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言語聴覚士の仕事内容と資格について


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言語聴覚士の仕事内容と資格について

言語聴覚士とは

言語聴覚士とは、病気や事故、発達上の理由から言葉によるコミュニケーションに問題のある方を対象に、専門的なサービスを提供することで、人間らしい生活を回復、構築することができるようにする専門職です。英語でSpeech-Language-Hearing Therapist(スピーチ・ランゲージ・ヒーリング・セラピスト)と呼ばれることから、STという略号で呼ばれることも多くなっています。言語聴覚士は日本のみならず各国でも設定されている職種であり、世界的に広がりを見せる職業となっています。

言語聴覚士の仕事内容とは

言語聴覚士は、言葉によるコミュニケーションや嚥下に問題がある方の社会復帰をサポートします。たとえばコミュニケーションの問題では、脳卒中後の失語症や構音障害(正しく発音できない障害)といった言語障害をはじめ、聴覚障害、言葉の発達の遅れ、声や発音の障害などを対象として、個々の患者さんの状況において問題の本質や発生メカニズムを見つけ出し、対処法を見つけるために検査や評価を実施し、適切な訓練や指導、助言、援助などを行います。また医師や歯科医師との連携のもと、嚥下訓練や人工内耳の調整にも携わります。

言語聴覚士の働く場所

言語聴覚士の7割は、医療領域で勤務しており、病院のリハビリテーション科、耳鼻咽喉科、小児科、形成外科、口腔外科へ所属することが多いです。3割は、保健・福祉機関や教育機関などの、サポートを必要とする人々がいる領域で活躍しており、言葉や聴力に問題を抱える方をサポートするだけでなく、そのご家族への支援も行っています。福祉領域では障害者福祉センター、小児教育センター、通園施設、介護では老人保健施設、学校の領域では特別支援学校、さらに保健所に勤務するケースも見られます。

言語聴覚士になるには

言語聴覚士は国家試験です。したがって言語聴覚士養成機関において3年以上必要な知識や技能を修得した人、もしくは大学に2年以上、高等専門学校に5年以上修業し、厚生労働大臣が指定する科目のうち8科目を修得した人で、養成所において1年以上言語聴覚士に必要な知識・技能を修得した人に受験資格が与えられます。また外国の言語聴覚士に関する学校・養成所を卒業、または外国で言語聴覚士の免許に相当する免許を受けた人などもその対象となります。

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