
スキルアップを目指すなら、急性期から回復期、在宅ケアまで幅広い経験が積める病院が理想ですよね。船橋市高根台で地域医療に取り組む「東船橋病院」は、さまざまな診療機能を持つケアミックス型病院。2025年2月に新病棟を開設し、看護部でもリハビリテーション科でも新しい仲間を歓迎しているらしいので、さっそく見学に行って働く魅力を見てきます。
- 形 態
- 一般病院
- 所在地
- 千葉県船橋市/高根木戸駅
- 病床数
- 128床(SCU3床・一般急性期45床・回復期リハビリテーション80床)

玄関
「東船橋病院」へのアクセスは、新京成線「高根木戸駅」から徒歩10分。新京成線・東葉高速鉄道「北習志野駅」からも歩いて15分ほどで、駅前からは病院近くの「公園前」バス停へのバスも出ているそうです。玄関で迎えてくれたのは、入職3年目の健康管理センターのスタッフさん(写真左)と医事課スタッフさん(写真右)。「ようこそ! 今日は自慢の職場をたっぷりとご紹介しますね」。

受付
まずは受付に伺い、医事課スタッフさんにお会いしました。「私たち医事課の年齢層は20~50代で、人間関係が良く穏やかな雰囲気なので、職員定着率が高く、長く勤めるスタッフが多いです。主な業務内容は、受付・会計・レセプト・書類作成・診療報酬計算などで、それぞれ担当を決めて行っています。入職後は、患者様対応の仕方や言葉遣いなどの病院で働く上で必要なことも含めて、イチから丁寧に教えています」。

リハビリテーション室
つづいて、リハビリテーション室へ。とても広くて明るい空間ですね。「そうなんです。こちらでは入院中のリハビリだけでなく、外来リハビリや通所リハビリにも対応していて、通院が難しい方には訪問リハビリも提案しています。当院は在宅支援にも力を注いでいるので、入院されていた方の退院後の生活の様子を知ることもでき、長いお付き合いをさせていただいている患者様がたくさんいるんですよ」。

リハビリテーション室
お次は、リハビリテーション科の主任さんお2人にお会いしました。セラピストは何名在籍していますか?「PT・OT・ST合わせて59名で、うちSTが10名と手厚いのが特徴です(2025年8月)。当院の強みは脳外科なので、約7割の入院患者様が脳血管疾患のリハビリ対象で、高齢患者様が大半を占めているため、嚥下障害の評価を行うVF(嚥下造影検査)を積極的に実施し、誤嚥を防ぐ訓練にも力を注いでいます」。

スタッフステーション
スタッフステーションに伺うと、多職種カンファレンスが行われていました。「質の高いチーム医療を実践するために、定期的に医師・看護師・セラピスト・薬剤師・相談員などが集まり意見交換や情報共有を行う時間を大切にしています。家庭的な規模の病院なので部署の垣根がなく、他部署の新人さんの業務フォローにも職種に関係なく入っています」と、みなさん。職種間の距離が近いのですね。

スタッフステーション
つづいて、看護部長にお会いしました。力を注いでいることを教えてください。「当院には、新卒の方、子育て中の方、前の職場が合わなかった方など、さまざまなスタッフが在籍しているので、一人ひとりの能力が活かせる環境をつくることに力を注いでいます。また、多職種で連携しながら楽しく仕事に取り組めるように、『フィッシュ哲学』を用いた研修を実施することにも注力しています」と、看護部長。

スタッフステーション
先輩看護師さんが後輩指導を行っていました。「入職後は、業務に慣れるまでプリセプターの先輩が付いて、キャリアやペースに合わせたマンツーマンのOJTを行っています。院内研修は月1回以上さまざまなテーマで実施していて、認定看護師や外部講師による講義も充実しているため、多様な知識・技術が身に付く環境です」と、先輩看護師さん。

手術室
お次は、手術室を案内してくれました。「最も多いのは脳外科の手術ですが、最近は脊椎脊髄疾患や外科の手術も増えているので、忙しい時は病棟から応援スタッフを呼ぶこともあります」と、手術室看護師さん。SCU(脳卒中ユニット)を設け、緊急手術にも積極的に対応しているため、手術室の拡張や手術室看護師の増員も検討しているのだとか。

回復期リハビリテーション病棟
つづいて、2025年2月に開設した新病棟を案内してくれました。「28床の回復期リハビリテーション病棟を開設しました。内装は薄いピンクや淡いベージュ系の落ち着いた雰囲気となっていて、そのカラーのとおりの温かい看護・温かいリハビリを、患者様に提供しています」と、お2人。

保育室
つづいて、24時間対応の保育室へ。子育て中のスタッフも活躍していますか?「ええ、看護部にもリハビリテーション科にも子育て世代が多く、最近はパパさんが増え、男性も育休を取得しやすい体制が整っています。お子さんが小さいうちは日勤常勤・時短勤務・パート勤務の選択も可能ですし、お子さんの急な体調不良や行事によるお休みにも理解のある職場ですよ」。それは安心です。

廊下
最後は、多職種の皆さんが集まってくれました。働きやすさはどうですか?「どの部署も残業はほとんどなく、有休取得率はほぼ100%で、とても働きやすい環境が整っています。お休みの希望が通りやすいので家庭やプライベートを大切にできますし、事前に相談すれば長期休暇も取得OKで、のんびり旅行や帰省を楽しむスタッフも多いです」と、みなさん。魅力的な職場ですね!今日はありがとうございました。
帰り道

- ――おつかれさまでした。さまざまな診療機能を持つケアミックス型病院、いかがでしたか?
- 幅広い看護・リハビリの経験を積める環境があり、2025年2月に新病棟をオープンし、さらなる進化のためにスタッフを募集しています。看護師は、好奇心を持って柔軟に物事に取り組める方、リハビリスタッフは急性期・回復期・生活期のすべての段階のリハビリを経験してみたい方を特に歓迎しているそうです。
- ――働きやすさはどうでしたか?
- ワークライフバランスを大切に考えている職場なので、子育てと両立しているスタッフが多くいました。希望休や有休が取得しやすく、土曜か日曜のお休みも月3日はあるように調整してもらえるとのこと。また、地方出身者も多いそうで、夏休みや冬休みには帰省で1週間前後の休暇を取る方も珍しくないそうです。
- ――では、ここはちょっと、という点は?
- 二次救急を担い、一刻を争う脳外科を強みとしているので、緊急入院・緊急手術が多く、勤務中は忙しさがあります。ただ、時間外業務はあまり発生しないそうで、夕方の急な入院でバタバタしても、1時間以上残業することはほとんどないそうですよ。
- ――最後に、ここだけの話を一つお願いします。
- 部署の壁がなく、看護部とリハビリテーション科のチームワークが抜群で、医師やその他の職種とも気軽にコミュニケーションが取れる関係とのこと。職場の仲間とはプライべートで食事に行く機会も多いそうで、温かい人間関係が築かれていました。
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