

医療法人 伯鳳会
はくほう会セントラル病院
( 一般病院 )


毎日気持ちよく働くためには、職場の人間関係がとても大事。仕事でツラいことがあっても、信頼できる仲間がいれば乗り越えられるものですよね。兵庫県尼崎市にある「はくほう会セントラル病院」では、看護技術の上達だけでなく、人間力を高める教育も重視し、新人さんを支える指導者の育成に力を注いでいるとのこと。多様な人材の活躍を推進するため、働きやすさも整えているそうなので、さっそく見学に行って魅力をチェックしてきます!
- 形 態
- 一般病院
- 所在地
- 兵庫県尼崎市/園田駅
- 病床数
- 254床(急性期66床、回復期リハ140床、地域包括ケア48床)

玄関
「はくほう会セントラル病院」があるのは、阪急神戸線「園田駅」から徒歩6分の住宅街。周辺にはスーパーやコンビニなどの商業施設が充実していて、京都・大阪・神戸などの主要都市へも気軽にアクセスできる魅力的な立地です。玄関では、一般病棟と地域包括ケア病棟の係長を務める小畠さん(写真右)と、回復期リハビリテーション病棟と外来の課長を務める竹之内さん(写真左)が迎えてくれました。今日はよろしくお願いします。


一般外来待合室
さっそく玄関を入り、一般外来待合室へ。「一般外来は最大10診体制で、地域密着型病院として多様な診療科目に対応しています。救急外来の救急車の受け入れ台数は年間約1500台と、そこまで多くないのですが、地域の急性期病院から紹介患者様をたくさん受け入れているので、回復期リハビリテーション病棟は地域屈指の規模なんです」と、お2人。


リハビリテーション室
お次は、広くて開放的なリハビリテーション室へ。「リハビリテーション科には、PT・OT・ST合わせて約120名が在籍していて(2020年11月)、入院中のリハビリだけでなく、外来・訪問・通所リハビリにも対応し、退院後の生活まで支えています。各病棟にはその病棟担当のリハビリスタッフが配置されているので、看護師と密な情報共有ができ、理想的なチーム医療が実践されているんですよ」。


看護部長室
つづいて看護部長室に伺い、清水看護部長にお会いしました。看護部では、人間性を育む教育も重視しているそうですね。「ええ。理念とする『love(愛)ある看護』の提供を目指して、特に指導に携わる中堅以上の職員には、コーチングやリーダー研修などの受講を促しています。研修では、知識や技術プラス人間性も磨き、温かい心で患者様や部下に接して欲しいと考えているんです」と、清水看護部長。


院内研修の様子
「こちらは、院内のラダー別研修の様子です」と、看護部長が写真を見せてくれました。「中途入職者の方は、経験を踏まえた上でラダーを決定し、個人目標の達成につながる外部研修の参加や、認定看護師などの資格取得もサポートしています。現在は、回復期リハビリテーション看護認定看護師が1名在籍しているだけなので、今後はあらゆる領域のスペシャリストを育てていきたいです」。


病棟
病棟に伺うと、看護部の皆さんが集まってくれました。働きやすさはどうですか?「職員間のコミュニケーションが活発で、チームワークが良い職場なので、効率の良い仕事ができています。一般病棟はベッド稼働率が高く、回復期リハビリテーション病棟では高い在宅復帰率を維持しているため、バタバタしてしまう日もありますが、一緒に頑張れる仲間がいるから、忙しさの中にもやりがいを感じています」と、皆さん。


病室
病室を覗くと、新人看護師と先輩が患者様のケアにあたっていました。「入職後は、新卒者にも中途入職者にも教育担当者が付き、こんなふうにマンツーマンのOJTを行っています。技術的な指導はもちろん、メンタル面のケアもしっかりと行い、仕事でミスや失敗をしてもすぐに前向きな気持ちになれるような関わりを心がけています」と、教育担当の先輩。


病棟
つづいて、子育て中のママさん看護師さん達を紹介していただきました。仕事と子育ての両立は順調ですか?「はい。子どもが小さいうちは、日勤常勤や時短勤務を選択できますし、シフトの融通も利きやすい職場なので、子どもと過ごす時間を大切にできています。最近は、産休・育休取得者が増えているため、地域の保育園と提携を結んで、スムーズな職場復帰を応援していく方針なんです」と、ママさん看護師達。


病棟
各病棟には、患者様の生活サポートを担う看護助手さんも多く活躍しているそうです。「年々入院患者様の高齢化が進んでいるため、病棟ごとに看護助手を10名以上配置し、看護師が本来の業務に専念できる環境を整えています。看護助手は、無資格・未経験から挑戦できる職種で、身体介助やおむつ交換などの介護スキルは、働きながら学べるようにサポートしているので安心してくださいね」と、お2人。


スタッフステーション
スタッフステーションへ行ってみると、多職種カンファレンスが行われていました。「当院では、定期的に多職種による話し合いの場を設け、チーム医療でスムーズな退院を実現しています。職種を超えた意見交換が日常的に行われているため、部署の垣根がなく、他職種とも気兼ねなく話ができる風通しの良さがあるんです」と、皆さん。


AMATの訓練の様子
最後は、病院全体で力を注ぐ「AMAT(全日本病院協会災害時医療支援活動班)」の訓練について紹介していただきました。「災害医療のニーズにも応えるべく、各部署からAMAT隊員を育て、院内で2チーム結成しています。結成時には、災害医療に熱心なグループ病院からアドバイスを受けられ、とても助かりました」と、お2人。所属の「伯鳳会グループ」は、全国にさまざまな病院・介護施設を運営していて、グループ内交流が非常に盛んなのだそうです。今日はありがとうございました。

帰り道

――おつかれさまでした。豊かな人間性を育む教育を重視する病院。いかがでしたか?
- 新人さんを大切に育てていくため、指導に携わる中堅以上の看護師は、コーチングやリーダー研修を積極的に受講しているそうです。そのような研修でコミュニケーション技術を高めているからこそ、職員同士の信頼関係が生まれ、円滑な仕事や、チームワークの良さにつながっていると感じました。
――見学中に印象に残ったことはありますか?
- 看護部は20代後半~30代が中心で、若いスタッフさんが多く活躍している印象を受けました。最近、結婚・出産を予定している方が増えているそうで、現状の子育てサポートの「保育料補助」に加えて、近いうちに地域の保育園との提携を予定しているそうで、よりワークライフバランスに配慮した職場環境を整えていく方針なのだとか。
――では、ここはちょっと、というところは?
- 看護部長からは、「それなりに忙しさのある職場です」と、正直なコメントをいただきました。でも、スタッフの皆さんは職場環境に満足していて、残業代もきちんと支給されるため、忙しさに不満を抱えていないようでしたよ。
――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。
- 2021年4月からは、全職種のユニフォームをリニューアルする予定なんだんとか。カラフルで明るい色のユニフォームになるそうで、職場がさらに賑やかな雰囲気になると思います。
看護技術も人間力も高めていきたい方
信頼できる仲間に囲まれて、チーム医療を学びたい方