
新しい挑戦を続けている病院は、活気があってスタッフもいきいきとしていますよね。地域の中核病院としての役割を担う「白井聖仁会病院」は、地域の方やスタッフに愛され続ける病院を目指して進化を続けているそうです。子育てとの両立もしやすく、ワークライフバランスを大切にできる環境が整っているそうなので、さっそく見学に行って働く魅力を見てきます!
- 形 態
- ケアミックス型病院
- 所在地
- 千葉県白井市/白井駅
- 病床数
- 193床(一般88床、療養85床、緩和ケア20床)


玄関
「白井聖仁会病院」へのアクセスは、緑豊かな千葉ニュータウンの一角にある「白井駅」北口から徒歩10分。目の前には白井市役所があり、広い敷地内には特養「さつきの里」が併設されています。玄関で迎えてくれたのは、看護師さん。「ようこそ!当院は地域に貢献するために、2024年度には多くの専門医を迎え、2025年度には障害者病棟を開設する予定です。今日は進化を続ける当院の魅力をたっぷりご紹介します」。


救急外来
まずは、救急外来へ。「急性期医療に力を注いでいて、2024年度は年間740台の救急車を受け入れました。高齢者の方の転倒やケガによる救急搬送が増えているため、整形外科では骨折や外傷、変性疾患、脊椎の治療まで幅広く対応できる体制を整えています。また、骨折で入院された患者様を対象に、骨粗鬆症リエゾンサービスを提供するなど、骨粗鬆症対策や二次性骨折予防にも力を注いでいることが特徴です」。


外来待合スペース
お次は、広くて開放的な外来待合スペースへ。「当院では多様な専門医を迎えて診療科目を充実させています。外来看護師は一般外来の診療介助だけでなく、内視鏡センターや外来化学療法室の業務も兼務しているため、幅広いスキルが習得可能です」。内視鏡にも力を注いでいて、検査件数が年々増えているのだとか。


リハビリテーション室
つづいて、リハビリテーション室に伺いました。広々としていて明るい空間ですね。「リハビリ科にはPT・OT・STが在籍していて、入院患者様や外来患者様にリハビリを行っています。当院は整形外科をはじめ運動器疾患の患者様が多く、術後の急性期から維持期・生活期までの切れ目ないリハビリを提供しています。また、緩和ケア病棟でもリハビリを実施していて、今後開設される障害者病棟でもリハビリを行う予定です」。


手術室
最新の医療設備を備える手術室へ。「緊急手術にも柔軟に対応できるよう、手術室は2つ設けられています」と、看護師さん。どんな手術が多いですか?「外科・整形外科・眼科の手術が多く、2024年度実績で月平均約130件を実施しています。また、透析患者様のシャント造設、VAIVT(経皮的シャント拡張術)や、乳腺外科の手術にも対応していて、低侵襲な内視鏡下手術も積極的に取り入れているんですよ」。


療養病棟
療養病棟に伺うと、スタッフの皆さんが集まってくれました。「2025年の秋ごろにこちらの療養病棟の一部を障害者病棟に転換する予定で、療養病床85床から、障害者病床43床・療養病床42床になります。障害者病棟は看護体制も20対1から10対1に変わり、より手厚い看護を提供していく予定です。現在は転換に向けてスタッフ一丸となって準備に取り組んでいて、新たなスタッフの採用も強化しています」と、みなさん。


緩和ケア病棟
緩和ケア病棟では、緩和ケア認定看護師さんが活躍していました。「緩和ケア病棟には20床のベッドがあり、多職種チームで苦痛のコントロールに取り組んでいます。毎日の病棟カンファレンスに加えて、月に一度は『デスカンファレンス』を開き、亡くなった患者様のケアの振り返りや、スタッフのメンタルサポートも実施しています」と、認定看護師さん。白井市唯一の緩和ケア病棟で、需要が高まっているそうです。


透析センター
透析センターに伺うと、フットケアチームの看護師さん(写真手前)が患者様のケアを行っていました。「オンラインHDF対応の最新の透析機械を40台導入し、外来・入院合わせて多くの患者様の治療にあたっていて、2024年度には透析中の運動療法を取り入れました。患者様は導入期から維持期の方まで幅広く、併設の『さつきの里』と近隣の介護施設の利用者様の治療も受け入れているんです」。


特養「さつきの里」
お次は、隣接する特養「さつきの里」へ。「こちらの施設は病院と渡り廊下でつながっていて、入居者様の急変時などには当院が迅速に対応しています。施設内には、デイケアや訪問看護ステーション、居宅介護支援事業所なども併設されていて、グループのネットワークを活かしながら、高齢化が進む時代に求められる『地域包括ケアシステム』の構築に貢献しているんです」。


保育室・病児保育室
つづいて、保育室と病児保育室を紹介していただきました。「当院では、スタッフのために24時間対応の院内保育(全職種利用可能)を実施しているほか、小児科外来を活かして病児保育室を開設し、地域の子育て世帯の方の利用も受け入れています」と、看護師さん。「看護部の8割が育児経験者で、小さいお子さんを育てている方も多く、お子さんの体調不良による急なお休みなどにも『お互い様』と柔軟に対応しているんですよ」。


職員食堂
最後は、病院と「さつきの里」の間にある食堂に伺いました。天井が高く明るい空間で、開放感がありますね。「ええ。こちらでは、おいしくて栄養バランスも取れた手作りのランチを、1食350円とリーズナブルに食べられるので、多くのスタッフから人気を集めています。ランチは定食・麺・カレーなどから選ぶことができます」。うれしい福利厚生ですね。今日はありがとうございました。

帰り道

- ――お疲れさまでした。きれいで快適な環境が自慢の地域密着型病院、いかがでしたか?
- 地域のニーズに応えていけるよう、急性期の医療体制を充実させていて、専門医を増やしながら多様な診療を行っているほか、2025年秋ごろには障害者病棟をオープンするなど、進化を続けています。歴史ある病院として地域からの信頼も厚く、救急車の受け入れ台数や内視鏡検査・手術件数などが年々増えているそうです。
- ――働きやすさはどうでしたか?
- 福利厚生や子育て支援体制が手厚く、院内保育室・病児保育室・小児科外来があるのは、働くママさん・パパさんにとって大きな魅力だと思います。また、「子育て支援金制度」も確立されていて、入園時と小/中/高/大の入学時には、お祝い金が支給されるそうで、子育て世代の励みになっているとのこと。人間ドック特別休暇もあり、残業削減や有休取得率の向上にも取り組んでいて、ワークライフバランスを大切にしながら働ける環境です。
- ――では、ここはちょっと、というところは?
- 地域のために進化を続けている病院なので、新しい取り組みや変化が苦手な方は合わないかもしれません。一般病床を増床したり、病棟を転換したりと、さまざまな挑戦をしています。
- ――最後に、ここだけの話を一つお願いします。
- 看護部では、ブランクを持つ潜在看護師の復職支援にも力を入れていて、指導力の高い教育担当者が中心となり、久しぶりの職場復帰をバックアップしているとのこと。また、定期的な院内研修はもちろん、外部研修にも参加しやすい体制を整えていますし、自己学習支援としてeラーニングも導入しています。
進化を続ける病院とともに、スキルアップを目指したい方
幅広い活躍の場があるケアミックス型病院で長く働きたい方