総武線と東武亀戸線が通る「亀戸駅」周辺は、大型商業施設と昔ながらの商店街が共存する魅力的なエリア。北口から線路沿いを4分ほど歩くと、あっという間に「清湘会記念病院」に到着しました。東京スカイツリーも間近に見え、仕事帰りの楽しみがたくさん見つかりそうな立地です。玄関では、病棟勤務の看護師さんお2人（写真右2名）と、透析室勤務の准看護師さんお2人（写真左2名）が迎えてくれました。今日はよろしくお願いします。

敷地内には、外来透析患者さんのための送迎車が停まっていました。「最近は高齢でADLが低下している透析患者さんが増えているので、送迎車まで透析室の看護師がお迎え・お見送りを行い、安全に配慮しています。送迎サービスの対象は日中の透析クールの患者さんで、夜間透析の患者さんは就労世代の方も多いので比較的自立されています」。

お次は、外来フロアへ行って内視鏡室を案内していただきました。「当院は透析治療を強みとする専門病院ですが、院内には内視鏡検査、CT検査、骨密度検査などが行える設備もあります。透析治療は長くなるとさまざまな合併症が出てきますから、透析患者さんにいつまでも元気な日常生活を送っていただけるように、定期的な検査で異常の早期発見にも努めているんです」と、外来看護師さん。

つづいて手術室へ。手術室業務は外来担当の看護師さんが兼務しているそうで、手術準備の様子を見せてくれました。「急性期医療に力を注ぐ当院では、シャント関連手術に専門医が迅速に対応できる体制を整えています。シャントの狭窄・閉塞といったトラブルに対するPTA（経皮的血管形成術）も行っていて、外来透析を行う4つのサテライトクリニックからも、手術目的の患者さんを受け入れているのが特徴です」。

お次は、（写真左から）透析室師長・看護部長・病棟師長にお会いしました。どんな仲間を歓迎していますか？「いつも笑顔でやる気があって、自分に何ができるかを考えて行動できる方を歓迎しています。看護の専門性は働きながら身に付けていけばよいと考えているので、キャリアはあまり重視していません。実際に看護部には、当院ではじめて透析看護に携わったという仲間がたくさんいます」と、皆さん。

透析室は地域最大級の規模というだけあって、とても広い空間です。「透析室は2階と3階に分かれていて、ベッド数は全部で100台。透析治療は長期にわたり、自然と職員との付き合いも濃くなっていくので、患者さんに少しでも温かい対応ができればと、複数名の職員が『日本接遇教育協会』認定の接遇インストラクターの資格を取得しています」。それは素晴らしい！

透析室の一角で、新入職員へのOJTが行われていました。「入職後は、経験豊富な先輩がサポート役に付き、業務に慣れるまで1対1のOJTを行っています。当院の透析装置は全てオンラインHDF対応の最新式で、操作がシンプルで透析室勤務が初めての方でも覚えやすいです」と、透析室の看護師さん。機械に精通した臨床工学技士さんも新人指導に携わっているそうです。

お次は、病棟のスタッフステーションへ。「カンファレンスの中心になっている医師（写真左から2番目）はとても気さくな人柄で、看護師の意見にも親身に耳を傾けてくれるんですよ。病棟では、透析導入のシャントを造設する方、手術目的の方、肺炎やASOで治療が必要な方、リハビリ目的の方など、さまざまな患者さんの入院を受け入れているので、情報共有を密に行い、適切な個別ケアを提供しています」と、皆さん。

お次は、同法人の各施設とつながるクラウド型電子カルテシステムを紹介していただきました。「手術や転院などでグループ施設間を行き来する患者さんが多いことから、各施設の患者情報をスムーズに共有するための体制が整っています。このシステムのおかげで、業務効率が上がり、残業削減にもつながっています」と、看護師さん。入退院の手続きで忙しくなりがちな病棟でも、残業は月10時間以内とのこと。

つづいて、女性スタッフの更衣室兼休憩室へ。12畳の畳敷きで、のんびりくつろげる広さが魅力です。「立ち仕事が多いので、休憩中に横になれるのはありがたいです。休憩時間には、マイ枕やマイ毛布で寝転んでいます。しっかり休憩できる環境があるので疲れが溜まらず、休日はアクティブに過ごすことができています。当院は年間休日が120日以上（＋有休）あり、長期休暇も取りやすいため、プライベートを充実させることができます」。

最後は、皆さんのお気に入りの職員食堂を案内していただきました。「栄養科スタッフによる手作りメニューは、何を食べても絶品です。当院では、透析中でも美味しく召し上がれる献立を用意しているので、職員の食事もカロリー計算や栄養バランスがバッチリ。ごはん・味噌汁はおかわり自由で、カレー、ラーメン、うどんなどは大盛りもできちゃいます」。お昼休みが楽しみですね！今日はありがとうございました。