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医療法人 大壮会

久喜すずのき病院

( 精神科病院 )

編集部が取材しました

見学の下調べ

「精神科病院」と聞くと、閉鎖的で暗いイメージが浮かんできますが、その実情は昔と比べて随分変わったそうです。最先端の精神科医療に取り組む「久喜すずのき病院」は、さまざまな厳しい基準をクリアした“スーパー救急病棟”を4つ持ち、全国トップクラスの早期治療・退院を実現しているのだとか。院内の雰囲気も、患者様が元の暮らしに戻りやすい“生活感”を大切にしていて、とっても明るくてオープンなんだそうです。さっそく見学に行って、精神科医療の今に迫ります!

■形 態 :
精神科病院
■所在地 :
埼玉県久喜市/久喜駅
■病床数 :
442床
百聞は一見にしかず見学開始!!

玄関

JRと東武伊勢崎線が通る「久喜駅」は、上野や新宿、渋谷へも直通アクセスできる便利な駅。駅前には飲食店が建ち並び、少し歩くと昔ながらの商店街が賑わっています。そんな駅の西口から病院の無料送迎バスに乗ると、5分ほどで「久喜すずのき病院」に到着。玄関で迎えてくれたのは、看護部長の石川さん。今日はよろしくお願いします!

特徴は”名”を聞く名物・名所・名スタッフ

スーパー救急病棟

まずは病院が誇る「スーパー救急病棟」へ。スーパー救急病棟って、一体どんな特徴があるんですか?「一番の特徴は、重症な救急患者様を24時間受け入れる体制が整っていて、短期間で退院に導く関わりをしているところです。入院患者様の6割以上が3ヶ月以内に在宅移行していないと、スーパー救急の認可は降りないんですよ」と、石川さん。えぇ~!たったの3ヶ月?精神科って、長期入院のイメージがありました。

スーパー救急病棟

こちらの看護師の市川さんは、スーパー救急病棟に憧れ、新卒で入職を決めたそうです。「精神科医療の第一線で働きたかったので、スーパー救急病棟を4つも持つ当院を選んだんです。専門性の高い現場が新卒の私に務まるか心配でしたが、当院には精神科のエキスパートナースがたくさん活躍しているので、いろいろと教わりながら楽しく働けています」と、市川さん。将来の目標は、認定看護師になることだそうです。

裏付けされた”自信”を聞く職場自慢

ナースステーション

ナースステーションでは、カンファレンスが行われていました。「当院では、独自のクリティカルパス(入院診療計画)を導入していて、定期的なカンファレンスで患者様の状態を確認し合いながら、必要な介入を見極めています」と、石川さん。より個別的な関わりができるよう、現在は疾患別のクリティカルパスを作成中なんだとか。

ナースステーション

現場では、どんな教育を行っているんですか?「入職後は中途入職者にもプリセプターを付け、オリジナルのチェックリストに基づいたOJTを行っています。中途入職者の大半は精神科が未経験なので、基礎からしっかり指導できる体制を整えているんですよ。それから、教育委員会によるラダー別研修や、医師や認定看護師による講義も充実しています」と、石川さん。へぇ~!学べる環境が整っていますね。

研修室

研修室に行ってみると、院長先生が「うつ病」についての講義を行っていました。「作業療法士やソーシャルワーカーなど、他職種が講師となる研修も充実しているので、自分の専門分野以外の知識も学ぶことができます」と、石川さん。研修や委員会活動は、ほとんど勤務時間内に開催されるため、参加率がとても高いのだとか。

廊下

院内を歩いていると、ママさんナースの杉原さんにお会いしました。杉原さんは、二人のお子さんを育てながら働いているそうです。子育て中のスタッフは多いですか?「はい。近くに職員用の保育室があるので、ママさんがたくさん活躍しています。当院は就業開始が9時なので、忙しい朝に余裕が持てて、働くママとしてはとっても助かっています!」と、杉原さん。朝はゆっくりできる上、残業もほとんど発生しないそうです。

ナースステーション

こちらのお2人は、CVPPP(包括的暴力防止プログラム)トレーナーコースに参加し、CVPPP委員会の委員長、副委員長を務められているそうです。「当委員会では、すべての職員が現場での暴力行為に対して、専門知識に基づいた対処ができるよう働きかけています。行動制限最小化看護専攻の認定看護師とも連携しながら、患者様にとっても職員にとっても安心・安全な環境づくりに取り組んでいるんです」と、お2人。

中庭

緑に囲まれた中庭に、認定看護師さん達が集まってくれました。「当院は、認定看護師の資格取得支援が充実していて、研修のための時間確保や、奨学金制度、取得後の活躍の場の提供など、さまざまな面でバックアップしてもらえます。現在、精神科身体合併症看護、うつ病看護、行動制限最小化看護、児童・思春期精神科看護を専攻する、5名の精神科認定看護師が在籍しているんですよ(2016年3月)。」と、皆さん。

中庭

こちらは、看護部のチーフ&サブチーフの皆さん。2012年から、看護部は新体制になったそうですね?「そうなんです。院内を管理する看護部長のほかに、地域部門を統括するマネージャーが誕生し、チーフとサブチーフの人数が増えました。もっと地域に密着して、より良い病院づくりに取り組んでいきたいと思います」と、皆さん。地域に向けて、どんな取り組みをしているのでしょう?

創意工夫を伺う独自の取り組み

デイケア それいゆ

と、いうことで、病院の隣にあるデイケア「それいゆ」へ。地域部門を統括する看護部のマネージャーは、デイケア、地域連携室、グループホームを管轄していて、病棟と地域をつなぐ“パイプ役”として活動しているのだそうです。「病棟のスタッフは、意外と地域の医療サービスを知らないんです。だから、マネージャーに地域の情報を発信してもらい、スムーズな退院を実現できるようにしています」と、石川さん。

訪問看護ステーション

お次は隣接する訪問看護ステーションへやってきました。退院後は、訪問看護を利用する患者様が多いため、こちらの事業所では1ヵ月に約500件ものお宅を訪問しているんだとか。「訪問看護のニーズはたくさんあるので、ここでもスタッフを大募集中!最初は病棟勤務でも、在宅支援に興味が出たら、こちらに異動することができますよ」と、石川さん。デイケアやクリニックへの異動も相談に乗ってもらえるそうです。

会議室

院内へ戻って、事務長を勤める大森さんにご挨拶。今後の病院のビジョンを教えてください。「2014年度には4つ目のスーパー救急病棟が誕生し、病棟も9つに増えました。将来的には、スーパー救急病棟を5つ開設し、“日本一の精神科病院”になることが当院の夢なんです」と、大森さん。夢の実現に向けて、採用活動をますます強化しているそうです。

事務室

最後に事務室へ行ってみると、採用担当の芦川さんが病院の求人サイトを編集中。「当院オリジナルの求人サイト“ナースフレンド”は、全て芦川さんが手掛けてくれたんですよ。スゴイでしょ〜?」と、石川さん。情報量満載の求人サイトですね~。みなさん見学前には要チェックですよ!今日はありがとうございました。

介護21スタッフが聞く「で、実際のところは?」見学後記

帰り道

――お疲れさまでした。精神科専門病院はいかがでしたか?
想像していた精神科病院とは全く違う雰囲気で驚きました。院内は明るくオープンな雰囲気で、病院らしくない開放感を大切にしているそうです。中庭も開放し、患者様が自由にお散歩ができるようにしていて、退院後に元の暮らしに戻りやすい環境を作っているんだとか。
――スーパー救急病棟はどうでしたか?
全部で9病棟あるうち、4つがスーパー救急病棟で、患者様の早期退院に向けて取り組んでいました。スーパー救急病棟での早期退院実績によって、余裕のある空間と人員配置が、治療をする上でいかに重要か証明されたそうです。
――では、ここはちょっと、という点は?
看護部長としては、5名の認定看護師の活躍の場を増やしていきたいそうです。現在は、行動制限最小化看護を専攻した方が「CVPPP(包括的暴力防止プログラム)委員会」と連携したり、うつ秒看護を専攻した方が「リワークプログラム(社会復帰支援)」に取り組んでいるそうで、今後は全員が学んだ知識を活かせるすステージを作っていきたいそうですよ。
――最後に、ここだけの話をひとつお願いします
看護部の体制が変わったり、スーパー救急病棟が増えたりと、目まぐるしい成長を遂げている病院ですが、現場のスタッフのワークライフバランスは全く崩れていないんだとか。救急に特化して規模が大きくなっても、働きやすい労働環境は守り続けていくそうです。

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