

医療法人社団 聖仁会
我孫子聖仁会病院
( 一般病院 )


地域の高齢化問題と向き合う「我孫子聖仁会病院」の魅力は、時代を見据えた発展を続けていること。ここ数年の間に院内体制が大きく変わり、渡り廊下でつながる特養との連携を活かして、「医療と介護が一体となったサービス」を実現しているんだとか。看護部では、地域包括ケアに興味を持つ仲間を幅広く迎えていて、さまざまな働きやすさを整えているそうです。さっそく見学に行って、働く魅力を探してきます!
- 形 態
- 一般病院
- 所在地
- 千葉県我孫子市/天王台駅
- 病床数
- 168床(一般病床50床 療養病床98床 緩和ケア病床20床)

玄関
JR「天王台駅」は、「柏駅」まで約10分、「上野駅」まで約35分とアクセスに便利。駅周辺には豊かな自然と閑静な住宅街が広がり、とても暮らしやすそうな街並みです。駅の南口から病院の送迎バスに乗り、約5分ほどで「我孫子聖仁会病院」に到着しました。玄関で迎えてくれたのは、療養病棟で活躍する看護師の上田さん。今日はよろしくお願いします!


看護部長室
まずは、看護部長室へご挨拶に。勤続25年目の高橋看護部長は、病院のことを知り尽くしているとのこと。ここ数年で、いろいろ変化があったそうですね。「ええ。併設の特養開設を機に、医療と介護の連携が一段と進み、在宅療養者や施設入居者の急変対応、透析治療など、地域に根差した包括的なケアが実現できています。高齢者医療に特化した当院の役割は、医療と介護の垣根をなくしていくことだと考えているんです」と、高橋看護部長。


院内研修の様子
「こちらは先日開催した院内研修の写真です」と、紹介してくれました。わぁー、参加者がいっぱい!「そうでしょう?看護部には子育て中のママさんが多いため、家庭があっても参加しやすいように、院内研修は原則勤務時間内に開催しているんです」と、高橋看護部長。看護部全体の研修、部署ごとの勉強会、認定看護師による講義など、さまざまな学びの機会を設けているんだとか。


ナースステーション
ナースステーションに行ってみると、新人さんがマンツーマンのOJTを受けていました。とても丁寧に教えてもらえるんですね。「ええ。即戦力となる方だけでなく、経験の浅い方やブランクのある方も安心して働けるように、個々のキャリアに合わせた新人指導を心がけています。数年前に外国人看護師を受け入れたのをきっかけに、採用の間口を広げ、多様な人材の活躍を応援する職場を目指しているんですよ」と、上田さん。


ナースステーション
ナースステーションの一角では、病棟カンファレンスが行われていました。「働きやすさを見直すために、オーダリングシステムと電子カルテを導入したので、患者様一人ひとりのお身体の状況はもちろん、心理的、社会的な問題なども、閲覧しやすくなりました。他部署への伝達もスムーズになりましたし、業務効率もアップして、残業時間の削減にもつながっています」と、上田さん。


療養病棟
つづいて、上田さんが働く療養病棟へ。「当院には、長期療養型と在宅復帰機能強化型の2つの療養病棟があり、地域の急性期病院から積極的に患者様を受け入れ、可能な限り在宅へ導いています。要介護度の高い患者様も多いため、生活支援を担う看護助手を多く配置し、看護師と看護助手が協力し合って働いているんです」。看護助手から看護師を目指す方のために、奨学金制度を用意しているんだとか。


廊下
廊下を歩いていると、加藤院長にバッタリ遭遇!上田さんによると、院長は常に「術衣」なんだとか。何か理由があるのでしょうか?「いやいや、コレが一番動きやすくてラクだから(笑)」と、院長。それだけ毎日動き回っているということですね!「そうなんです」と、上田さん。「院長はとってもパワフルで、診療もするし、勉強会も開くし、職員行事も企画するし、とにかくいろいろなことに携わっています」。


透析センター
お次は、透析センターへ。「透析患者数は約100名で(2020年7月)、月・水・金は外来患者様、火・木・土は入院患者様の透析に対応しており、併設の特養や地域の介護施設から治療に通われている方も多いのが特徴です。透析看護認定看護師や透析療法指導看護師が活躍しているため、患者様への生活指導も手厚く、とても好評なんですよ」と、透析センターの看護主任さん。院内では、シャント関連オペやPTAにも対応しているとのこと。


渡り廊下
つづいて、特養「けやきの里」への渡り廊下を案内していただきました。「けやきの里は、ユニット型60床、従来型40床、ショートステイ10床の入所機能に加えて、居宅介護支援事業所、通所リハビリ、訪問看護ステーションなどの併設施設も充実させています。当院と扉一枚でつながっているので、入居者様の急変にも迅速に対応できますし、スタッフ同士も勉強会やイベントを通して交流を持っているんです」。


院内保育室
最後は、2017年にリニューアルされた保育室にやってきました。「現在のお子さんの登録数は38名で(2020年8月)、土日のみ、夜勤時のみ、幼稚園との併用など、それぞれの生活に合わせた利用ができます。保育料はリーズナブルで、外遊びが楽しめる園庭もあり、子育て中のスタッフから大好評です」。値段もサービスも大満足の保育室ですね!今日はありがとうございました。

帰り道

――時代を見据えた発展を続ける病院、いかがでしたか?
- 2017年の特養併設を機に、院内のリニューアル工事や、電子カルテ導入が実施され、働きやすさが一層整ったそうです。病院の歴史は長いのですが、「地域包括医療・ケア認定」、「在宅復帰機能強化加算」の施設基準の承認など、新しい取り組みに積極的に着手している病院でした。
――どんなキャリアのスタッフが活躍していましたか?
- 新人からベテランまで、幅広い層の方が活躍していました。教育支援が充実しているので、看護助手から看護師を目指す方も多いそうですし、育児ブランクのある方、臨床経験の浅い方なども大歓迎とのこと。外国人看護師の受け入れも行っていて、今後も採用の間口はどんどん広げていく方針なんだとか。
――では、ここはちょっと、という点はありましたか?
- 看護部には、妊娠中の方が常時10名前後いる状況が続いているため、スタッフの確保が一番の課題だそうです。
――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。
- 加藤院長はとても気さくなドクターで、看護師さん達とすごくフレンドリーに接していました。患者様や地域との交流も大切にしていて、毎年病院の敷地内で「餅つき大会」を企画しているそうですよ!
時代を見据えた経営で進化を続ける病院で働きたい方
透析に興味があり、深めて行きたい方