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医療法人社団 東光会 八王子山王病院

教育担当インタビューinterview

教育担当の“想い”がわかるコンテンツです。

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メイン写真
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「強み」を伸ばして、
自信につながる得意分野を持ってほしい。

Profile

看護部人材育成委員会委員長 看護係長 透析看護認定看護師大学の英文科を卒業後、一般企業に就職。その後に看護の道を志し、20代後半で看護師デビュー。新卒で急性期病院に入職し消化器外科病棟でキャリアを磨き、結婚・転居に伴って他県の眼科クリニックに勤務。その後、妊娠がきっかけで地元に戻り、2010年に八王子山王病院に入職して第1子を出産。第2子を出産後は透析室に勤務し、2017年に透析看護認定看護師の資格を取得。スペシャリストとして専門外来を担当するほか、院内外で透析看護に関する研修講師を務める。2024年度からは障害者病棟の師長、人材育成委員会の委員長に就任し、現在に至る。

これまでの歩み

看護師を志した理由を教えてください。

もともと英語が好きで、大学の英文科を卒業して英語の教員免許を取得しました。卒後は一般企業に就職したのですが、父親が突然倒れて救急車で運ばれた際、「人の命を救う仕事に就きたい」と強く思ったんです。最初は救急救命士を目指そうと、働きながら勉強して消防官採用試験に挑戦していましたが、女性枠がとても少ないことから断念し、ならば看護師!と、看護学校に進学しました。

どんな新人時代を過ごしましたか?

最初に働いた病院は23区内の急性期病院で、消化器外科病棟に勤務しました。社会人から看護師を志したため、指導していただく先輩よりも年上の新人で、ちょっとやりづらかったのでは…と思います。でも、そんな素振りも見せずに丁寧な指導をしてくれた先輩には、感謝の気持ちでいっぱい。年下の先輩なのに頼りがいがあってとても優しく、私は指導や助言を得るためにいつも走り回っていました。

もちろん同期も全員年下でしたが、嬉しい時も悲しい時も、いつもみんなで分かち合い、励まし合った経験が今の看護のベースにあります。その病院で働いたのは3年間だけですが、すごく絆が深まって、いまだに当時の先輩や同期とは連絡を取り合い、ときどき食事を楽しむ関係なんですよ。

八王子山王病院に入職されたきっかけは何ですか?

第1子の妊娠です。結婚後は夫の転勤で他県に引っ越し、眼科クリニックに勤務していましたが、妊娠がわかって今後の生活を考えた時、仕事と子育てを両立するなら親のサポートも得られる地元の八王子が安心だと思いました。

当時の看護部長は採用面接の段階から妊娠していた私を温かく迎えてくださって、入職して数カ月後には出産。入職1年未満だと育休を取得できませんでしたから、職場の保育室を利用して産後8週で仕事に復帰し、上司や先輩方に支えられながら大変な時期を乗り越えました。

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現在の挑戦

看護部の人材育成委員会の取り組みについて教えてください。

主に、看護部の新人研修や2年目のフォローアップ研修、院内法令研修などのスケジュール管理や担当講師の調整などを行っています。私は2024年度に委員長に就任したばかりなのでわからないことも多く、看護部長や委員会メンバーから助言をいただきながら取り組んでいる状況です。以前から看護部の教育体制はしっかりしていて、研修制度のベースは歴代の委員長たちが整備してくれていたので、私は年代ごとの新人さんの特徴やニーズをとらえ、研修内容の足し算・引き算などを柔軟にやっていくつもりです。

また、所属する戸田中央メディカルケアグループ(TMG)のメリットも活かしたいと考えていて、TMGの本部・看護局・認定看護師などが主催する研修への参加も促し、それぞれが興味のある看護領域を深めていけるよう応援したいですね。

透析看護認定看護師の資格をお持ちだそうですね。

はい。当院に入職してから取得しました。当時、皮膚・排泄ケア認定看護師として活躍する先輩がいて、よく面倒を見てもらっていたのですが、ある時、「あなた、透析の認定看護師の資格を取ってきてよ」と、唐突に言われたんですよね(笑)。当時は2人の子どもが保育園に通っていて手のかかる時期だったので、心の中では「え~!!」でしたが、憧れの先輩に少しでも近づきたい気持ちもあり、思いきって挑戦しました。

認定看護師を目指すには長期間の研修に参加する必要がありますが、TMGには資格取得支援制度があり、経済的な援助が受けられたのでとても助かりました。資格取得後は、専門外来の開設や、院内研修の講師、地域の看護学校で教える機会なども与えてもらえて活動の場が広がりました。先輩の言葉がなかったら挑戦していなかったと思うので、大変だったけれど感謝しています。職場にお手本にしたいロールモデルの先輩がいると、モチベーションが高まりますよね。

人材育成委員会の委員長として心がけていることを教えてください。

新人さんとはもちろん、指導を担うスタッフとも向き合い、教育に携わる上での姿勢や考え方、具体的な指導方法などを伝えるようにしています。新人さんには、「自分のペースで習得してほしい」「わからないことをわからないままにしないで質問してほしい」と伝えているので、指導者には、新人さんの個性や習得ペースを理解し、話しかけやすい環境をつくってくださいとお願いしています。

最近の新人さんと接していると、自己肯定感が低いなぁと感じることがよくあります。仕事の失敗をネガティブにとらえ過ぎたり、同期と比べて落ち込んだりする傾向があるので、こちらから積極的に話しかけて相手のことをよく知り、良い部分を認めて評価していきたいと思っています。私一人だけで取り組むのは難しいですから、委員会メンバーや各部署の管理職の協力も得て、新人さんが自信を持って看護を提供できる環境づくりを進めていきたいです。そして1年後、頼もしい先輩になったね!と、笑顔で声をかけることができたら嬉しいですね。

教育についての詳細はコチラ

テーマ2

職員への思い

入職を考えている方へのメッセージをお願いします。

新人さんの中には、一から十まで完璧を目指そうとする方もいるけれど、人にはそれぞれ長所(強み)と短所(弱み)がありますから、弱点を克服しようとするより強みを磨くことに力を注いでほしいと思います。人材育成委員会では、新人さんの可能性を見つけ、そこを引き出して伸ばす関わりを目指すとともに、看護はチームで行うものだから、苦手な部分は仲間がサポートしてくれるということもしっかり伝えていきたいです。ぜひ当院で、あなたの強みを活かした看護を実践してください。

テーマ3

プライベートの過ごし方

家族とアクティブに過ごす休日★

休日は中学生の娘と買い物・カラオケ・ライブに行ったり、小学生の息子がやっているミニバスケットボールの試合観戦に行ったりしています。あとは、大好きなお酒を美味しく飲むために、休日は必ず水泳かジョギングをして健康を維持しています!

プライベート