
看護師としてのキャリアを真剣に考えたとき、専門性を究めながら成長できる環境は魅力的ですよね。東京都足立区にある「博豊会東京脊椎病院」は、脊椎脊髄外科診療のエキスパート集団を育成すべく、スタッフ一人ひとりの成長意欲に応える教育体制を整えているとのこと。また、2023年秋にオープンしたばかりの病院で一丸となって組織づくりに取り組んでいるそうなので、さっそく見学に行ってきます!
- 形 態
- 急性期病院
- 所在地
- 東京都足立区/梅島駅
- 病床数
- 78床(一般55床、回復期リハ23床)


玄関
「博豊会東京脊椎病院」は、「北千住駅」よりバスに乗り「小右衛門町」バス停で降りて徒歩7分で到着しました。JR・千代田線「綾瀬駅」からバスに乗り「一ツ家3丁目」バス停で降りると徒歩3分の立地です。1時間に1本程度ですが無料送迎バスもあります。玄関で看護部長さん(左)と看護助手さん(右)が迎えてくれました。「ようこそ!今日は当院の見どころをたっぷりご紹介しますね」。


待合ロビー
院内に入ると、開放感のある待合ロビーが広がっています。たくさんの窓から自然光が取り込まれていて、とても明るい雰囲気ですね。「当院は2023年9月にオープンしたばかりの新しい病院なので、院内はどこも綺麗です。訪れる患者様は、東京都内で高齢化が進む足立区を中心に、都内近郊から来られている方がほとんど。居心地のいい空間でお過ごしいただけるよう努めています」と、看護部長さん。


外来処置室
お次は、外来処置室へ。こちらもまた広々としたお部屋ですね。「外来処置室には9つのベッドがあり、区切られている中でも余裕を持って作業ができるよう、広いスペースが確保されています。患者様からも安全・安楽に過ごせると評判なんですよ」と、看護助手さん。「ここで注射や点滴、術前検査などを行っているため、一定以上の広さがあるこちらの処置室は本当に助かっているんですよ」と、看護部長さん。


リハビリテーション室
つづいて向かったのは、リハビリテーション室。おや?出入り口の扉がないんですね。「はい。患者様が病室から気軽に来れるように、廊下とリハビリ室の間には扉がないつくりになっています」。リハビリスタッフさん、患者様からの評判はいかがですか?「スペースも広く、開放的な空間なので、リハビリものびのびとできると好評なんですよ」と、リハビリスタッフさん。


リハビリテーション室
リハビリ室の隅で看護師さんとリハビリスタッフさんがカルテを見ながら話し合いをしています。連携体制が手厚いんですね。「当院は、脊椎外科に特化した専門病院だからこそ、常に最善のケアサポートができるよう、多職種が、患者様の病態・症状を共有しながら、互いに協力して進めています。ご高齢の方や重症の方も多いので、こまめな連携が大事なんです」と、看護助手さん。


手術室
次は、手術室へ。こちらの手術室ならではの特長を教えてください。「より正確で安全な脊椎外科手術を実践できるよう、設備は最新のものを取り揃えています。外科用C-armを3台備えるほか、O-armというナビゲーションシステムも取り入れているため、以前よりもより安全な低侵襲手術ができるようになりました。働くスタッフにとっても、最先端の技術が学べる環境です」と、看護部長さん。


スタッフステーション
スタッフステーションではカンファレンスが行われていました。看護師や看護助手、その他の職種も集まって、多職種で頻度高く行っているそうです。「各スタッフが自身の専門性と技術を発揮できるよう、全体状況の把握と、患者様の状態についての情報共有を行っています。目指しているのは『からだにやさしいオーダーメイドの治療』です」とのこと。


スタッフステーション
こちらでは、先輩看護師が新人さんへ丁寧な指導をしています。「当院では電子カルテを使っているので、患者様の状況をリアルタイムで確認することができ、業務効率化にも繋がっています」と、看護部長さん。他にも業務がマニュアル化されていたり、クリニカルパスを導入することで業務負担を軽減できたりと、教育面だけでなくさまざまな部分に配慮がされているとのことでした。


病室(個室)
「こちらが居室です。当院の入院設備は患者様から評判がいいんですよ」とご案内いただいたのは、白を基調とした広い個室。洗練された内装で、横になっていても見える高い位置にテレビがついています。ホテルのような雰囲気ですね。「個室にはYoutubeやNetFLIXが導入されているので、長い入院生活でも退屈せずに過ごせると好評です」と、看護部長さんが笑顔で教えてくれました。


無料送迎バス
外へ出ると送迎用のシャトルバスが停まっていました。この送迎バスは職員も使えるんですか?「はい。患者様だけでなく職員も無料で利用できます。本数は1時間に1本程度なので、職員のほとんどは車通勤をしているのですが、中には公共交通機関や無料送迎バスを使って通っている人もいます。西新井駅か竹ノ塚駅に停まるので、帰りに買い物をしていきたい人にも使いやすい路線だと思います」と、看護助手さん。


職員食堂
最後は職員食堂をご紹介いただきました。美味しそうなランチメニューですね!「栄養バランスのとれた昼食が1食250円で食べられます。ボリュームもたっぷりで、男女ともにお腹いっぱいになれる量です。昼食代が安く済むので多くの職員から喜ばれている福利厚生です」。こんな昼食なら、次の勤務が楽しみになりそう。今日はありがとうございました!

帰り道

- ――お疲れさまでした。新しくて綺麗な脊椎専門病院、いかがでしたか?
- まだオープンして間もない病院ということもあり、院内はどこを見ても綺麗で清潔感にあふれていました。院内は広々としていて、作業動線の確保を徹底したつくりになっています。設備も最先端のものが多く、専門性を高めたい人には最適な環境だと感じました。
- ――働きやすさについてはいかがでしょうか。
- 緊急入院や突発的な手術がほとんどないため、患者様に向き合う看護ができる職場です。また、互いに教え合い学び合う雰囲気が根づいているので、脊椎分野が未経験でもチャレンジしやすそうだと感じました。
- ――では、ここはちょっと、というところは?
- まだまだ立ち上げ期だからこそ、どのようなチームにしていくかは働く一人ひとりにかかっている感じです。受け身で指示待ちな人よりも、積極的にアイデアを出し合いながら、チームワーク良く働ける方に向いていそうです。
- ――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。
- 患者様とスタッフが和気あいあいとお話に花を咲かせている光景をいくつも見かけました。人同士の距離も近く、笑顔の多い印象の職場でした。
新しくオープンした病院で、イチからチームづくりに挑戦したい方
最先端の設備のもと、専門性を磨きながら穏やかに勤めたい方