
看護師を続けるなら一度は深く学んでおきたいのが循環器領域。急変対応や、重症患者様へのケアも経験できますし、心電図が読めるようになると、看護の幅がぐっと広がります。循環器救急に力を注ぐ「綾瀬循環器病院」では、循環器内科と心臓血管外科が一体となり、地域屈指の治療実績を誇っているんだとか。看護部では教育サポートを整え、循環器看護の経験者だけでなく、未経験者も歓迎しているそうなので、さっそく見学に行って働く魅力を見てきます!
- 形 態
- 循環器科・心臓血管外科専門病院
- 所在地
- 東京都足立区/北綾瀬駅
- 病床数
- 76床 (集中治療室〈ICU・CCU・HCU〉16床、一般病床60床)

玄関
東京メトロ千代田線「北綾瀬駅」周辺は、自然が多い住宅街。千代田線・日比谷線・常磐線・東武線・つくばエクスプレスが走る「北千住駅」まで約10分で、都心へのアクセスも便利です。駅から3分ほど歩くと、おしゃれな外観の「綾瀬循環器病院」に到着しました。玄関で迎えてくれたのは、病棟と救急外来を兼務している入職4年目の看護師さん。「ようこそ!今日は当院の魅力をたっぷりご紹介しますね」。

救急外来入口
まずは救急外来入口へ。「当院のモットーである『断らない救急』を実現するために、病院救急救命士を複数名採用し、年間約2300台の救急搬送を受け入れています(2025年7月)」と看護師さん。「心臓病専用救急車であるモービルCCUも導入していて、近隣病院から対応困難な心臓病患者様の転院搬送の要請を受けると、医師や看護師などが同乗して出動し、車内に搭載されたCCU機能で、搬送する間も救命処置を行っています」。

ICU・HCU
つづいて、ICU・HCUへ。「こちらには18床ベッドがあり、ICU6床・HCU12床を配置しています。全76床の中規模病院なので、各部門が横断的な連携を図りながら患者様を診ており、看護師は複数の部署を兼務しているのが特徴です。例えば、ICU・HCUと手術室を兼務する看護師や、病棟と救急外来・カテーテル室を兼務する看護師などもいます」。幅広い業務を経験できるんですね。

ハイブリッド手術室
お次は、「ハイブリッド手術室」へ。普通の手術室と違うのですか?「手術室に、最先端のカテーテル検査室の機能を統合させていて、ステントグラフト内挿術やTAVI(経カテーテル大動脈弁留置術)などの手術が可能になりました。低侵襲なのでハイリスクの患者様にも実施でき、入院期間も比較的短期間となります」。2つのカテーテール室とハイブリット手術室を活用し、年間2000件以上のカテーテル検査・治療に対応しているのだとか。

病棟
看護部には、男性看護師さんの活躍も増えているそうです。「ここ数年で男性看護師の割合が増え、現在は全体の約1割を占めています。当院は性別に関係なく活躍できる職場で、能力さえあれば男女関係なく管理職を任されますし、女性だけでなく、男性も育休を取得しています」と、看護師さん。「お子さんが小さいうちは働き方の相談ができるほか、30分単位で有休を取得できて、お子さんの体調不良による遅刻・早退などに活用できます」。

スタッフステーション
つづいて、スタッフステーションへ伺うと、新人指導が行われていました。「入職後は、新卒者にも中途入職者にもオリエンテーションを実施し、現場では業務に慣れるまで教育担当の先輩が付いて丁寧な指導を行っています。また、業務を進めるスピードの目安は設けていますが、適宜面談をしながら一人ひとりに合わせているので、新人さんも安心して働ける環境だと思います」と、先輩看護師さん。

院内研修の様子
「こちらは、豚の心臓を用いた院内研修の様子です」と、写真を見せてくれました。「当院では、専門性の高い心臓血管手術に多く対応しているので、看護師も『心臓の解剖学』を理解するため、人の心臓と構造が似ている豚の心臓を用いた院内研修を行っているんです。医師が講師となり、心臓の各部位の構造を解説しながら縫合を実演してくれるんですよ」。スキルアップのために、毎月さまざまなテーマの院内研修が開催されるそうです。

病棟
多職種のみなさんが集まってくれました。どのような仲間を歓迎していますか?「『循環器を学びたい」というやる気のある方であれば、新卒の方や循環器看護が未経験の方も大歓迎です。資格取得支援制度が整っているため、『心電図を極めたい』『資格取得を目指したい』などの目標がある方にも最適です。現在は、NP・集中ケア認定看護師・特定行為研修修了者などのスペシャリストが複数名活躍していますよ」と、みなさん。

病室
病室で、看護師さんが患者様に笑顔で話しかけています。「入退院や手術が多くて忙しい現場ですが、患者様と向き合いながら、病気の悪化・再発を防ぐための生活習慣指導もしっかり行っています。特に、難度の高い手術を受けた患者様には、身体面だけでなく精神面へのアプローチも行い、退院後の生活について一緒に考える時間も設けているんです」と、看護師さん。素敵な取り組みですね。

心臓リハビリテーション室
つづいて、心臓リハビリテーション室へ。「術後はこちらで専門的なリハビリを行い、自宅退院される患者様がたくさんいます。もう少し治療・リハビリが必要な方には、関連病院の『あやせ循環器リハビリ病院』への転院を勧めています。当院から歩いてすぐの距離ですし、スタッフ間の連携が密に取れているので、患者様の情報をしっかりと共有した上で送り出せるんですよ」。

職員食堂
最後は、地下1階の職員専用フロアにある職員食堂を案内していただきました。「ランチは日替わりで1食350円。メインのほかに小鉢1~2個、デザート1個が付いてボリュームたっぷりでとてもおいしいです。朝(1食250円)も夜(1食400円)も食べられるので、1人暮らしのスタッフの中には、3食ここで済ませている方もいるんです」。すてきな福利厚生ですね!今日はありがとうございました。
帰り道

- ――おつかれさまでした。循環器救急に力を入れる専門病院、いかがでしたか?
- 76床という家庭的な病院規模でも、大きな病院に引けを取らない医療設備と実績があり、年間約2300台の救急搬送を受け入れています。「循環器専門」と聞くと敷居が高く感じるかもしれませんが、新卒・第二新卒者や循環器未経験者の入職も歓迎していて、教育にとても力を入れているそうです。
- ――見学をしていて、印象に残ったことはありますか?
- 看護師の活躍の場は、救急外来、病棟、ICU・HCU、手術室、カテーテル室があり、複数の部署を兼務しているスタッフさんが多くて驚きました。患者様を継続的に診ながら幅広い知識を身に付けることができますし、1週間の中で働く部署が変わることでマンネリ化せず新鮮な気持ちで働けるそうです。
- ――では、ここはちょっとという点は?
- 心疾患の発症が多い寒い季節は、どうしても残業が発生してしまうとのこと。ただ、発生しても月8~9時間と少なめですし、夏場は定時に退勤できることも多いので、ワークライフバランスを大切にできると思います。
- ――最後に、ここだけの話を教えてください。
- 職員専用フロアには、食堂の他に広い休憩室が設置されていました。テレビを観ながらくつろいだり、お昼寝をしたりと、みなさんのんびり過ごされていました。仕事中は忙しくても、心身ともにリラックスできる空間が職場にあるっていいなぁと思いました。
未経験から循環器看護のプロフェッショナルを目指したい方
循環器看護に興味があり、病棟だけでなく、手術室やHCUでも活躍したい方






