病院とリハビリテーション科の特徴

「杉並リハビリテーション病院」は、AMGに所属する都内唯一の回復期専門の
リハビリテーション病院として、2007年に開院。リハビリ対象疾患の割合は、
脳血管疾患が約5割、運動器疾患が約4割、廃用症候群が約1割で、
平均在院日数74日と、比較的長い期間患者さまと向き合えることが特徴です。

入院中の生活動作すべてをリハビリの一環と考え、多職種チームで
在宅復帰支援に取り組み、常時80～90％の在宅復帰率を実現しています。
また、駅前の病院だからこそできる、屋外リハビリも充実。行きは電車、帰りは
バスを利用しての公共交通機関練習なども行っています。
午前中にスーパーにて買い物練習、午後はその食材を用いての調理練習など、退院後の暮らしを想定したリハビリを多く実施しています。

2025年度には、AMG初の3Dプリンターを導入し、患者さまに合わせた自助具や
インソールの作成もスタート。セラピストが臨床業務以外でも個性を発揮できる
ように、園芸やインスタグラムなどの係をつくり、多様な役割を与えています。

リハビリテーション科の理念と教育体制

リハビリテーション科が掲げる理念は、「Your Smile Our Happiness」。
病気や障害を抱える方が笑顔で生活できるように、
セラピスト全員が同じ方向を向いてチャレンジを続けています。

教育では、AMG共通のラダーと、独自開発したクリニカルラダーを併用し、
それぞれのラダーに合わせた年間研修計画を立案して、学びの場を提供。
卒業後3年間の教育は特に手厚く、1年目は64の新人講義を開催し、
経験10年以上のベテランセラピストを臨床指導者としたOJTを行い、
3年かけて所属チーム全体で着実な成長を支援しています。

キャリア支援として、外部研修・学会参加費用の補助、AMGの資格取得
支援制度を用意。他にも、大学院への進学サポートも行っていて、
認定理学療法士や修士課程修了者なども在籍しています。

セラピストの働き方改革も進行中

セラピストの平均年齢は30.7歳。20代・30代が中心の活気ある部署です。
理学療法士37名・作業療法士19名・言語聴覚士16名で（2025年7月）、
2025年度は13名の新卒セラピストが入職しました。

子育て支援として全職員（社会保険加入者）が利用できる院内保育室があり、
産休・育休後もスムーズな復職が可能。男女ともに子育てを大切にできる
環境があり、パパさんセラピストの育休取得率は88％と高く、
ママさんの中には時短勤務やパート勤務など、
家庭に合わせた働き方を選んでいる方もいます。

公休は月10日あり、月7日まで希望休を申請できることもスタッフから好評。
また、2025年度からは残業削減に一層力を注ぎ、ノー残業デーも設定し、
自分の時間を大切にできるように配慮しています。