【医療法人 関川会 関川病院】Webで病院見学

出産後も仕事を続けたい場合、職場の理解と協力は欠かせないものですよね。荒川区西日暮里に根差すケアミックス型病院「関川病院」には、職員の子育てを応援する風土が根付いていて、産休・育休後の復帰率がほぼ100％とのこと。待遇や休暇制度も整っていて、小さなお子さんを持つママさん看護師も多く活躍しているらしいので、さっそく見学に行ってチェックしてきます！

「関川病院」があるのは、JR「三河島駅」から徒歩3分のとても便利な立地。駅のホームからも、8階建ての病院建物をすぐに発見することができます。玄関で迎えてくれた2人の看護師さんは、4歳のお子さんを持つ大津さん（写真左）と、3人目のお子さんを妊娠中の中澤さん（写真右）。「ようこそ！当院へのアクセスは、京成線『新三河島駅』からも徒歩8分なので、いろいろな方面から通勤している職員がいるんですよ」。

玄関を入ると、森下看護師長にばったり遭遇！こちらの病院には、職員の子育てを応援する風土が根付いているそうですね。「ええ、子育て支援体制が整っているので、看護部の管理職はほとんどが育児経験者で、私自身も10歳の子どもを育てています。大津さんにも中澤さんにも小さなお子さんがいますが、副主任という責任ある立場を任せて、子育て中のキャリア形成も大切に考えているんですよ」と、森下師長。

玄関のお隣には、併設の老健につながる扉がありました。「建物内に老健『ひぐらしの里』が併設されていて、こちらの1階は通所リハビリのフロアで、2Fと3Fには定員100名の入所フロアがあります。地域密着型病院として、近隣に暮らす高齢者の方の介護予防や、高齢患者様の退院後のサポートまで担っているんです」と、お2人。老健のスタッフとは、合同勉強会を開催して交流を図っているんだとか。

お次は4階に上がり、中澤さんが勤務する療養病棟にやってきました。「比較的容態の落ち着いている長期入院患者様が中心なので、病棟に慌ただしさがなく、心に余裕を持って働くことができています。ケアミックス型病院の当院には、外来（手術室兼務）、3種類の病棟、透析室と、幅広い活躍の場が用意されていて、面接時に希望を伝えることができるんですよ」と、中澤さん。

つづいて、5階の一般病棟へ。ナースステーション内では、カンファレンスが行われていました。「一般病棟から他の病棟に転棟するケースも多いので、部署を越えた情報共有を大切にしているんです。一般病棟では急性期の治療に取り組んでいますが、当院は救急指定がなく、予定手術のみなので、業務に追われるような忙しさはありません。定時に退勤できる日も多く、残業は発生しても1時間以内なんですよ」と、一般病棟の看護師さん。

6階の障害者病棟に伺うと、ママさん看護師の皆さんが集まってくれました。「看護部の半数以上は仕事と子育てを両立しているママさんで、日勤常勤、時短勤務、パート勤務など、生活に合わせた働き方を選んでいる方も多いです。有休はしっかり消化できますし、『土日のどちらかは休みたい』『夜勤回数を減らしたい』など、勤務の融通も利きやすいので、産休・育休後の復帰率はほぼ100％なんです！」と、皆さん。ウワサは本当だったんですね。

ナースステーションの一角で、新人指導が行われていました。「看護部では、新卒者にはもちろん、中途入職者にもプリセプターを付けて、業務に慣れるまでマンツーマンのOJTを実施しています。どの病棟もゆったりとした雰囲気なので、落ち着いて指導を受けることができ、勤務中の質問・相談などもしやすいと思います」と、お2人。第二新卒者やブランクのある方には、特に手厚い指導を心がけているそうです。

病室を覗くと、介護スタッフさんがベットメイクをしていました。「どの病棟にも、介護ニーズのある高齢患者様が増えているので、介護スタッフを手厚く配置し、看護師と協力しながら働いています。特に、障害者病棟と療養病棟には多くの介護スタッフが活躍しているので、看護師は本来の業務に専念できているんですよ」と、お2人。無資格・未経験から挑戦できる介護スタッフも、採用を強化している職種だそうです。

今日は特別に、東京スカイツリーがよく見えるベランダを案内していただきました。「ベランダからは、隅田川の花火大会の様子もよ～く見えるので、毎年患者様と楽しんでいるんです。当院からは、『日暮里駅』や『西日暮里駅』も徒歩圏内ですし、自転車に乗れば『上野駅』にも気軽に行ける距離なので、立地は本当に便利です」。福利厚生として、大坪会グループ合同の職員寮が『上野駅』の近くにあるそうです。

最上階の8階には、20台の透析ベッドが完備された透析室がありました。「どの病棟にも透析患者様が入院されているので、透析室への送り出しや、透析治療後の患者様の看護に携わる機会も多いことが特徴です。看護師として専門スキルを身に付けたい方は、透析室勤務もオススメですよ」と、お2人。

最後は、看護師さんと介護スタッフの皆さんが見送ってくれました。皆さんとっても仲が良さそうですね！「職場の仲間とは、仕事だけの関係ではなく、お互いの家庭の事情も理解して支えて合っているので、絆はとても強いんです。信頼できて、気心の知れた間柄なので、子どもの体調不良で急に欠勤してしまう際なども、気まずさはないですよ」と、皆さん。とても素敵な関係ですね。今日はありがとうございました。

――おつかれさまでした。職員の子育てを応援している病院、いかがでしたか？

看護部の管理職のほとんどが育児経験者なので、仕事と子育ての両立に理解が得やすく、産休・育休後の復帰率がほぼ100％なのも納得でした。日勤常勤や時短勤務の選択や、シフトの融通も利きやすく、有休も残さず消化している方がほとんどでしたよ！

――独身者には合わない職場でしょうか？

そんなことはありません！JR「三河島駅」徒歩3分、京成線「新三河島駅」徒歩8分と、とても便利な立地にあり、残業がほとんど発生しないので、独身の方にとっても魅力的な職場だと感じました。所属する「大坪会グループ」の職員寮が、「上野駅」の近くにあるそうで、地方出身の方にもオススメです。

――では、ここはちょっと、というところは？

歴史ある病院なので、現場では紙カルテを使っていましたが、看護師長さんによると、電子カルテ導入を前向きに検討中！とのことでした。

――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。

地域密着型病院ですが、職員の方はさまざまな場所から通われていて、松戸や柏など、千葉方面の方も多いそうです。駅の近くで残業が少ない職場なので、通勤時間が多少長くても苦にならないそうですよ。