブ」に伺い、看護師さんにお会いしました。「オリーブでは、心の不調で休職中の方を対象に3～6カ月間のリワークプログラムを提供しています。利用者様の人数は1日15名前後で、職員は3名体制とアットホームな雰囲気が魅力です。毎月第2・第4土曜日には、復職した利用者様へのフォローアッププログラムも提供し、職場定着も支援しています」と、看護師さん。

最後は、多職種の皆さんが集まってくれました。とても仲の良い雰囲気ですね！「職種を超えたチームワークは当施設の一番の自慢です。入職後は、同じ職種の先輩だけでなく、他職種の先輩も指導に携わってくれるので、幅広い知識が身に付くと思います。新人教育はしっかり行うので、精神科やデイケア勤務が未経験の方も安心してご応募ください」と、皆さん。それは安心です。今日はありがとうございました。

――お疲れさまでした。働きやすさが整った精神科クリニック・デイケア、いかがでしたか？

医師・看護師・作業療法士・臨床心理士・精神保健福祉士・管理栄養士などの多職種がチームを組んで働いていて、部署の垣根がなく、風通しの良い人間関係が築かれている職場です。日勤のみの勤務で、日曜日と祝日は固定休なので、子育て世代も多く活躍していて、残業削減や有休消化の促進など、ワークライフバランスの充実も目指していました。

――どんな職種を募集していますか？

看護師・作業療法士・臨床心理士・精神保健福祉士の4職種で、精神科デイケア勤務を希望する方を特に歓迎しているそうです。入職後の教育サポートが手厚いため、精神科病院の勤務経験は問わないとのこと。年齢・性別・キャリアなども不問で、やる気や人柄を重視した採用を行っているそうです。

――では、ここはちょっと、という点は？

法人採用のため、関連施設への人事異動がある点を「ちょっと…」と感じる方もいるかと思います。「久喜すずのき病院」をはじめ、埼玉県内にさまざまな関連施設があり、異動を通して幅広い経験を積める環境です。

――最後に、ここだけの話をひとつお願いします 。

約40種類もあるデイケアの支援プログラムは、他の施設では見られないようなユニークな企画ばかりでした。アイディアはどんどん形にしていけるそうなので、新しいプログラムが次々に誕生するのだとか。ホームページのブログを見ると、実際の活動の様子が詳しく書かれているので、ぜひチェックしてみてください。