
駅チカの職場は通勤が便利なことはもちろん、仕事帰りに気軽に買い物や習い事が楽しめるなど、メリットが多いですよね。東京都小金井市にあるケアミックス型病院「小金井太陽病院」は、最寄り駅から徒歩3分の好立地にあり、さまざまな働きやすさも整っていて、スタッフの定着率が高いそうです。幅広い看護経験を積める環境も整っているらしいので、さっそく見学に行って確かめてきます!
- 形 態
- ケアミックス型病院
- 所在地
- 東京都小金井市/武蔵小金井駅
- 病床数
- 115床(一般26床、回復期リハ29床、療養(医療)60床)、透析25床


玄関
「小金井太陽病院」へのアクセスは、「武蔵小金井駅」南口から徒歩3分。落ち着いた雰囲気の裏通りにあり、周辺にはローカルなお店が建ち並んでいます。玄関で迎えてくれたのは、回復期リハビリテーション病棟で働くママさん看護師さん。「ようこそ!当院の患者様は近隣に暮らす高齢者の方が大半で、地域の魅力をたくさん教えてくれます。遠方から入職される方でも、すぐに地域に詳しくなれると思いますよ」。


看護部長室
まずは、副院長と診療技術部長も兼務する伊藤看護部長にお会いしました。立地環境がとても魅力ですね。「そうなんです。人気の中央線沿線で、新宿などの都心へのアクセスに便利ですし、小金井市は自然豊かなエリアが多く、暮らしやすさも整っています。看護部では、ワークライフバランスを推進するために残業削減に取り組んでいるので、定時に退勤できる日は駅前でショッピングを楽しむスタッフが多いです」と、看護部長。


屋上
眺めの良い屋上からは、周辺地域を一望することができました。「最寄り駅の『武蔵小金井駅』周辺では再開発事業が進み、さまざまな商業施設が増えているため、魅力がどんどんアップしています。あちらが新宿方面で、電車に乗れば21分で到着しますし、住みたい街として人気を集める吉祥寺もすぐ近くです」。武蔵小金井駅からは、東京駅まで35分、八王子駅まで20分で行けるため、各方面からの通勤に便利だそうです。


病棟
お次は、看護部のママさん仲間を紹介していただきました。仕事と子育ての両立は順調ですか?「はい。子どもが小さいうちは日勤常勤・時短勤務・パート勤務の選択もでき、保育園がお休みの日祝を固定休にしてもらえています。子どもの急な体調不良による勤務変更にも理解がありますし、子どもの行事には必ず参加できるように勤務を調整してもらえる点もありがたいです」と、ママさんたち。


病棟
お次は、新入職員への指導の様子を見学しました。「入職後は、希望や適性に合った配属を行い、業務に慣れるまで同じ部署の先輩が日替わりで教育担当として付いています。どの先輩が指導を担当しても安心なように、OJTには技術チェックリストを導入して、指導の進捗状況が一目で分かるようにしているんです」。OJT体制を充実させて、新卒者や第二新卒者、ブランクのある方なども歓迎しているのだとか。


透析室
つづいて、25台の透析装置を完備する透析室を案内していただきました。「こちらの透析装置は、すべてオンラインHDF(血液透析濾過)対応の最新式です。より質の高い医療サービスを提供するために、透析業務のシステム化も進めています。また、医師・看護師・臨床工学技士・管理栄養士・相談員などの専門職がチームを組み、多職種連携によるチーム医療を実践しています」。


リハビリテーション室
リハビリテーション室は、開放的で明るい雰囲気。「回復期リハビリテーション病棟があるので、PT・OT・ST合わせて50名近いセラピストが在籍し(2025年3月)、看護部とチームを組んで1日でも早い在宅復帰・社会復帰の実現を応援しています。当院には整形外科の手術目的の患者様が多く、リハビリの対象疾患も運動器疾患が半数以上を占めているんですよ」。在宅支援として、訪問リハビリにも対応しているそうです。


駐車場
駐車場に行き、訪問先へ出発前の在宅医療部門の看護師さんにお会いしました。「救急から在宅まで切れ目のない医療提供体制を築く当院では、退院後の生活支援を担う『在宅医療部門』を設置しています。看護師は医師の訪問診療に同行し、医師と連携しながら在宅生活におけるADLの維持・向上につながる取り組みを行っています」と、在宅医療部門の看護師さん。


病棟
病棟に戻ると、多職種による退院支援カンファレンスが行われていました。職種を超えた意見交換が活発ですね。「ええ。全115床の中規模病院なので、ほとんどのスタッフの顔と名前が一致し、職種間のコミュニケーションが活発です。患者様の情報共有もスムーズで、既往歴やADLの状態はもちろん、個性や趣味、家族構成に関することまで把握して、退院後の生活まで見据えた支援を目指しています」と、皆さん。


相談室
お次は、相談室で医療ソーシャルワーカーのお2人にお会いしました。地域の関連機関と連携することは多いですか?「とても多いです。地域包括ケアシステムの構築を実現するために、近隣病院や居宅のケアマネージャーなどと密に連携しています。また、ご家族との関係づくりも大切にしていて、入退院や在宅介護の不安に寄り添い、介護保険や福祉制度に関する相談なども受け付けているんですよ」と、お2人。


病棟
最後は、看護部の皆さんが集まってくれました。どんなところが働きやすさにつながっていますか?「思いやりのあるスタッフばかりで、職種や立場に関係なくコミュニケーションが取りやすいところです。多職種が参加する委員会や研修なども多いですし、仲良くなったスタッフ同士で食事に行くこともあります」と、皆さん。人間関係が良好なんですね。今日はありがとうございました。

帰り道

- ――お疲れさまでした。駅チカの立地が魅力のケアミックス型病院、いかがでしたか?
- 救急から在宅まで切れ目のない医療を展開する地域密着型病院で、中規模病院ならではの家庭的な雰囲気が魅力的です。最寄り駅の「武蔵小金井駅」から徒歩3分の好立地にあり、駅周辺では再開発事業が進んでいて、地域とともに進化できる病院を目指しているそうですよ。
- ――看護部にはどんなスタッフが勤務していますか?
- 20~60代の幅広い年齢・キャリアの看護師が在籍していて、ワークライフバランスを大切にできる職場なのでママさんも多いです。看護師の活躍の場は、外来・3つの病棟・手術室・透析室・在宅医療部門があり、配属希望も通りやすいため、各人が興味のある領域を深めていました。
- ――では、ここはちょっと、というところは?
- 歴史ある病院なので、レトロなハード面が気になる方もいるかもしれません。ただ、2024年度には紙カルテから電子カルテに切り替えるなど、時代に合わせた新しさも積極的に取り入れています。
- ――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。
- 患者様は地域で長く暮らす高齢者の方が多く、生活に役立つ地域の情報や、周辺のおすすめのお店などを教えてもらえるとのこと。患者様とスタッフの距離が近いため、よく地域の話題で盛り上がるそうですよ。
便利な駅チカの病院で、さまざまな看護経験を積みたい方
地域医療に興味があり、多職種協働のチーム医療を学びたい方