【社会福祉法人 勝楽堂病院】Webで病院見学

休暇の充実や残業の少なさは、職場選びで重視したいと考える方が多いですよね。足立区北千住で地域医療に取り組む「勝楽堂病院」では、年間休日120日以上・有休消化率ほぼ100％・残業ほぼゼロと、とても魅力的な勤務環境を整えているのだとか。2023年度に新しい総看護師長が赴任し、より魅力的な職場づくりを進めているそうなので、さっそく見学に行って確かめてきます！

「勝楽堂病院」へのアクセスは、「北千住駅」西口から徒歩10分。駅周辺はさまざまな商業施設が建ち並んで賑やかな雰囲気で、病院は駅前の商店街をぬけた閑静な住宅街にあります。玄関では、療養病棟で働く入職1年目の看護師さんが迎えてくれました。「ようこそ！今日は自慢の職場をたっぷりとご紹介しますね」。

玄関を入り、外来待ち合いロビーへ。「開院から70年以上の歴史を持つ当院は、近隣住民の皆さんの『かかりつけ病院』としての機能を全うするため、外来では産婦人科や小児科の診療も行い、幅広い世代の患者様と向き合っています。外来部門には長く活躍するベテラン看護師がたくさんいて、毎回馴染みのスタッフが対応することで、地域の患者様に安心感を与えることができているんですよ」と、看護師さん。

つづいて、ママさん看護師さんたちにお会いしました。仕事と子育ての両立は順調ですか？「はい。休日が多く、勤務の融通がきく職場なので、子どもの行事にはほとんど参加できていますし、子どもが体調を崩して保育園・学校から呼び出しがあっても、すぐにお迎えに行けます。子育てに理解のある職場なので、子どもが3～4人いるスタッフも珍しくないですし、長い育児ブランクから復職したスタッフもいきいきと活躍していますよ」。

スタッフステーションに行ってみると、多職種カンファレンスが行われていました。「こちらの病棟は一般40床・地域包括ケア12床の構成で、地域の高度急性期病院から転院された患者様や、在宅復帰を目指してリハビリに取り組んでいる患者様が多く、多職種で退院支援に取り組んでいます。退院が難しい場合には、当院の療養病棟への転棟も検討するなど、患者様お一人おひとりに合わせて対応しているんですよ」と、皆さん。

スタッフステーションの一角では、新入職員の方へのOJTが行われていました。「看護部は中途採用がメインなので、入職後はキャリアに合わせた指導計画を立て、業務に慣れるまでこんなふうにマンツーマンのOJTを行っています。緊急入院がほとんどなく、イレギュラーな業務も少ない職場なので、新入職員の方の指導にじっくり時間をかけることができているんですよ」と、看護師さん。それは安心です。

療養病棟の病室を覗くと、看護補助者さんが活躍していました。「療養病棟は寝たきりの患者様が大半ですし、一般病棟も生活支援が必要な高齢患者様が多いため、看護補助者の採用も積極的に行っています。看護補助者は無資格・未経験OKで、働きながら介護の知識・技術を身に付けていけるよう、看護師と同等のOJT体制や研修制度を用意しているんです」。各病棟では、看護師と看護補助者が対等な立場で連携しているのだとか。

つづいて、米田総看護師長にお会いしました。「私は2023年度に当院に赴任したばかりですが、気さくで温かい仲間たちに迎えられ、毎日楽しく仕事ができています。20代から70代まで幅広い年齢・キャリアの看護師が活躍しているので、2024年度からはこちらの看護実践レベル評価シートを導入し、年2回の個人面談で目標設定を行って、それぞれの能力に合った学びができるようサポートしているんですよ」と、総看護師長。

「こちらは、先日開催したオムツ交換の研修の様子です」と、総看護師長が写真を見せてくれました。「今後は学びの機会を更に増やしたいと考えていて、外部からも講師を招き、毎月さまざまなテーマの研修を開催する計画です。研修も業務の一環ですから、できる限り勤務時間内の開催とし、みんながスキルアップに励みやすいような配慮も行っていきます」と、総看護師長。それは素晴らしい！

お次は、スタッフの皆さんに人気の職員食堂を案内していただきました。「ランチは1食300円とリーズナブルで、栄養バランスの取れた食事をこちらの厨房で調理しています。職員食堂はいろいろな職種が利用するので、他部署のスタッフとも自然と顔見知りになり、円滑な多職種連携につながっているんですよ」。メニューは日替わりで、週に一度は麺類の日があるのだとか。

つづいて、病院から歩いてすぐの職員寮を見学させていただきました。「私も利用しているのですが、間取りは広めの1DKで、エアコン完備、バス・トイレ別と快適な環境です。家賃は月1万6000円で、住宅手当もつくので実際の出費は1万円とリーズナブル。『北千住駅』にも気軽に行ける立地ですし、近くに商店街もあるのでお買い物には困りません」と、看護師さん。北千住駅の近くに1万円で住めるとは魅力的ですね！

最後は、病棟に皆さんが集まってくれました。働きやすさはどうですか？「とても働きやすいです。看護部では有休消化率ほぼ100％を実現し、残業もほぼゼロなので、家庭やプライベートを大事にしたい方も安心の職場です。心身ともに無理のない働き方ができるので、仕事の後に習い事に通ったり、長期休暇を取って海外旅行を楽しんだり、スタッフみんな、オフをアクティブに過ごしています」と、皆さん。今日はありがとうございました。

――お疲れさまでした。働きやすさの揃った地域密着型病院、いかがでしたか。

北千住に長く根差すケアミックス型病院で、ワークライフバランスを大切にできる職場なので、スタッフの定着率がとても高いそうです。2023年度に新しい総看護師長を迎えてからは、教育の充実にも力を入れていて、働きやすさだけでなく、スキルアップも叶う環境が整っています。

――看護部にはどんなスタッフが活躍していますか？

20代から70代まで、さまざまな年齢・キャリアの看護師が活躍中です。結婚・出産後も、年齢を重ねても働きやすい職場なので、子育て中のママさんも多いですし、定年退職前後のプラチナナースも複数勤務しています。現在は女性スタッフが中心ですが、男性看護師も大歓迎だそうですよ！

――では、ここはちょっと、というところは？

急性期の看護を中心に学びたい方には合わない職場かもしれません。一般病棟もありますが、手術などの集中治療を終えている患者様がほとんどで、リハビリや退院支援、長期療養のサポートなどが業務の中心です。

――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。

スタッフの健康づくりもサポートするために、ときどき勤務終了後に「ピラティス教室」を開催しているのだとか。外部講師による本格的なピラティスが職場で受講できるので、とても好評だそうですよ。