
通勤しやすさ・残業の少なさ・子育てとの両立のしやすさは、働く上でどれも大事にしたいポイントですよね。駅近の立地が魅力の「青葉病院」は、毎日ほぼ定時退勤が可能で、結婚・出産後もいきいきと活躍する看護師が多いとのこと。首都圏で多くの病院・介護施設を運営する大坪会グループの一員で、地域のためにさまざまな進化を続けているそうなので、さっそく見学に行って働く魅力を見てきます。
- 形 態
- ケアミックス型病院
- 所在地
- 東京都世田谷区/三軒茶屋駅
- 病床数
- 87床(特殊疾患病棟60床、乳腺外科病棟27床:化学療法室4床含む)

玄関
「青葉病院」があるのは、東急田園都市線「三軒茶屋駅」北口Bを出てすぐ。駅徒歩0分と言ってもいいくらいの場所で、雨の日の通勤もストレスになりません。玄関では、特殊疾患病棟勤務(写真中央)と乳腺外科病棟勤務(写真右・左)の看護師さんたちが迎えてくれました。「駅近の立地は大きな魅力で、都内だけでなく、埼玉や神奈川から通うスタッフもいます。また、近くにグループ合同の職員寮が複数ありますよ」。

一般外来フロア
1階の一般外来に伺うと、大きなプロジェクションマッピングを発見。「以前は慢性期医療に特化した病院でしたが、院内リニューアルを進めて病院の方向性を転換しました。2023年4月には乳腺専門医の新院長を迎えてブレストセンターを開設し、女性の健康を支える医療を強みとしていて、気軽に受診してほしいという想いから、プロジェクションマッピングは通りからも見える設計です」。

ブレストセンター乳腺外来フロア
2階にブレストセンターの乳腺外来があり、放射線技師(写真中央)と臨床検査技師(写真右)のお2人にお会いしました。「ブレストセンターは女性専門なのでスタッフもみんな女性です。乳腺疾患の診療に特化した部署で、乳がん検診から入院治療・手術、化学療法まで一貫して対応できる体制を整えています。ブレストセンターは大学病院のような大規模病院にあることが一般的で、当院のような地域密着型病院で開設した例は珍しいんですよ」。

ブレストセンター化学療法室
6階・7階もブレストセンターとなっていて、23床の入院設備に加えて、4床の化学療法室も完備されています。「高度な精密検査が必要な場合は地域の医療機関と連携していますが、それ以外は当院で完結するように、乳房切除術や乳房再建術などに対応できる手術室も完備しています。基本的に予定入院・予定手術のみなので、スケジュール通りに仕事がしやすい部署です」。

ブレストセンター化学療法室
化学療法室の一角では、看護師さんが装置を使用して患者様のケアを行っています。こちらの装置は何ですか?「抗がん剤治療の副作用の1つである脱毛を軽減し、発毛のスピードを早める『頭皮冷却装置』です。抗がん剤治療を受けている患者様の精神的負担を軽減できるよう、2024年6月に導入しました。最近は、頭皮冷却療法を目的に来院される患者様も多いんですよ」と、看護師さん。

特殊疾患病棟
特殊疾患病棟では、ケアワーカーさんが活躍していました。「特殊疾患病棟は60床あり、3階・4階・5階に分かれています。看護師だけでなく、入院患者様の生活支援や環境整備を担うケアワーカーの採用も強化していて、未経験の方も大歓迎です」と、看護師さん。特殊疾患病棟には長期入院の患者様が多く、生活の場としての療養環境づくりに力を入れているそうです。

病室
病室で、患者様のケアが始まりました。特殊疾患病棟ではどんなスキルが求められますか?「重度の肢体不自由の方や、脊髄損傷・意識障害などの重度障害をお持ちの方、神経難病の方などが入院されているので、言葉での意思疎通が難しい方も多く、小さな変化に気付く観察力が求められます。また、看護師もオムツ交換や入浴介助などに携わるので、介護スキルも磨くことができますよ」。

スタッフステーション
お次は、スタッフステーションへ。「入職後は、こんなふうにサポート役の先輩が付き、マンツーマンの丁寧なOJTを行っています。看護部は中途採用がメインで、キャリアに応じた指導計画を立て、業務に慣れるまで先輩がフォローするので安心してくださいね。ひとり立ち後も、わからないことがあれば近くの先輩に気軽に質問・相談できます」。

乳腺外科病棟
「私たちは子育てをしながら働いているんです」と、看護師さんお2人が職場の魅力を教えてくれました。「子どもが小さいうちは土日休みの勤務や、日勤常勤・時短勤務・パート勤務の選択も可能で、近隣にグループ合同の保育室も用意されています。子どもの急な体調不良でお休みする際も理解があるほか、残業がほとんどなく有休も取りやすいので子育てと両立しやすい環境です」と、ママさんお2人。

防災訓練の様子
「こちらは防災訓練の様子です」と、写真を見せてくれました。「当院は、災害対策委員会が中心となって、院長や事務長と連携しながら、災害に強い病院づくりに力を注いでいます。ベランダには BCP対策の非常用発電機を複数台備えるなど、災害発生後3日間は自力で持ちこたえるための物資の備蓄や防災対策に取り組んでいます」。

ブレストセンター乳腺外来フロア
最後は、スタッフのみなさんが集まってくれました。とても和気あいあいとした雰囲気ですね。「ええ、部署の壁を感じない風通しの良い人間関係が築かれていて、他職種ともコミュニケーションが活発なので、質の高いチーム医療が実現しています。院長や看護部長、看護師長なども気さくで親しみやすい人柄で、現場との距離が近いですよ」と、みなさん。魅力的な職場ですね!今日はありがとうございました。
帰り道

- ――お疲れさまでした。通勤しやすく、残業も少なく、子育てとの両立もしやすい病院、いかがでしたか?
- 「三軒茶屋駅」北口Bを出てすぐの立地は本当に魅力的で、スタッフのみなさんから大好評でした。救急車を受け入れておらず、基本的に予約入院・予約手術のみなので、計画通りに業務が進み、毎日ほぼ定時に退勤できるんだとか。保育室などの子育てサポートも整っていて、子育て中のママさんもいきいきと活躍していました。
- ――ブレストセンターはどうでしたか?
- 専門性の高い部署ですが、看護師は乳腺外科未経験者が多く、みなさんイチから学んでいました。院長が教育熱心で、将来的にはこちらで乳がん認定看護師を育てていけるようにスキルアップ環境を充実させているのだとか。また、頭皮冷却装置などの最先端の機械も導入しているため、乳がんに関する最新の知識を身に付けたい方には最適です。
- ――では、ここはちょっと、というところは?
- 病棟は特殊疾患病棟と乳腺外科病棟のみなので、幅広い領域の看護の経験が積みたいという方には合わない職場かもしれません。一つの分野を深めていきたい方や、強みとなる専門性を身に付けたい方にはぴったりだと思います。
- ――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。
- 大坪会グループの三軒茶屋地区には、三軒茶屋病院・三軒茶屋第一病院・東都三軒茶屋リハビリテーション病院があり、全体の看護局を設立しているとのこと。グループ合同の新人研修や管理職会議を行ったり、忙しいグループ病院に応援勤務に行ったりと、距離の近さを活かして支え合っているそうですよ。
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