

医療法人社団 ユーアイエメリー会
すずのきメンタルケアクリニック
( クリニック )


結婚・出産後の働き方は、家庭を大切にできることが大前提。家族と過ごす時間が充実していれば、仕事も頑張れますよね。「すずのきメンタルケアクリニック」は、外来診療、精神科デイケア、復職支援デイケアの3つのサービスを提供する医療施設。「夜勤なし・日祝休み・保育室完備」と働きやすさが整っているので、子育て中のスタッフも大活躍しているんだとか。さっそく見学に行って、ワークライフバランスを重視した職場環境を調査してきます。
- 形 態
- クリニック
- 所在地
- 埼玉県久喜市/久喜駅

玄関
JRと東武伊勢崎線が乗り入れている「久喜駅」は、大宮方面や都内へのアクセスに便利な駅。駅前は賑やかな雰囲気ですが、少し歩くと自然の多い閑静な住宅街です。「すずのきメンタルケアクリニック」があるのは、西口から徒歩5分という好立地。玄関では、看護師の飯島さんが迎えてくれました。「ようこそ!今日は自慢の職場をたっぷりとご紹介しますね」。


外来
まずは、落ち着いたインテリアの外来診療部門へ。「外来には、1日約60名の患者様の来院があり、『最近よく眠れない』『気分が落ち込みやすい』など、日常生活のちょっとしたストレスの相談を受けることが多いです。外来受診から精神科デイケア利用に至る方もいらっしゃるため、部門を超えた職員同士の連携を大切にしています」。


精神科デイケア オアシス
つづいて「精神科デイケア オアシス」へ。広いホールですね〜!「オアシスは、1日定員190名と大規模なんです。いつも大人数で賑やかにプログラムを楽しんでいるのですが、大人数が苦手な方や、ゆっくり慣れていきたい方などのために、少人数制の『生活支援フロア』も設けています」と、飯島さん。利用時間は9時半~15時半で、登録人数は500名以上もいるそうです(2019年6月現在)。


精神科デイケア オアシス
ホールの一角では、スタッフの皆さんがほうきを手作りしています。なぜほうきを?「もうすぐ施設のバザーがあり、そこで販売する商品なんです。バザーは毎年恒例の施設行事で、久喜駅前の商業施設の催事スペースを借りて行っています。利用者様と職員が手作りした商品や、施設で育ている植物の苗などの販売を通して、地域社会とのつながりを大切にしているんですよ」と、皆さん。素敵な取り組みですね。


精神科デイケア オアシス
ホールの壁にはプログラム予定表が。「利用者様の疾患・年齢層は幅広いため、スポーツ系・学習系・創作系など、約40種類ものプログラムを取り揃え、18名のプログラム講師と協力して運営を行っています。精神科デイケア配属の看護師には、健康チェック、生活指導、緊急時の対応などに加えて、プログラムの担当も持ってもらい、見守り・サポートをお願いしています」。お身体は健康な利用者様が多いため、医療処置業務はほとんどないそうです。


精神科デイケア オアシス
デイケアの利用時間が終わると、「多職種カンファレンス」を開くことも多いんだとか。どんな職種が活躍しているんですか?「看護師、作業療法士、精神保健福祉士、臨床心理士、管理栄養士です。他職種の意見は新たな知識として吸収して、自分のアプローチの幅を広げていくようにしています。日々のカンファレンスは、利用者様の支援を行う上で欠かせないもので、スタッフにとっても大切な学びの場となっています」と、飯島さん。それは素晴らしい!


精神科デイケア オアシス「キッチンルーム」
お次はキッチンルームで「カフェ運営」を紹介していただきました。「こちらのカフェは、社会復帰を目指す利用者様のグループ『翼の会』が運営しています。翼の会では、他にもさまざまな活動を行っていて、利用者様は自分の得意分野や持っている力を再確認することで、自信を持って就労や社会参加へステップアップされていくんです」と、飯島さん。平均利用期間は年々短縮していて、3カ月~半年で退所される方も多いんだとか。


精神科デイケア オアシス
つづいて、子育て中のパパさん看護師さんを紹介していただきました。どんなところが働きやすさにつながっていますか?「朝はゆっくり9時スタートなので、家事や育児に積極的に参加できるところです。また、日勤のみの勤務で、日曜日・祝日が固定休なので、家族と食事を楽しむ時間や、出かける計画を立てやすいところも魅力ですね」と、パパさん看護師さん。


精神科デイケア オアシス
こちらの精神保健福祉士さんは、産休・育休を2回取得されているそうです。仕事に復帰される際、仕事と育児の両立に不安はありませんでしたか?「グループの保育室が利用できるので、安心して復帰することができました。時間外業務もほとんどなく、子どものお迎えに遅れないよう配慮していただけて、とても助かりました」と、精神保健福祉士さん。


復職支援デイケア オリーブ
お次は、「復職支援デイケア オリーブ」へ。「オリーブでは、心の不調で休職中の方を対象に、3~6カ月間のリワークプログラムを提供しています。利用者様の人数は1日15名前後で、職員は看護師・臨床心理士・精神保健福祉士の3名体制なので、とてもアットホームな雰囲気です。看護師は精神科認定看護師の資格を持っているので、利用者様への薬や睡眠に関する講義なども担当しているんですよ」と、飯島さん。


精神科デイケア オアシス
最後は、多職種の皆さんが集まってくれました。とても仲の良い雰囲気ですね~!「職種を超えたチームワークは、当施設の一番の自慢です。入職後は、同じ職種の先輩だけでなく、他職種の先輩も指導に携わってくれるので、幅広い知識が身に付くと思います。新人教育はしっかり行うので、精神科やデイケア勤務が未経験の方も安心してご応募ください」と、皆さん。それは安心です。今日はありがとうございました。

帰り道

――お疲れさまでした。仕事と家庭を両立しやすい職場、いかがでしたか?
- うわさ通り、「家族との時間」も「やりがい」も得られる、ワークライフバランスを大切にした職場環境でした。日勤のみの勤務で、日曜日と祝日は固定休なので、子育て中のパパ・ママもたくさん活躍していました。ただ、「子育ての片手間に働く」という雰囲気はなく、仕事の内容はすご~く濃かったですよ。
――どんな看護師を求めていましたか?
- 現在は、精神科デイケア勤務を希望する方を特に歓迎しているそうです。入職後の教育サポートが整っているので、精神科未経験者も大歓迎とのこと。主な業務は、健康チェック、生活指導、緊急時対応に加えて、支援プログラムの見守りも行うそうです。利用者様のほとんどが自力で通所されているので、身体介助や医療処置を行う機会はほとんどないそうですよ。
――では、ここはちょっと、という点は?
- お身体は元気な利用者様が多いため、一般科の医療ニーズはほとんどありません。高齢者向けのデイケアのように、胃ろうやストーマ管理が必要な方もいないので、技術を発揮したい方には物足りないかもしれません。ただ、精神科におけるアセスメントを深めたい方にとっては、すごく学びの多い職場だと思います。
――最後に、ここだけの話をひとつお願いします 。
- 約40種類もあるデイケアの支援プログラムは、他の施設では見られないようなユニークな企画ばかりでした。アイディアはどんどん形にしていけるそうなので、次々と新しいプログラムが生まれるそうです。ホームページのブログを見ると、実際の活動の様子が詳しく書かれているので、ぜひチェックしてみてください。
仕事のやりがいも、家族との時間も大切にしたい方
精神科に興味があり、多職種とチームで働きたい方