

社会福祉法人
勝楽堂病院
( 一般病院 )


病院を選ぶにあたって、「快適に働くことができる環境かどうか」は、とても気になる部分です。足立区にある勝楽堂病院のアピールポイントは、「堅苦しさのないフラットな人間関係」とのこと。自信の理由とは一体?ぜひ知りたいところです。早速見学に行ってきました。
- 形 態
- 一般病院
- 所在地
- 東京都足立区/北千住駅
- 病床数
- 105床 (一般40床、療養53床、地域包括ケア12床)

玄関
勝楽堂病院は、北千住駅西口から、駅前の大きな商店街を抜けて静かな住宅地に入った場所にあります。病床数は105床とのことですが、外観は「コンパクトにまとまっている」といった印象。本日案内してくださるのは、入職4年目の上井さん。「こんにちは!今日は、私、通称うーちゃんが案内しますね。どうぞー!」。


待合室
玄関を入ると、バーンと広い空間が目に飛び込んできました。しかも明るい!「向かって左が外来の待合室、右が受付と会計の待合室になっています」と上井さん。真ん中が広い廊下になっているので行き来が楽そう。天井はガラス張りで、光がよく入ります。


受付
「あれ〜、どうしたのー」と声がする方向に、上井さんが駆け寄ります。「妹を紹介しますね。実は私達、双子なんですよ〜」。確かにそっくり!上井さん姉妹は地元在住。医療事務担当の妹さんは入職1年目です。「部署の垣根がなくて、皆仲がいいんです。通りすがりに声を掛け合うことは、うちの病院では当たり前のことですね」。


ナースステーション
2階のナースステーションにやってきました。外との仕切りがないのですね。「開放的なつくりになっているので、患者様やご家族も、ナースに声がかけやすいみたいです。ただ、ナースステーション内で盛り上がっていると、声が廊下に筒抜けになるので、気をつけないと。仕事中とはいえ、私達って、すごく賑やかなので(笑)」。


ナースステーション
カンファレンスが始まりました。にぎやかモードからしっかりモードに切り替わるんですね。でも、厳しい感じというよりも、おだやかな雰囲気。いつもこんな感じなのですか?「そうですね。ピリピリした感じはありません。ドクターとも上司とも、気兼ねなく何でも話し合える環境ですから、コミュニケーションはバッチリですよ」。


ナースステーション
3階は療養病棟。こちらのナースステーションも和気あいあい。勝楽堂病院には、ママさんナースも多く、見学中、3人目の妊娠が分かった方を、5人の子供がいるスタッフさんが激励する、といった場面にも遭遇しました。「産婦人科があるので、勤務中に、院内で健診を受けることができます。お産もここで、というスタッフがほとんどですよ」。部長の配慮で“ママさんシフト”で働いてる方もいらっしゃるとのことです。


ナースステーション
幅広い年齢層のスタッフがいることも、この病院の特徴だそうです。師長さんのお嬢さんは、なんと上井さんと同い年とのこと。「思わず、お母さーん、って呼んじゃいそうになるんですよ(笑)」と上井さん。「ベテランの方々から学ぶことは本当に多いです。患者様のケアなどは、長年勤めている看護助手さんから教わることもたくさん」。


食堂
上井さんは、3時からの講習に参加とのことなので、引き続き、総師長の笹峰さんにご案内いただくことになりました。やってきたのは職員食堂。「週に1度麺類の日があって、今日は海老天そばだったんですよ」。ランチは一律300円。リーズナブルですね!


会議室
上井さんが参加している講習を覗いてみました。本日のテーマは『CVポート』について。メーカーの方の説明に、皆さん真剣に耳を傾けています。「講習は、できるだけ勤務時間内に行うようにしています。時間がとれないスタッフも多いので、同じ講習を2回開催するなど、全員参加が可能な工夫も不可欠ですね」。


ピラティス
勝楽堂病院では、月に2回、全職員を対象とした『ピラティス教室』が開催されています。総師長さんも参加されているそうですが、効果のほどは?「残念ながら外見の変化には至りませんが(苦笑)、リラックスにつながる呼吸法はマスターできたように思います。健康増進だけでなく、職員同士のコミュニケーションUPにも一役買っていますよ」。


職員寮
最後に、病院から徒歩1分の距離にある寮を見学しました。広めの1DKで家賃は1万3千円〜。冷暖房完備、バス・トイレは別々の快適な環境です。寮とはいえ、アパート形式なので、プライバシーも万全。すぐ近くには小さな商店街もあるので買い物も便利だとか。

帰り道

――見学お疲れさまでした。病院全体の印象はいかがでしたか?
- スタッフの方が皆、明るくて賑やか。ナースステーションは笑顔でいっぱいでした。
――働くにあたって、快適そうな環境でしたか?
- 総師長さんもおっしゃっていましたが、研修制度面の充実は、まだまだこれから、という感じでしたね。皆が参加できるよう試行錯誤中だそうです。でも、見学当日も講習スタートの放送を流したり、総師長自らナースステーションを回って声がけをされるなど、上の方が率先して努力されているので、皆の意識も自然と上向きになるのではないでしょうか。見学時の講習にも、たくさんの方が参加していましたよ。
――最後に、ここだけの話を聞かせてください
- 同世代の看護師同士は、「○○っち」「○○ちゃん」など、愛称で呼び合っていました。できるだけ、さん付けを奨励してはいるそうですが(笑)。堅苦しさは本当にない環境なので、新しく入っても、すぐに溶け込むことができそうです。
上下関係がフラット、かつ、快適な人間関係を求める方
地域密着型の病院で、地域医療に貢献したい方