
看護師経験の浅い方・子育て中の方・ブランクから復職した方など、さまざまな年齢・キャリア・ライフスタイルのスタッフがいきいきと活躍している職場は、働きやすさが整っていそうですよね。苑田会グループの「竹の塚脳神経リハビリテーション病院」は、ワークライフバランスを大切にしていることに加えて、教育サポートも充実しているそうなので、さっそく見学に行って働く魅力を見てきます!
- 形 態
- リハビリテーション病院
- 所在地
- 東京都足立区/竹ノ塚駅
- 病床数
- 180床


玄関
「竹の塚脳神経リハビリテーション病院」へのアクセスは、東武スカイツリーライン「竹ノ塚駅」東口からバスに乗り、「保木間五丁目」バス停で下車して徒歩約1分。周辺には住宅地が広がっています。玄関で迎えてくれたのは、看護主任のお2人。「ようこそ!当院はハード面がきれいで、気持ちよく働ける環境が整っているんですよ。今日はゆっくり見学していってくださいね」。


廊下
まずは、看護部長代行にお会いしました。どのような仲間を歓迎していますか?「第二新卒の方、子育て中の方、ブランクがある方、回復期看護や脳神経看護が未経験の方も歓迎しています。看護の知識・技術は働きながら学べるので、経験が浅くて自信がない方でも大丈夫です。患者様や仲間に対して思いやりを持って行動できる方に入職してもらいたいですね」と、看護部長代行。


病棟
看護部長代行に、回復期リハビリテーション看護師の認定コースを修了したスタッフさんを紹介していただきました。「認定資格取得には18日間の研修参加が必要ですが、上司や仲間の協力を得て、勤務シフトを調整してもらうことができました。当院はキャリアアップに協力的で、業務貢献につながる外部研修は日勤扱いで参加できて、研修費用も病院に援助してもらえるんですよ」と、回復期リハビリテーション看護師さん。


スタッフステーション
スタッフステーションに伺うと、退院支援カンファレンスが行われていました。「患者様の入院当初から、その方のスムーズな退院にどんな支援が必要か多職種で話し合いを重ね、常時80%以上の在宅復帰率を維持しています。苑田会グループでは、訪問看護などの在宅医療にも力を注ぎ、有料老人ホームやサ高住などの高齢者施設も運営しているため、退院後に必要なサポートや退院先も個々に合わせて検討しているんですよ」と、皆さん。


スタッフステーション
スタッフステーションでは、新人指導が行われていました。「中途入職者にもプリセプターの先輩が付いて、業務に慣れるまでマンツーマンのOJTを行っています。リハビリや脳神経に関する院内研修も定期的に開催されます」と、先輩看護師さん。「回復期の病院は複雑な医療機器が少なく、医療行為もそこまでは多くないので、ブランクのある方も復職しやすい環境です」。


浴室
浴室に行ってみると、最新のシャワー浴装置が導入されていました。「当院では脳神経疾患のリハビリ目的の患者様が半数以上を占め、後遺症で片麻痺の方も多くいらっしゃるので、介助負担軽減のために最新の介護設備・福祉用具を積極的に活用しています」と、お2人。新築移転をきっかけに、すべての病室のベッドも電動式に切り替え、スタッフからとても好評なのだとか。


リハビリテーション室
つづいて、最上階の広々としたリハビリテーション室へ。「リハビリテーション室の自慢は、最新のリハビリマシンや評価装置の充実です。特に、信頼性の高い歩行分析を行う「Gait Judge System(ゲイトジャッジシステム)」は、リハビリによる変化を具体的なデータで伝えることができ、グループ病院からも注目を集めています」と、お2人。屋外リハビリにも取り組めるように、ベランダに2つの屋外訓練場も設けているそうです。


リハビリテーション室
見学中に、シーティング(座位を安定させるポジショニング)について専門的に学んだ理学療法士さんを紹介していただきました。「車椅子のフィッティングを合わせるクッションなどを活用し、患者様お一人おひとりのお身体に合わせた仕様にしています。定期的に外部講師によるシーティングや装具の選定などの講義を開催しているので、看護師も積極的に参加して専門知識を学んでいるんですよ」と、理学療法士さん。


廊下
病棟内にもリハビリスペースを設置し、広い廊下を活かして歩行訓練も実施しているとのこと。「病棟内でもリハビリを実施することで、看護師や看護助手も患者様のADLの状態を把握しやすくなりました。日常生活支援に入る際も、過剰介護にならないよう、患者様の自立を意識した関わりを心がけています」と、お2人。それは素晴らしい!


検査室
お次は、検査室を紹介していただきました。リハビリ専門病院ならではの設備はありますか?「こちらの嚥下造影検査(VF)機器です。摂食嚥下障害は外見からは分かりにくいため、X線透視下で造影剤を飲んでいただき、撮影画像から嚥下状態を把握して、リハビリプランや食事内容を検討しています」。正確な検査結果をもとに訓練を行うことで、経管栄養の患者様が口から食べられるようになるケースも多いそうです。


病棟
最後は、スタッフの皆さんが集まってくれました。働きやすさはどうですか?「残業はほぼゼロで、月4回申請できる希望休はほぼ100%通り、夏と冬には長期連休も取得できます。子育て中は日勤常勤・時短勤務・パート勤務の選択も可能で、時短勤務はお子さんが小学校に上がるまで利用でき、1日の労働時間の短縮か1カ月の勤務日数の削減のいずれかから選ぶことができるんですよ」と、皆さん。今日はありがとうございました。

帰り道

- ――お疲れさまでした。多様なスタッフが活躍しているリハビリ専門病院、いかがでしたか?
- 残業がほぼなく有休も積極的に取得できるほか、教育制度も充実しているので、看護師経験1年未満の方、脳神経看護が未経験の方、子育て中の方、ブランクから復職した方など、さまざまなキャリア・ライフスタイルのスタッフが活躍していました。看護部で、誰もが長く働き続けられる体制を整えているそうですよ。
- ――職場の雰囲気はどうですか?
- みなさん気軽にコミュニケーションを取っていて、温かな雰囲気があります。看護部では、「みんなで協力して働く」という風土が根付いていて、お互いに声を掛けながら業務に取り組んでいました。
- ――では、ここはちょっと、という点は?
- 駅から少し離れていることでしょうか。ただ、徒歩1分の場所にバス停があり、バス通勤は便利だそうです。また、マイカー通勤もOKですし、自転車で通勤する方も多いんだとか。
- ――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。
- 福利厚生も充実していて、職員食堂ではリーズナブルにおいしいランチを食べることができ、多くのスタッフが利用しているそうです。また、病院の近くに職員寮も用意されているので、遠方から入職される方も安心です。
仕事と子育ての両立や、ブランクからの復職を考えている方
回復期リハビリテーションに興味があり、未経験から深めていきたい方