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特定医療法人 大坪会 北多摩病院

看護部長インタビューinterview

看護部長の“想い”がわかるコンテンツです。

特定医療法人 大坪会 北多摩病院

看護部長インタビューinterview

看護部長の“想い”がわかるコンテンツです。

メイン写真
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地域密着の病院ならではの
看護のやりがいと喜びを。

Profile

看護部長/横内清子地元の看護学校を卒業後、大学病院に入職してさまざまな領域の看護を経験。結婚をきっかけに都内の大学病院に転勤し、42歳で脳外科病棟の看護師長、49歳で副看護部長に就任して、マネジメントを究めるために認定看護管理者資格を取得。看護部長を経て定年退職後、2021年に縁あって大坪会グループに入職し、「北多摩病院」の看護部長に就任。現在に至る。

これまでの歩み

新人時代の思い出を教えてください。

はじめて働いた職場は大学病院の外科病棟で、看護学校で教えられた「患者様中心の看護」を実践しようと理想に燃えていたものの、当時の現場は「患者様中心の看護」が実践できる体制が十分ではなく、看護計画が立案されないままケアを行う状況で、現実とのギャップに悶々とする日々を送っていた記憶があります。

ですが、同じ志を持つ先輩や同僚との交流があったおかげで、少しでも患者様のためにと、前向きな考えを持って頑張ることができました。「理想と現実とのギャップ」はいつの時代の新人にもあるのでしょうが、励まし合える同志がいるかいないかで、状況は大きく変わると思います。

印象に残っている患者様とのエピソードはありますか?

数多くのことがあり、ひとつに絞るのは難しいですが、重い病気を受け入れ、病気と共に自分らしく生きようとする患者様からたくさんのことを学ばせていただきました。私は外科系の部署の勤務が長かったので、がん患者様と関わることも多く、後悔しない生き方を支える看護について、日々考えてきました。

昔はがん患者様への病名告知が一般的ではなく、私たち医療従事者は「腫瘍」や「できもの」などと表現していたのですが、自ら予後を悟って生き方を見つめ直す患者様もいらっしゃいました。治療やケアを拒否し、ご家族に感情をぶつけていたある患者さんが、ご自分に残された時間が少ないことに気付くと、病気を受け入れ、その残された時間を大切な家族と一緒に過ごしたいと、ご自宅に帰る決断をされました。思いを聴き退院に向けての準備をお手伝いしたことが、思い出に残っています。

今の若い方は、「患者様本人にがんの告知をしないなんて…」と驚かれるかもしれませんが、医療の現場で「患者様の知る権利」が浸透してきたのは1990年代です。最近では、人生の最終段階の医療・ケアについて話し合うACP(アドバンス・ケア・プランニング)が推進されるようになり、時代は変わったなぁと感じます。ぜひ当院の看護師には、患者様本人が意思決定できるような支援を心がけてほしいです。

管理の道に興味を持ったきっかけは何ですか?

ずっと大学病院で働いてきたので、自ら管理職を望んだというより、大きな組織の人事に従ったという感じです(笑)。でも、はじめて師長を経験した脳外科病棟のスタッフ達は、素晴らしい看護を実践するチームに成長してくれて、そこで初めて人を育てるやりがいや管理の面白さに気付かされました。

支え合い・学び合い・高め合えるチームに出会った経験は、私の看護師人生の大きな転機となり、認定看護管理者の資格を取って副看護部長や看護部長も経験しました。当院の師長や主任たちにも看護管理職の魅力を伝えたくて、認定看護管理者教育課程ファーストレベルやセカンドレベルの研修を受講してもらっています。

テーマ1

現在の挑戦

こちらの病院の看護の特徴について教えてください。

当院は一般病棟と療養病棟を持つケアミックス型病院で、急性期~慢性期の患者様への看護を実践しています。入院患者様は高齢者の方が大半で、一般病棟では罹患率の高い一般的な病気やけが、生活習慣病などに対する看護に対応していて、療養病棟では主に急性期の治療を終えた患者様の長期療養支援を担っています。

当院は日中のみ救急車を受け入れる救急医療機関ですが、院内はそこまで慌ただしい雰囲気はなく、患者様お一人おひとりと向き合い丁寧なケアが実践できる環境だと思います。外来透析・入院透析を行う透析室があるので、透析患者様への看護を経験できることも特徴です。

大切にしている看護方針について教えてください。

看護師の基本業務は「診療の補助」と「療養上の世話」という二本柱で成り立っていますが、当院では療養上の世話にあたる「日常生活のケア」を重視しています。

看護実践の基盤になるのは「態度性」であり、「対象を思いやる豊かな心」ですから、技術や知識の習得だけでなく、人間性も高めていけるような環境づくりを進めたいです。そして、看護部理念の「患者さんに寄り添い、安全で思いやりのある看護を提供する」の実現を目指しています。

看護部長として、力を注いでいることは何ですか?

一番は教育の充実です。新入職員に対する教育はもちろん、既存の職員に対する教育にも力を注いでいます。ここ最近は、卒後1年目で経験の浅い第二新卒の入職が増えているので、中堅・ベテラン看護師たちの「後輩を育てていく力」を伸ばしていきたいと思っています。

2024年度からは、従来のキャリアラダーに加えて、マネジメントラダーと看護補助者ラダーも導入し、管理職の育成と看護師が本来の業務や新人教育に専念できる環境づくりを進めています。

テーマ2

職員への思い

スタッフのために取り組んでいることはありますか。

家庭的な規模の病院なので、看護師一人ひとりをよく知り、信頼関係を築いていけるよう努めています。信頼を築くには対話が必要ですから、年に一度は「1on1ミーテイング」を実施し、スタッフ全員と1対1で話す機会を持っているんです。

1on1ミーテイングで話す内容は、仕事での困りごと、キャリアの悩み、家庭の事情、働き方の相談など、どんな話題でもOKとしていて、業務改善や労働環境改善にも活かしています。

どんな仲間を歓迎していますか。

「看護が好き」という方が一番ですね。あとは、自主的に学んで行動できる方。当院の看護部には、20代から60代まで幅広い年齢・キャリアの仲間が勤務していて、どんな年代の方でも活躍できる環境があり、新卒・第二新卒の採用にも取り組んでいます。

また、子育て支援として保育室を完備しているので、小さなお子さんを持つママさんも大歓迎。日勤常勤・時短勤務・パート勤務など、家庭に合わせた働き方の選択肢も用意しています。

求職者へのメッセージをお願いします。

毎日いきいきと仕事をするには、「自分に合った職場」に出会うことがとても大事だと思っています。当院は決して大きな病院ではありませんが、地域にとってなくてはならない病院であり、地域密着型病院ならではの働く喜び・楽しさ・やりがいがあります。

残業が少なく、希望休が通りやすいなど、働きやすさも整っているので、ぜひ一緒に看護を楽しみ、キャリアも私生活も大切にできる日々を送りましょう。

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プライベートの過ごし方

夫婦でゴルフを楽しむ休日★

休日は家の掃除や洗濯などの家事に追われがちですが、昔からゴルフが趣味で、月に2回は夫とラウンドに行っています。当院の医師やコメディカルにもゴルフ好きの仲間が何人かいるので、先日はゴルフコンペを開催しました♪

プライベート